ディズニーランドの人気アトラクション「ホーンテッドマンション」。アメリカ本国で1969年に登場し、東京ディズニーランドでは1983年の開園当初から活躍しているお馴染みのアトラクションです。
ディズニープラスでは、この人気アトラクションをテーマにした映画『ホーンテッドマンション』を独占配信中。家族の絆をベースにあの興奮を巧みに再現した異色のアクションアドベンチャーは、お化け屋敷に足を踏み入れるようなワクワク感が存分に味わえます。
アトラクション顔負け、驚きのギミックが満載
舞台はアメリカ、ルイジアナ州のニューオーリンズ。宇宙物理学者の青年ベンは、パーティで知り合った女性アリッサと恋に落ちます。彼女は幽霊ツアーガイドの仕事をしており、物理学者のベンは幽霊の存在など信じていませんでしたが、お互いに「見えないものを可視化する」仕事をしていると感じ、意気投合したのです。
しかし、それから数年後。アリッサは不慮の事故で亡くなり、ベンは生気が抜けたように惰性で幽霊ツアーガイドの仕事を始めます。ベンは幽霊の粒子を撮影できる特殊なカメラを開発していましたが、そんな彼の元に怪しげな神父・ケントが現れます。彼は、ある屋敷に引っ越してきたシングルマザーのギャビーと一人息子のトラヴィスの依頼を受け、ベンに亡霊の住む屋敷を調査してほしいと申し出てきたのです。
ベンは高額なギャラに惹かれて仕事を快諾しますが、屋敷に足を踏み入れた途端、予想だにしない出来事が彼を襲います。
本作の見どころは、なんといっても驚きに満ちた幽霊屋敷でしょう。突然動き出す椅子や秘密の部屋など、「怖いけれど住んでみたら面白そう」と思うような仕掛けが満載。鑑賞中はまるでディズニーランドにいるような気分に浸れます。
999人の幽霊が住みついていることや、1000人目の犠牲者が仲間に迎え入れられようとしていること、水晶玉の中に捉われた降霊術師のマダム・レオタの存在など、すべてアトラクションの設定を踏襲しています。まるで遊園地のお化け屋敷にいるような感覚でスリル満点ですが、子どもたち(12歳以上)も安心して楽しめるファミリー向けのストーリーです。
映画版で描かれるのは、まるで家族のような絆
本作で味わえるのはエキサイティングな気分だけではありません。
ベンは最愛の妻を失い、死後の世界にいる彼女にもう一度会いたいという気持ちが強いあまり、困難な状況に陥ることになります。そんなときに頼りになるのが、屋敷に集まった仲間達や彼と同じように家族を失った人達の存在です。作中にはインチキ神父・ケントとの友情や、父親を亡くしたトラヴィスとのまるで親子のような関係が描かれます。
亡くなった人達は生きている私たちにどう生きていって欲しいと願うのでしょうか。幽霊屋敷の中で繰り広げられる物語は、ベンだけでなく、私達にも死者と生者のコミュニケーションについて多くのことを考えさせてくれます。
『ホーンテッドマンション』を見る(ディズニープラスで配信中)
ある親子が移り住んだ古い屋敷で巻き起こる、奇妙な出来事の数々。あらゆる専門家が集結し、謎に満ちた存在に立ち向かうファンタジーアドベンチャー。
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