【調査】スマホの国内普及率28.2%、携帯・スマホマネーは4兆円超で前年比70.9%増

スマホの普及率

日経BPコンサルティングは「携帯電話・スマートフォン“個人利用”実態調査2013」の結果を公表した。調査では、携帯電話・スマートフォンの普及率や市場規模などを明らかにしている。

意外と低い? スマホの普及率

同調査は2013年7月8~16日の期間に実施され、全国の男女4,400人から回答を得た。まず、携帯電話とスマートフォンの所有状況を尋ねたところ、少なくとも1台はスマートフォンを利用していると回答した人の比率(利用率)は、全回答者の39.4%となった。

前回調査(1年前)の26.2%から13.2ポイント伸びており、特に30歳代以下の伸びが顕著。男性の15~19歳と女性の15~24歳のスマホ利用率は60%を上回っている。

この利用率について、総務省の人口統計を用い国内人口構成に合うように補正して普及率を算出したところ、国内スマホ普及率(総人口比)は28.2%と推定されたという。

急拡大するスマホ流通マネー

スマホの市場規模

また、携帯電話やスマホを介して利用しているサービスやコンテンツへの支払額について尋ねた結果、流通している金額は年間総額(2013年7月時点)で4兆2213億円と算出できたという。前回調査から1兆7515億円増となり、前年比で70.9%増と急拡大している。

とりわけ伸びたのがオンラインショッピングで、市場規模は2兆1285億円と全体の約半分を占め前年の1.9倍となった。なお、市場規模を算出した9分野のうち8分野で市場が拡大したものの、唯一、音楽コンテンツのみが縮小しているのは注目だ。