ドコモ「らくらくスマートフォン2 F-08E」スマホレビュー・スペック一覧

富士通製の「らくらくスマートフォン2 F-08E」は、わかりやすいタッチ操作やUI、従来モデルから明るく進化したディスプレイなどが特徴のシニア向けAndroidスマートフォン。Xi（LTE）にも対応し、月額2,980円の「Xiらくらくパケ・ホーダイ」の料金プランも提供される。

LTE対応、クアッドコア搭載などハイスペックに進化

昨年8月に発売された「らくらくスマートフォン F-12D」の後継モデルとなる「F-08E」は、ディスプレイが4.0から4.3とサイズアップし、通信もXi（LTE）に対応するなどの進化がみられる。

発表会においてはモックの展示のみで実機は確認できなかったが、大きくなったディスプレイの画面は明るくなり、屋外の明るい場所で地図を見たり、撮影した写真をチェックする際なども見やすいという。

また、タッチ操作の向上もはかられており、ボタンのように押した感覚がある「らくらくタッチパネル」の押し感もより快適にチューニングされているようだ。

従来モデル同様、文字が大きく見しやすいメニューや、間違えにくいユーザーインターフェイスなど、初心者でも迷わず使いやすい工夫がはかられている。しゃべってコンシェルも搭載し、乗換案内などの検索、メールや電話などの各種機能も音声で簡単に呼び出せる。

メインカメラは810万画素の裏面照射型CMOS、サブカメラは130万画素の裏面照射型CMOSとなり、高感度センサーおよび高輝度フラッシュを備える。画質も向上したという。

また、QualcommのSnapdragon 600 APQ8064T 1.7GHz クアッドコアプロセッサを搭載し、RAMは2GBとハイエンド並み。内蔵ストレージは8GB、外部メモリは最大64GBのmicroSDXCカードに対応する。

ボディは従来モデルより1mm薄型化し、側面に丸みをもたせたラウンドフォルムで持ちやすい。ホームボタンとサイドの電源ボタンは素材を使い分けることにより、質感にアクセントを加えている。

新料金プラン「Xiらくらくパケ・ホーダイ」

通信はXi（LTE）に対応し、専用のデータ料金プラン「Xiらくらくパケ・ホーダイ」が提供される。

具体的には、通常の「Xiパケ・ホーダイ フラット」の約半額となる月2,980円の定額で、1カ月500MBまでのデータ通信が行えるが、それ以降は当月末まで128kbpsの速度制限が課されるというものだ。

LINEやドコモメールも追加可能

Google Playには対応せず、GmailなどGoogle系のアプリもプリインストールされない。一方、ドコモがらくらくスマートフォン向けに配信するアプリは追加インストール可能。2013年10～12月にはらくらくスマホ用「LINE」アプリも提供予定で、多くのユーザーが利用するLINEで家族や友人とコミュニケーションできるようなる。

バッテリーは2,100mAh、OSはAndroid 4.2を搭載。

防水・防塵、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信などに対応し、防水性能はIPX5,8相当と高い。使い方に迷った場合は「らくらくホン」センターの専門アドバイザーに無料でワンタッチダイヤルできる。なお、NFC、オートGPS、NOTTV、フルセグ、テザリング、おくだけ充電などには非対応となる。

サイズは約130×64×9.9mm、重さは約138g。カラーはゴールド、ブラック、ピンクの3色展開で、発売は8月中旬の予定となっている。

※今回はモックのみの展示のため、実機チェック動画はありません。