動画配信サービス「U-NEXT」では、月額会員に毎月1200ポイントが付与されます。これに加えて「ポイントバックプログラム」を使えば最大で40%のポイント還元が受けられ、より有効にポイントを利用することができます。
この記事では、U-NEXTのポイントバックプログラムの仕組みや利用できる条件などを詳しく解説。お得なポイントの使い方を具体的に紹介します。
U-NEXTのポイントバックプログラムの仕組み

ウェブサイトからレンタル(購入)する場合、クレジットカードを登録しているとボタンを押した時点で即時決済されるため要注意
U-NEXTでは、独自のポイント「U-NEXTポイント」を使って1ポイント=1円で見放題以外の有料作品を観たり、映画の割引チケットに交換したりできます。
U-NEXTポイントは、月額プランを利用していれば毎月1日に1200ポイントが付与されるほか、必要なポイントをチャージできる「ポイントチャージ」や、U-NEXTの課金対象サービスの利用でポイントが還元される「ポイントバックプログラム」でも獲得できます。
ポイントバックプログラムが適用されるのは月額プラン利用者で、ポイントバックされるのはU-NEXTポイント以外の方法で書籍・購入作品・レンタル作品を課金利用した場合です。
なお、ポイントの還元率は決済方法によって異なるので注意が必要です。以下でポイントバックプログラムについて詳しく解説します。
他社提供のサービスに注意
関西電力と提携した「with U-NEXT でんき」やインターネットサービスブロバイダSo-netと提携した「U-NEXT for So-net」など、U-NEXTと提携している他社サービスでは、それぞれ独自の料金プランを展開しており、無料期間や付与ポイントが異なります。
たとえば、通常U-NEXTでは初回登録時に600ポイントが付与されますが、U-NEXT for So-netでは2000円分のポイントが付与されます(2023年9月時点)。自分の登録方法を確認してポイントを正確に把握しましょう。
クレジットカード決済で最大40%ポイント還元
U-NEXTでは、初回無料トライアル申し込み時に600ポイント、無料期間終了の翌日に1200ポイント、以降は毎月1日に1200ポイントが付与されます。配布されたポイントで足りない場合、ポイントチャージによってポイントを追加することも可能ですが、ポイントチャージはポイントバックプログラムの対象外です。
ポイントの還元率が最も高い(40%)のは、クレジットカード決済による作品購入(レンタル)になります。「ヤマダビデオ Powered by U-NEXT」を通じてU-NEXTに登録しているユーザーは、クレジットカード決済のほか、ヤマダポイント決済でも40%分のポイントが還元されます。いずれかの方法でコンテンツを1000円分レンタル(購入)すると、後日400ポイントが獲得できるというわけです。
Uコイン決済をした際のポイント還元率は20%で、3パターンともポイントバックされるのは決済から32日後になります。
次のタイミングでのポイント付与はありません。
- 月額プランを再開した日
- 無料トライアル中の月初1日
ポイント購入以外の方法で書籍・購入作品・レンタル作品を利用してポイント還元


U-NEXTでは見放題以外にも、個別課金の動画や電子書籍が多数提供されています(「P」マークが目印)。これらの有料作品を利用した場合に、支払方法によって最大40%のポイントが還元されます。

ポイント利用以外の価格がポイント還元される
ただし、作品購入時にU-NEXTポイントを使用する際はポイントバックプログラムが適用されません。ポイントとクレジットカード決済等を併用する場合は、ポイント使用分以外の金額がポイント還元対象になります。
また、ポイントバックプログラムを利用できない決済方法や、還元率の低い決済方法もあるので注意が必要です(後述)。
ポイントバックプログラムの還元率
ポイントバックプログラムの対象となる決済方法と還元率は以下の通りです。通常クレジットカード決済の場合に、最もお得な40%分のポイントが還元されます。
決済方法 | 還元率 |
---|---|
クレジットカード決済 | 40% |
ヤマダポイント決済(ヤマダビデオ Powered by U-NEXT) | 40% |
Uコイン決済 | 20% |
また、以下の決済方法はポイントバックプログラムの対象外なので注意が必要です。
- d払い
- auかんたん決済
- ソフトバンクまとめて支払い
- ワイモバイルまとめて支払い
- 楽天ペイ
- Google Play課金(Androidアプリ決済)
- Amazon決済


Uコインとは、iOSアプリ限定のU-NEXT専用コインです。ポイントが不足している場合、iOS版のU-NEXTアプリ上ではポイントをチャージすることができず、アプリ内課金で専用コイン「Uコイン」をチャージしなければなりません。
ポイントと同じように1コイン=1円で作品の購入時に使用できますが、Uコインの購入金額は、U-NEXTポイントよりも1ポイントあたり約1.2円ほど割高に設定されています。
ポイントの有効期限と失効予定ポイントの確認方法
付与されたポイントの有効期限は、獲得から90日間です。ポイントチャージで追加したポイントは、チャージから180日間有効となります。失効予定ポイントは以下の方法で確認できます。
ブラウザから確認する方法


