ワイモバイルでは電話番号からの発信で通話すると、基本的には30秒につき22円かかります。通話する機会が多い人は、通話かけ放題オプション「誰とでも定額+」「スーパーだれとでも定額+」を追加するかどうか迷うかもしれません。
本記事では、ワイモバイルの通話かけ放題オプションについて詳しく解説。通話かけ放題をつけるメリットがある人と、そうでない人の特徴をまとめました。また、通話かけ放題オプションが必要な人向けに、申し込み方法についても紹介しています。
ワイモバイルの通話かけ放題オプションの料金と特徴
ワイモバイルの通話かけ放題オプションは、10分かけ放題の「だれとでも定額+」と、24時間かけ放題になる「スーパーだれとでも定額+」の2つが用意されています。それぞれの内容と料金を順に紹介します。
10分かけ放題「だれとでも定額+」
だれとでも定額+は、国内通話が10分かけ放題になる通話オプションです。病院やお店の予約連絡など、10分以内の電話が多い人におすすめのオプションです。
ワイモバイルでどの料金プランを契約するかによって、オプションの料金が変わります。

ワイモバイル
シンプル2 SとMのユーザーは月額880円です。シンプル2 Lを契約している人は、「だれとでも定額+」に申し込むことで、このオプションを追加料金なしで利用できます。
10分を超えた分については、30秒につき22円の通話料が別途かかります。
24時間国内通話かけ放題「スーパーだれとでも定額+」
「スーパーだれとでも定額+」は、国内通話が時間無制限でかけ放題になるオプションです。通話料はどんなに長い時間電話をかけても毎月の支払う金額は変わりません。離れて暮らす家族との電話やビジネスで使いたい場合など、時間を気にせず電話したい人におすすめです。
オプションの料金は、ワイモバイルでどの料金プランを契約するかによって変わります。また60歳以上の人には、オプション料金の割引もあります。

ワイモバイル
シンプル2 SまたはMに入っている人は月額1980円、シンプル2 Lの人は月額1100円でオプションを追加可能です。
60歳以上の人ならシンプル2 S/Mに契約していると、通話オプションの料金が月額880円に割引されます。60歳以上でシンプル2 Lに加入しているユーザーは、無料で通話かけ放題オプションを利用できます(要申し込み)。
かけ放題オプションに加入すると、4つの有料オプションも無料になる
「だれとでも定額+」「スーパーだれとでも定額+」に加入すると、以下の4つの有料オプションも無料で使えます。利用する際には別途申し込みが必要です。
- 留守番電話プラス:伝言を100件まで最大1週間預けられる。ボイスメッセージも利用できる
- 割込通話:通話中、かかってきた他の電話を受けることができる
- グループ通話:通話中に新たに別の人に電話をかけ、相手を切り替えながら交互に話したり、6人まで同時に通話できたりする
- 一定額ストップサービス:スマホ等の利用金額が設定額に到達した場合、発信(音声発信・メールサービス・パケット通信)を停止する
かけ放題の対象ではない通話
かけ放題オプションに入っていても、以下の通話は別途料金がかかるので注意してください。
- 国際ローミング、国際電話(海外への通話)
- ナビダイヤル(0570)、番号案内(104)など、他社が料金設定している電話番号への通話料
- 留守番電話センターへの通話料(再生)
- 着信転送サービスへの通話
- ワイモバイルが指定し、別途公表する電話番号への通話
詳しくはワイモバイルの公式サイトを参照してください。
通話かけ放題オプションをつけるメリットがある人とは?
通話かけ放題オプションをつけるメリットがある人の特徴をまとめました。
月の合計通話時間が20分以上になる人

