「裏切り王子」の魅力がさらにパワーアップ、待望の新シリーズ『ロキ』(シーズン2)はディズニープラスで配信中

ミステリアスなロキの魅力が満載

マーベルシリーズ(MCU)のヒーローが初めて集結した映画『アベンジャーズ』。この時、ヒーローたちの前に立ちはだかったヴィラン(悪役)が『マイティ・ソー』シリーズから登場したロキでした。

ヴィランでありながらどこか愛嬌があって憎めないキャラクターのロキ。そんな彼の単独主演作が現在ディズニープラスで配信中の『ロキ』です。MCUがフェーズ4以降展開している「マルチバース」に深く関わり、さらに「大ボス」と呼ばれるカーンの存在にも踏み込むなど、重要なシリーズとなる本作。ここでは前シーズンから振り返りつつ、その魅力に迫ります。

シーズン1からの活躍に続く新シーズンでのロキとは

神の国・アスガルドの王子だったロキは、いつも優秀な兄に対して劣等感を抱いていました。国王の座を狙う計画を兄のソーに打ち砕かれたロキは、サノスと手を組み地球制服に乗り出しますが、この野望もアベンジャーズによって阻止されます。その後、ロキは逃げ出すのですが、それがきっかけで新たな時間軸が生まれてしまいます。

ロキが逃亡した先は、正規の時間軸から外れた世界。そこでロキは、「TVA」(Time Variance Authority:時間変動機関)と呼ばれる組織に捕まります。TVAは、ロキのように正規の時間軸「神聖時間軸」から外れた存在を「変異体」と呼び、時間軸を正しく管理するために活動しています。

ロキは、TVAの職員・メビウスの計らいで本来自分が辿るはずだった未来を見せられます。自分の野望を顧みたロキは、新たな一歩を踏み出すためにTVAの任務を引き受けるのです。

新シーズンでは、ロキの身体が突然過去や未来にタイムスリップしてしまう現象が発生。せわしなく色々な時間に飛び交いながら、危機を止めるため、メビウスとコンビで活動することになります。

ロキは宇宙を救えるか?

分岐した時間軸が存在する上に、過去や未来にタイムスリップする設定が印象的な本作。確かに複雑なのですが、作品の魅力の中核は何といってもトム・ヒドルストン演じるロキにあります。

裏切者である自分を後悔しながら、過去を償いたいという思いで必死に頑張る彼の姿に、共感する人は多いかもしれません。決して善人ではないのですが、悪人になりきれない人間くさい部分と茶目っ気があり、そんなロキが四苦八苦しながら物事を解決していく姿に魅了されます。

シーズン2では、メビウスとの息の合ったバディ感が前作以上に強調されます。彼ら2人のコミカルなやり取りも本作の大きな魅力。今回はその2人に加えて、キー・ホイ・クアン演じるエンジニアのウロボロスも加わり、3人の丁々発止のやり取りが楽しめます。

エピソード2では、ロキ演じるヒドルストンの英国紳士らしいスーツ姿も見られ、前作以上にロキの多彩な魅力が発揮されます。もちろん、相手を騙し手玉にとる能力は健在で、要所でひと芝居うつシーンは印象的です。

そんなロキの運命やマルチバースの行方、また征服者カーンがどのように物語に関わってくるのかなど気になる点が多い新シリーズ。今後のMCUの展開に大きく影響する見逃せないエピソードが続きそうです。

マーベル・スタジオの大人気ドラマシリーズ『ロキ』最新作。謎のタイムスリップ現象に見舞われた「裏切り王子」こと"ロキ"が、世界の破滅を防ぐため奔走するタイムトラベルスリラーです。

『ロキ』(シーズン2)を見る(ディズニープラスで配信中)

『ロキ』(シーズン2)のストーリー

マーベル・スタジオの大人気ドラマシリーズ『ロキ』最新作。謎のタイムスリップ現象に見舞われた「裏切り王子」こと"ロキ"が、世界の破滅を防ぐため奔走するタイムトラベルスリラー。

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