メニューボタン
をタップし、 を選択します。
付与予定ポイントと失効予定ポイントが同一画面で確認できます。
アプリから確認する方法

右上の人型アイコンをタップして、「マイページ」を表示します。

Androidの場合

iOSの場合
「マイページ」で
をタップします。
Androidの場合

iOSの場合
付与予定ポイントと失効予定ポイントが同一画面で確認できます。
U-NEXTポイントバックプログラムの注意点
最大40%のポイントが還元されるお得なポイントバックプログラムですが、対象外の決済方法やコンテンツがあるなど、注意点もいくつかあります。ここでは、ポイントバックプログラムを利用するにあたって注意したい点をまとめます。
ポイントバックプログラム対象外の決済方法がある
U-NEXTで利用できる決済方法のうち、ポイントバックプログラムが利用できるのは「クレジットカード決済」「Uコイン決済」です。「ヤマダビデオ Powered by U-NEXT」を通じてU-NEXTに登録しているユーザーは、クレジットカード決済またはヤマ
ダポイント決済でもポイント還元が受けられます。この3種類以外の決済方法ではポイントバックプログラムを利用できません。
ポイントは即時還元ではなく、付与されるタイミングが決済日から32日後である点にも注意が必要です。
ポイントバックプログラム対象外の商品がある
以下のサービスは、ポイントバックプログラム適用外となります。
- NHKまるごと見放題パック
- 映画館クーポン
- ライブコンテンツ購入
- ポイントチャージ
- Uコインチャージ

アプリ版

ブラウザ版には「ポイントバック対象外」の表示がない
アプリ版のU-NEXTでは「ポイントバックの対象外です」という注意書きがありますが、ブラウザ版のU-NEXTではそういった案内がありません。ブラウザ版ではポイントバックされる場合のみ表示されるので、ポイントバックの対象になっているかどうかよく確認してから購入しましょう。
「SPOTV NOWパック」の新規申込、自動更新の受付は2024年6月10日をもって終了します。
U-コイン決済は割高な上、ポイント還元率も低い


iOSアプリ限定のU-NEXT専用コイン「U-コイン」で決済した場合もポイントバックの対象になります。iPhoneユーザーにとって手軽な決済方法ではありますが、還元率が20%とクレジット決済などに比べて低いのが難点です。
また、Uコインの購入金額が1コインあたり約1.2円ほど割高に設定されている点にも注意が必要です。
U-NEXTポイントを上手に使う方法
U-NEXTでは毎月1200ポイントが付与されます。ポイントを貯めるだけでも、映画館で使えるクーポンと交換したり、ライブ配信のチケットを購入したりとさまざまなサービスに利用できますが、ポイントバックプログラムを使えばさらにお得にU-NEXTのコンテンツが堪能できます。
ここでは、U-NEXTポイントを上手に使う方法をいくつか提案します。
U-NEXTポイントの使い道

ポイント作品

電子書籍

有料ライブ配信
U-NEXTでは動画・電子書籍・ライブ配信など、さまざまな有料コンテンツが用意されています。「P」「ポイント」と記載されている作品が、ポイントを消費して利用できる作品です。U-NEXTポイントのおもな使い道は、このU-NEXT内コンテンツの購入です。
その他にも、映画鑑賞券や映画館での飲食・グッズ割引券にも交換可能です。U-NEXTポイント1500ポイントで映画チケット1枚と交換できるので、大手シネコンの通常料金よりもお得に映画が観られます。
また、U-NEXT内で視聴できるNHKオンデマンドの見放題サービス「NHKまるごと見放題パック」は月額990円で利用できますが、このサービスを利用するのに毎月自動的にポイントを消費することもできます。
ただし上述のとおり、ポイントバックプログラムが適用される範囲には注意が必要です。
- U-NEXTの「ポイント」作品を視聴する
- 電子書籍を購入する
- 映画館の割引クーポンを発行する(ポイントバックプログラム適用外)
- ライブ配信チケットを購入する(ポイントバックプログラム適用外)
- 「NHKまるごと見放題パック」の月額利用料金に充てる(ポイントバックプログラム適用外)
U-NEXTポイントのお得な使い方の例
U-NEXTの初回無料トライアル登録時に付与される600ポイント+クレジット決済3000ポイント(+後日ポイントバック1200ポイント)の合計4800ポイントを、筆者は次のように利用してみました。
- 映画チケット(1500ポイント)
- 舞台『魔法使いの約束 第3章』(998ポイント)
- オリジナル漫画『五十嵐夫妻は偽装他人3冊』(330ポイント)
- オリジナル漫画『大正やり直し令嬢の恋奇譚3冊』(330ポイント)
- オリジナル漫画『人気俳優、中身はうちの猫。3冊』(330ポイント)
- 電子書籍『ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部』(1200ポイント)
この他にも、ポイントの有効活用例をいくつか紹介します。映画チケットのほか、ライブ映像や舞台コンテンツ、U-NEXT先行配信のオリジナルマンガなど、興味の幅次第で使い方は無限に広がります。
映画チケット+ポイント作品に利用する


