楽天カードで決済後に「分割払い」や「ボーナス払い」への変更はできる？ 実際の申し込み方法も解説

突然の出費や旅行が重なり、予定よりも多い支出になってしまった──そんなとき、選択肢にあると助かるのがクレジットカード決済後に「分割払い」に変更できるシステムです。カード支払い時に「今日は分割払いにしよう」と瞬時に判断できればいいですが、今月のカード利用分がイメージできず判断できないことも往々にしてあるでしょう。

そこで本記事では、楽天カードで決済後に「分割払い」「ボーナス払いに設定」に変更できるのか、詳細を解説していきます。

楽天カードでは、すでに決済をした支払いに対して後から分割払いにできる「あとから分割払い」があります。当月の支払い額が確定する前に、分割払いを設定して利用額を調整できる便利なサービスです。

「あとから分割払い」の利用にはいくつかの条件があるので、それぞれ解説していきます。

当月分の請求額に対して「あとから分割払い」を適用させるには、最長で当月24日までに手続きを済ませる必要があります。この締切日は、引き落とし口座に登録している金融機関によって前後します。

上記は一部の代表的な金融機関の締切日をまとめたものです。支払いの締め日が近いタイミングでも、あとから分割払いへ変更できるのは助かるポイント。祝日などで締切日が変動する可能性があるので、前もって設定しておくと安心でしょう。

「あとから分割払い」は、ショッピング1回払いの利用分に限り適用可能です。店頭やオンラインストアなどですでに2回以上の分割払いで買い物をしている場合は、「あとから分割払い」の対象外となるので注意してください。

また、「あとから分割払い」に設定できる回数は3回〜最大36回まで。手数料無料の2回払いには設定できないため、必ず手数料が発生します。

分割払い返済シミュレーションを利用して、実際の手数料の算出が可能です。利用予定金額と支払い回数を決めて［計算する］を選択すると、分割手数料のほか、支払総額や初回の分割支払い額などがわかります。高額の支払いを分割払いに変更するときなどは、手数料も自ずと高くなってしまうため、事前にシミュレーションで計算しておくといいでしょう。

「あとから分割払い」は、50円以上の支払いに対して設定が可能です。ただし、前述でも解説したとおり、あとから分割払いの利用では必ず手数料が発生します。引き落とし日に影響を及ぼす支払いにのみ「あとから分割払い」を適用させて、少しでも手数料を抑えるのが得策です。

実際に「あとから分割払い」を利用する手順を解説していきます。

楽天e-NAVIへアクセス後、楽天会員へログインをしたら［支払サポート］ボタンをタップし［あとから分割払い］を選択します。

楽天カードアプリを使う場合は、アプリを開いてすぐの画面（「ご利用明細」タブ）で［分割払い］ボタンをタップしてください。

「あとから分割払い」が適用できるショッピング明細が表示されます。ここで分割払いに変更したい明細を選び、画面左側のプルダウンメニューから回数を設定します。この時点で支払い総額や手数料などが表示されるので、確認後［分割払い確認画面へ］を選択してください。

確認画面で支払い予定の変更分（分割申し込み分）が表示されるので、最終的な支払い総額と手数料をチェックしましょう。設定に問題がなければ、［分割払いに申し込む］をタップして完了です。

分割払いへ申し込むと、受付完了メールが登録アドレス宛てに届きます。この時点で分割払い設定が完了し、以降の再調整（回数を変えたり、もとの支払い回数に戻すなど）はできなくなります。

楽天カードでは、決済後に「ボーナス払い」に変更できません。

夏や冬ボーナスの時期にまとめて支払いを設定できる「ボーナス払い」は、一部店頭やオンラインショップでの決済時にのみ、申し込みが可能です。

楽天カードで「ボーナス払い」を使う場合は、必ず購入時の支払いのタイミングでボーナス払いへの設定が必要です。楽天カードのボーナス払いは、以下のスケジュールで動きます。

楽天カードの一部加盟店はボーナス払いに対応していないケースもあるので、利用時に確認するといいでしょう。なお、「ボーナス払い」で指定した支払いに関して、支払い月を後から変更することはできません。