シンプルスマホ SoftBank 204SH：レビュー・スペック一覧

シャープ製の「シンプルスマホ SoftBank 204SH」は4.0インチの小型スマートフォン。大きな文字の画面表示と大きなボタンを採用し、タッチパネルの誤操作を軽減する機能なども備えるシニア世代向けモデルだ。

操作性に磨きがかかったシニア向けスマホ

メニュー画面などを大きな文字やボタンで表示するだけでなく、従来のらくらくスマートフォンなどでも拡大できなかったような箇所でも、ルーペのように簡単に拡大表示できる「かんたんズーム」機能を搭載し、見やすさをブラッシュアップしている。

さらに“触れる”と“押す”を判別して誤ってタップすることを防ぐ「かんたん押し感タッチ」など、使いやすさも追求。同機能は、その感度やON/OFFも調整することができる。

ホーム画面には「シンプルラインホーム」を採用し、上下のスクロールだけですべての機能が利用できるようなシンプルなレイアウトを実現。利用頻度の高い電話・メール・ホームボタンは大きなハードキーとなっている。

通話では「トリプルくっきりトーク」を搭載し、周囲の音を感知して騒音を軽減したり、騒音の中でも聞き取りやすい音量に調整できる。そのほか「スマート音声操作」にも対応し、各種機能の操作やメールなどの文字入力が音声で行える。メールの本文を音声で読み上げる機能も搭載し、様々な場面で重宝しそうだ。

ディスプレイは4.0インチWNGA（800×480ピクセル）TFT液晶、メインカメラは約490万画素CMOSカメラ、CPUは1.4GHzのシングルコアを搭載。RAMは1GB、内蔵ストレージは4GB。バッテリーは1,800mAhとなっている。

通信は下り最大14Mbps、上り最大5.7Mbpsの「3Gハイスピード」に対応する。防水・防塵、赤外線通信、ワンセグなどをサポートするが、おサイフケータイ、NFC、テザリング、フルセグなどには非対応だ。Android 4.0を搭載するが、Google Playには非対応でアプリの追加も行えない仕様だ。

今回の「204SH」の発売に合わせ、月額2,980円でパケット通信が可能な専用の定額サービス「パケットし放題フラット for シンプルスマホ」が提供される。なお、これはドコモの「らくらくスパケ・ホーダイ」プランと同額となる。

ただし、毎月のデータ通信量が500MBを超えた場合、請求月末までの通信速度が送受信時最大128Kbpsに制限される。制限解除には別途、2GBごとに2,625円の追加料金がかかる。

サイズは約64×128×12.0mm、重さ130g。カラーはシルバー、ピンク、ネイビーの3色展開。発売日は5月10日の予定となっている。購入者には『初めてのスマホ！かんたん操作ガイド』がその場でプレゼントされるキャンペーンも実施される。

シンプルスマホ SoftBank 204SHを動画でチェック

メール読み上げ機能や音声入力は、スマホ操作が覚束ないユーザーには嬉しい機能ではないだろうか。「かんたん押し感タッチ」の操作性も良好で、ドコモのらくらくスマートフォンと比較しても、タップに余計な力を使わないなど完成度は高い。