Appleは2022年10月18日(米国時間)、iPadとiPad Pro(11インチ・12.9インチ)の新モデルを発表しました。いずれも2022年10月19日より予約受付を開始しており、2022年10月26日の発売を予定しています。
iPad(第10世代)

iPad(第10世代)
第10世代となるiPadは、無印iPadの特徴であったホームボタンを廃止し、10.9インチのLiquid Retinaディスプレイによるオールスクリーンのデザインとなりました。チップにはA14 Bionicを搭載し、前世代よりもCPUが20%、グラフィックスは10%向上しています。

フロントカメラをサイドの縁に配置。横向きの状態でもカメラが正面に
また、iPadシリーズで初めてフロントカメラ(12MP)をサイドの縁に配置しています。これにより、iPadを横向きに置いた状態でビデオ通話や撮影をする際も、正面からカメラを見ることができるようになります。さらにセンターフレームにも対応するため、ユーザーの動きに合わせてカメラの向きを変えるなどして撮影を続けてくれます。バックカメラには4Kビデオの撮影も可能な12MPカメラを搭載しています。
認証方法はTouch IDを採用。ホームボタンがなくなったため、iPad Airと同様にトップボタンにTouch IDセンサーを内蔵しています。ポートは無印のiPadシリーズ初のUSB-Cポートとなっています。
対応するApple Pencilは第1世代のみです。Apple Pencil(第1世代)は、iPad本体にマグネットで取り付けてペアリングや充電をする機能に対応しておらず、かつ、コネクタはLightningとなっています。そのため、iPad(第10世代)とペアリングや充電をするには、「USB-C - Apple Pencilアダプタ(税込1380円)」を利用する必要があります。

iPad(第10世代)は、Wi-FiモデルとWi-Fi + Cellularモデルを用意。Wi-Fi + Cellularモデルでは5G通信にも対応します。ストレージは64GBと256GBから選択でき、本体価格はWi-Fiモデルが6万8800円(税込)から、Wi-Fi + Cellularモデルが9万2800円(税込)からとなっています。カラーバリエーションは、ブルー、ピンク、イエロー、シルバーの4色です。
なお、iPad(第10世代)の発売後も、前世代のiPad(第9世代)はラインナップに残ります。
iPad Pro(11インチ・12.9インチ)

iPad Pro(11インチ・12.9インチ)
新型のiPad Pro(11インチ・12.9インチ)は、最新のAppleシリコン「M2チップ」を採用しています。M2チップは、M1チップよりも最大15%高速な8コアCPUと、最大35%高速なグラフィックスパフォーマンスの10コアGPUを搭載します。3Dオブジェクトの処理や、グラフィクスを駆使したゲームなど、負荷の高い作業もこなすことができます。

ポイント機能では、Apple Pencilが触れる位置をディスプレイの最大12mm上から表示
iPad ProとApple Pencil(第2世代)では、新機能であるポイント機能を利用できます。ポイント機能は、ディスプレイの最大12mm上までApple Pencilを検知できる機能。画面に触れなくてもApple Pencilのポイントが表示されるため、より高い精度でペンを入れられるようになります。
新型iPad Proは最新規格であるWi-Fi 6Eに対応しています。ダウンロード速度は、前世代の2倍となる最大2.4Gbpsとなります。Wi-Fi + Cellularモデルは5G通信も可能です。

新しいiPad Proは、126GB、256GB、512GB、1TB、2TBのストレージを用意。カラーバリーエーションは、シルバーとスペースグレイの2色です。本体価格は、11インチでWi-Fiモデルが12万4800円(税込)から、Wi-Fi + Cellularモデルで14万8800円(税込)から。12.9インチでWi-Fiモデルが17万2800円(税込)から、Wi-Fi + Cellularモデルが19万6800円(税込)からとなっています。