Samsungは、同社フラッグシップモデルとなる最新Androidスマートフォン「Galaxy S8」「Galaxy S8+」をGalaxy Unpacked 2017で発表しました。4月21日から各国で順次発売されます。
Galaxy S8は5.8インチ、Galaxy S8+は6.2インチで、いずれも2960×1440ピクセル(Quad HD+)の有機ELディスプレイ(Super AMOLED)を採用。側面が湾曲したエッジスクリーンで、ホームボタンは画面上にナビゲーションボタンを表示する(物理ボタンを廃止)スタイル(感圧式)に変更され、ほぼベゼルレスのデザインを実現しています。
さらに、Samusungがインフィニティ・ディスプレイと呼ぶ縦横比が18.5:9の縦長なサイズを採用しているため、大画面ながらかなりスリムな印象を受けます。縦に伸びるタイプのコンテンツ(ウェブサイトやSNSなど)の閲覧に適しており、横向きにすれば映画などの横長ワイドの動画再生時に黒帯になる領域を狭くし、より迫力ある映像を楽しめます。Android 7.0
Galaxy S7シリーズまでディスプレイ下部のホームボタンに配置されていた指紋認証センサーは背面カメラの右に移動。ディスプレイ上部の専用スキャナーを備えたカメラで虹彩認証がおこなえるようになっています。ロック解除では顔認証にも対応します。
Galaxy S8シリーズでは前モデルに引き続き、メインカメラは1200万画素のデュアルピクセル仕様。F1.7の明るいレンズ、大きな1.4μmピクセル、光学式手ブレ補正機能などにより、低照度の場所でも明るくクリアな写真を撮影できるとしています。インカメラは800万画素、F1.7レンズで、質の高いセルフィが撮影可能です。
独自のAIアシスタント「BixBy」も搭載。本体側面のボタンを押すと起動でき、音声コマンドのほか、調べたいものにカメラを向けたりすることで、それを理解してユーザーをアシストする機能を備えます。やりとりを常に学習し、Galaxy S8の各種機能と連携してTPOに合わせたレコメンドなどもおこないます。
プロセッサには世界初搭載となる10nmのチップを採用し、処理性能の向上だけでなく省電力化もはかっています。メモリ(RAM)は4GB、内蔵ストレージは64GBで、最大256GBのmicroSDに対応。バッテリー容量はS8が3000mAh、S8+が3500mAhで、ワイヤレス充電(Qiなど)に対応するほか、充電端子はUSB Type-Cで表裏を気にせず急速充電もおこなえます。Android 7.0搭載。
サイズはGalaxy S8が148.9×68.1×8.0mm、Galaxy S8+が159.5×73.4×8.1mm。重さはそれぞれ155gと173gです。IP68相当の防水・防塵性能も備えます。カラーはS8/S8+いずれも、Midnight Black、Arctic Silver、Maple Gold、Coral Blue、Orchid Grayの5色が用意されます。現時点では、日本での販売は未発表となっています(ただし、日本語の公式ページはあり)。