ソフトバンクからワイモバイルは端末残金があっても乗り換えできる？

ソフトバンクで端末を割賦契約（分割払いで契約）した場合、端末返却まで1年間または2年間は支払いを継続しなければなりませんが、支払い期間中にソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えたい人も多いのではないでしょうか。

本記事では、「ソフトバンクの端末残金がある状態でワイモバイルへ乗り換えられるのか」「残債の支払いはどうなるのか」という疑問に対して、詳しい回答をまとめました。ワイモバイルでSIMのみ契約するときの料金プランや特典、ソフトバンク解約後に端末残金や支払い回数を確認する方法についても解説します。

ソフトバンクで分割購入した端末の支払い残金がある場合でも、回線を解約したりワイモバイルへ乗り換えたりすることは可能です。

ただし、ソフトバンク回線を解約すると端末残金が免除されるわけではなく、ソフトバンク契約時と変わらず分割払いの請求が届きます。ソフトバンク解約後の端末の扱いは次の3パターンに分かれます。

1. 端末返却時期まで分割払いを続ける
2. 一括払いに変えて端末を買い取る
3. 13カ月目や25カ月目など端末返却時期に到達していれば、専用サイトで端末返却を申し込む

端末残金の確認方法や一括払いへの変更方法、端末返却方法については、「ソフトバンク端末の支払い残金確認や端末返却申し込みの手順」で解説しています。

ソフトバンク解約後に、端末の残りの支払い金額や支払い回数を確認する方法、端末を返却する方法を紹介します。

ここでは、ソフトバンク解約後90日以内に使える手順を記載しています。ソフトバンク解約から91日以上経過している場合は専用サイトにアクセスしなければなりません。専用サイトへのアクセス手順は後述しています。

端末の残金や支払い回数を確認するときは、My SoftBankの専用ページにアクセスし、SoftBank IDとパスワードでログインします。

ログインが完了するとソフトバンクの利用料金が表示されるため、[明細を見る]をタップ。「請求情報・設定」タブを選択し、「機種代金・アクセサリー代金」の[確認する]をタップすると、端末の残金や残りの支払い回数、割賦契約日などを確認できます。

ソフトバンク回線契約中や回線解約後から90日以内であれば、My SoftBankから一括払いに変更できます。回線解約から91日以上経過しているときは、専用サイトに機種契約番号とパスワードでログインし、「分割支払い情報」から手続きを進めましょう。

なお、一括払いに変更すると再度分割払いに戻すことはできず、「新トクするサポート＋」や「新トクするサポート」の特典が使えなくなる点には注意が必要です。

「新トクするサポート＋」や「新トクするサポート」を使って端末を返却するときは、My SoftBankから申し込みをおこないます。

My SoftBankにログインしたら、「契約管理」をタップ。契約・オプション管理のページが開いたら「オプションサービス」の項目まで画面を下にスクロールします。「新トクするサポート」の[特典を利用する]を選択し、画面の指示に従って端末の返却を申し込みましょう。

返却申し込みから1週間後に指定の住所に送付キットが送られます。送付キットが届いたら端末を初期化し、送られてきた添え状に必要事項を記載のうえ、端末と添え状を梱包してポストに投函します。

ソフトバンク回線の解約から91日以上経過しているときは、専用サイトから端末残金の確認や端末返却の申し込みをおこないましょう。

専用サイトには、SoftBank IDではなく機種契約番号とパスワードでログインします。機種契約番号は、申込内容確認書や請求書に記載されています。書類が手元にないときは、専用サイトの「機種契約番号がわからない方はこちら」をタップし、ソフトバンク契約時に設定した4桁の暗証番号とIMEIを入力しましょう。

ここでは、端末残金がある状態でソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるときに生じがちな「ワイモバイルでSIMだけ契約できる？」「乗り換えたら端末の補償サービスはどうなる？」といった疑問に対して回答をまとめています。

ワイモバイルでは、端末を契約せずに（ソフトバンクで支払っていた端末を持ち込んで）SIMのみを契約することも可能です。

現在、ワイモバイルで新規受付中の料金プランは「シンプル3」です。プランを契約するときは、S（5GB）・M（30GB）・L（35GB）の3種類のデータ量からいずれかを選択します。SIMカードとeSIMどちらもワイモバイルオンラインストアでの申し込みに対応しており、eSIMなら最短申し込み日当日から利用できます。

ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるときは、「基本料初月0円特典（ワイモバイル）」が適用されます（現在利用中のソフトバンク回線に「基本料初月0円特典（ソフトバンク）」が適用されたことがある場合は対象外）。また、ワイモバイル通信料の支払いにPayPayカードを使うと1回線あたり1100円相当のPayPayポイントをもらえる「契約事務手数料特典」もおすすめです。

下記の記事では、ソフトバンクからワイモバイルへお得に乗り換えられるキャンペーンや乗り換え手順、ベストな乗り換えタイミングなどを解説しています。

ソフトバンクの端末返却プログラム「新トクするサポート＋」や「新トクするサポート」（2025年10月16日をもって新規受付を終了）で13カ月目に端末を返却する場合、端末購入から端末返却時の査定完了まで「あんしん保証パックサービス」に加入していなければなりません。

ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えると、「あんしん保証パックサービス」が解除されるのではないかと懸念している人もいるかもしれませんが、ソフトバンク回線を解約しても、「あんしん保証パックサービス」は自分で解除しない限り継続されます。「あんしん保証パックサービス」が自動解除となるのは、「新トクするサポート＋」や「新トクするサポート」で端末の返却が完了したタイミングです。

何らかの事情により、ワイモバイルへ乗り換えたあとに「あんしん保証パックサービス」を解除したいときは、専用サイトに機種契約番号とパスワードでログインし、「オプション」から手続きを進めます。