U-NEXTポイントは1500ポイントで映画チケット1枚と交換できます。映画館の大人の通常料金に比べて、400円〜500円ほど安く映画を観ることができ、映画館によっては飲食の割引もあって大変お得です。
また、U-NEXTで配信されるコンテンツの新作・準新作の多くはポイント作品です。余ったポイントを映画やドラマのレンタルに使用すれば、常に最新の作品をチェックできます。
【ポイント使用例】合計4770ポイント
- 映画チケットの購入(1500ポイント)
- 飲食・グッズ割引券(400ポイント)
- ドラマ新作レンタル(330ポイント消費作品×3本)
- 映画新作レンタル(390ポイント消費作品×2本)
- 邦画新作レンタル(1100ポイント消費作品×1本)
電子書籍(コミック)の購入に利用する


U-NEXTの大きな特徴のひとつは、動画配信サービスでありながら電子書籍も楽しめるという点。U-NEXTポイント以外の方法で電子書籍(コミック)を購入すれば、ポイントバックプログラムによって20%〜40%のポイントが還元されるため、上手に活用すれば還元ポイントでまた新しい本が購入できます。
ただし、続巻の多い漫画などは1回分の還元ポイントでは購入しきれない場合もあります。目安としては今回の範囲で単行本が6冊~8冊買えるといったところでしょう。一部無料になっている場合もあるので注目です。U-NEXT独占先行配信のオリジナル漫画もあります。
【ポイント使用例1】合計4606ポイント
- 単行本A:1巻~5巻(3290円)
- 単行本A:6巻・7巻(1316円)
【ポイント使用例2】合計4763ポイント
- 単行本B:1巻~3巻(無料)
- 単行本B:4巻~8巻(3300円)
- 単行本B:9巻・10巻(1320円)
- 単話配信C:1話~3話(無料)
- 単話配信C:4話(143円)
ライブ配信チケットに利用する


公演によっても異なりますが、ライブ配信は3000〜4000ポイントほどで購入できます。
アーティストのライブ映像のほか、2.5次元舞台などの演劇や声優舞台が豊富で、特に宝塚歌劇のコンテンツは非常に充実しています。宝塚ファンにとっては見逃せない、と言ってもいいかもしれません。
【ポイント使用例】合計4710ポイント
- 宝塚公演ライブチケット(3500ポイント)
- 宝塚公演アーカイブ動画(880ポイント)
- 公演トークショー・座談会(330ポイント)
U-NEXTのポイントバックプログラムに関するよくある質問とその答え
U-NEXTのポイントバックプログラムに関するよくある質問とその答えについてまとめています。
U-NEXTで還元されたポイントはいつ反映される?
ポイントバックプログラムで還元されたポイントは、決済日から32日後に付与されます。
付与予定日は以下の方法で確認が可能です。



公式サイトのメニューボタン
から を選択します。次画面に付与予定ポイントと付与予定日が表示されます。U-NEXTポイントの保有上限はある?
ポイントの保有上限はありませんが、1日の還元ポイントの上限は1万ポイントです。

たとえば漫画を大量に購入した場合など、購入金額が2万5000円以上になっても、還元ポイントの上限は1万ポイントです。たくさん購入する場合は日にちを分けるとよいでしょう。
ファミリーでポイントは共有される?
チャージされたポイントも還元されたポイントも、親アカウントと子アカウントで共有されます。
子アカウントでポイントを使うためには、親アカウントで子アカウントの購入制限設定を解除する必要があります。また、子アカウントではポイントの履歴が確認できないなど、親アカウントに比べて機能に制限があります。
解約後のポイント残高はどうなる?
月額プランを解約しても、ポイントの残高はそのまま残り、有効期限まで使用できます。
レンタルした作品や購入した電子書籍も視聴期間終了まで閲覧できます。ポイントの購入も可能ですが、ポイントバックプログラムは利用できません。ポイントを使ってNHKまるごと見放題パックを利用していた場合、U-NEXTの月額プランを解約しても自動解約されることはありません。別途解約手続きが必要です。
また、「退会(アカウント削除)」の手続きをしてしまうと、すべてのサービスが利用できなくなります。
本ページの情報は2023年9月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。