パナソニックは、不振が続く国内個人向けのスマートフォン事業から撤退する方針を固めた。NHKが報じている。
パナソニックのスマホ事業は、iPhoneなどの好調に加え、ドコモ2013年夏モデルのXperiaやGALAXY端末を優遇する「ツートップ戦略」などにより、2013年4月~6月の決算で54億円の営業赤字と状況が悪化している。このため、今後も業績の改善は難しいとして、同事業から撤退するという。
報道によれば、2014年3月までにマレーシアの工場でのスマホ生産を打ち切るほか、今冬以降、ドコモ向けの新製品の供給を見送る模様。一方で、法人および海外向けスマホやフィーチャーフォン事業は継続する見込みだ。
なお、同じく苦境に陥っていた国内勢のうち、NECはすでにスマホ事業からの撤退を発表している。