ソーシャルゴミ拾いプラットフォーム「PIRIKA(ピリカ)」を通して、世界中でゴミ拾いの輪が広がっている。ピリカはアイヌ語で「きれい」を意味する言葉。
誰でも簡単に参加できる
専用アプリの使い方はとても簡単で、道端でゴミを見つけたら拾って撮影し、ピリカへ投稿したのちゴミを捨てる。たったこれだけの簡単な行動で、誰もが簡単にボランティア活動に参加できるのだ。
各所で拾われたゴミはリアルタイムに更新され、毎日タイムライン上では何千個ものゴミが拾われる様子を確認することができる。ゴミを拾ったユーザーに対し「ありがとうボタン」でお礼の気持ちを伝えることも可能だ。
善行の見える化が世界で評価される
日本で生まれた小さなゴミ拾いの輪は世界中に広がり、今やピリカを通じて拾われたゴミの数は世界67カ国で82万個を突破している。環境活動への貢献を評価され、2013年6月ドイツのベルリンで開催された「エコサミット2013」では見事に金賞を受賞した。
現在ピリカでは、環境専門ポータルサイト「環境goo」と連携し、「富士山のゴミを377,600個拾おうキャンペーン」を実施中だ。善い行いを可視化することで、世界遺産がより美しくなることにつながるのかもしれない。