スタイリッシュになった3世代目、ドコモ「らくらくスマートフォン3 F-06F」スマホレビュー・スペック一覧

富士通製の「らくらくスマートフォン3 F-06F」は、国内外で支持の厚いシニア向けのらくらくスマホシリーズ3代目となるモデル。無印良品などのアートディレクションを手がける原研哉氏による、シンプルモダンなデザインが光っている。

洗練されたデザインコンセプト

実は今回の展示会場で最も見た目の変化に感銘を受けたのが、このらくらくスマートフォン3だ。丸味を帯びた手になじむデザインを引き継ぎながら、本体色はスタイリッシュな色合いに変更。画面の色と統一したことにより、すっきりときれいに見えるメニュー画面を実現した。シンプルながら、洗練された大人感を演出している。

ホームアプリは、従来のわかりやすく色分けされたメニュー画面のものにも簡単に変更可能。また、ボタン感覚で押せて誤タッチを防ぐ「らくらくタッチパネル」や、相手の声が聞き取りやすい「スーパーはっきりボイス4」など、これまでの安心機能も継承している。

家族や仲間とつながる独自サービス

独自機能としては、メッセージ付きの写真が自動でトップ画面に表示される「ファミリーページ」を備えた。家族が写真とメッセージをファミリーページに投稿すると、手のひらサイズのフォトパネルのように見られる掲示板のような仕組みになっている。

趣味の話題で盛り上がる「らくらくコミュニティ」では、仲間とのつながりも楽しめる。らくらくスマホが発売されているフランスでは、この専用コミュニティが人気だという。このほか、ニュース記事を音声で読み上げる「まいチャネル」というアプリもプリインストール。たとえばウォーキングをしながら、ラジオ感覚で聞くといった使い方ができる。

らくらくスマートフォン3 F-06Fの実機を動画でチェック

主な仕様・スペック

4.5インチのディスプレイはHD解像度（1280×720ピクセル）の有機ELで、明るい屋外などでも見やすくなっている。プロセッサはクアッドコアでRAMは2GB、OSは最新のAndroid 4.4（KitKat）を搭載するなど、“らくらく”とは思えぬ豪華な仕様だ。

810万画素のカメラは、薄暗い場所でも手ブレを防止したり、シャッターを押したタイミングから遅れないゼロシャッター機能なども備える。文字入力は富士通製のARROWS NX F-05Fとほぼ同等の「Super ATOK ULTIAS」を採用している。

Google Playはサポートされないが、dマーケットなどドコモの各種サービスには対応。ただし、LINEへの対応は検討中だという。防水・防塵、おサイフケータイ、赤外線通信、ワンセグに対応するが、フルセグ、VoLTE、NFC、NOTTV、テザリングには非対応。バッテリーは2,100mAh、内蔵ストレージは8GB。

サイズは約137×67×9.9mm、重さは約135g。カラーはレッド、ホワイト、ブラックの3色展開で、8月の発売予定だ。