通話料はオプション未加入の状態で基本は30秒につき22円かかります。
10分以内の短い通話しかしない人でも、通話の頻度が高いなどで月の合計通話時間が20分以上になる場合は、10分かけ放題の「だれとでも定額+」を利用したほうがお得です。たとえば、オプション未加入の状態で月に合計21分通話すると、その月の通話料は924円かかり、オプション料金(月880円)を上回ってしまいます。「だれとでも定額+」は10分以内の国内通話なら何回かけても一定額です。
ただし、10分以上の通話は30秒につき22円の通話料が別途かかるので、通話時間が毎回10分よりも長い人や、通話時間を気にしたくない人は「スーパーだれとでも定額+」を選んだほうがいいでしょう。
スマホでの音声通話の利用状況には個人差がありますが、総務省のデータによれば、日本国内の携帯電話ユーザーの1日あたりの平均通話回数は0.5回、平均通話時間は1分42秒です。これを1カ月(30日)に換算すると、月に平均15回・約51分の通話をしている計算になります。
さらに詳しく見ると、1回あたりの平均通話時間は「3分10秒」となっています。
これら一般的な利用データや、自身の通話履歴などとも照らし合わせて、通話オプションへ加入するかどうかを検討してみてください。
シンプル2 Lに契約している人(「だれとでも定額+」が無料)

シンプル2 Lに契約している人は、10分かけ放題の「だれとでも定額+」が無料で使えます。オプションを利用するには申し込みが必要です。
10分以上の通話は、「だれとでも定額+」に加入していても30秒につき22円の通話料が別途かかります。10分以上の通話が多い人は、24時間かけ放題の「スーパーだれとでも定額+」がおすすめです。シンプル2 Lのユーザーなら、「スーパーだれとでも定額+」の料金が月1100円に割引されます。通常月1980円かかるオプションなので880円お得にオプションを利用できます。
長電話をよくする人、通話時間を気にしたくない人
長電話をよくする人や、通話時間を気にしたくない人には、「スーパーだれとでも定額+」が向いています。

オプション未加入の状態で月に1回でも1時間電話していた場合、通話料は2640円かかってしまいます。「スーパーだれとでも定額+」は、シンプル2 SまたはMに入っている人で月額1980円、シンプル2 Lの人は月額1100円でオプションに加入できるので、長電話が多い人はオプションを追加したほうが毎月の通話料金を抑えられます。
60歳以上の人(「スーパーだれとでも定額+」が無料/割引)
60歳以上の人は、電話24時間かけ放題の「スーパーだれとでも定額+」が無料、もしくは割引になります。
具体的な料金は以下の通りです。
60歳以上の料金 | 通常料金 | |
---|---|---|
シンプル2 S |
880円 (1100円お得) |
1980円 |
シンプル2 M |
880円 (1100円お得) |
1980円 |
シンプル2 L |
無料 (1100円お得) |
1100円 |
シンプル2 Lに契約している60歳以上の人は、追加料金なしの無料で「スーパーだれとでも定額+」を使えます。また、シンプル2 S/Mに契約している60歳以上の人でも880円(通常1980円)でオプションを付けられます。
基本の通話料は30秒ごとに22円で、月の通話時間合計20分を超えると通話料は880円以上になり、オプション料金よりも通話料が高額になってしまいます。毎月の通話時間の合計が20分以上になることが多い人で、60歳以上のユーザーなら、「スーパーだれとでも定額+」を追加するほうが通話料金を抑えられます。
通話かけ放題オプションがいらない人とは?
通話かけ放題のオプションをつける必要がない人の特徴についても紹介します。
通話の頻度が少ない・LINE通話で足りる人

電話番号を使った通話をほとんどしない人や、家族・友達との電話は普段LINE通話を利用していて、それで十分足りている人は、ワイモバイルの通話かけ放題オプションは不要です。
基本の通話料は30秒につき22円かかりますが、5分の通話を月に2回した場合、通話料は合計440円しかかかりません。オプションを付けるほうがむしろ料金を無駄に多く支払うことになってしまいます。
シンプル2 Lに契約していて、通話は10分無料で十分な人

ワイモバイル
シンプル2 Lに契約している人は「だれとでも定額+」が無料
シンプル2 Lのプランを契約している人は、10分かけ放題の「だれとでも定額+」に無料で申し込ます。
24時間かけ放題の「スーパーだれとでも定額+」にも月1100円で加入できますが、すでに10分かけ放題のオプションだけで満足している人は、さらなるオプションの追加は必要ありません。
ワイモバイルを契約する際に、通話かけ放題オプションにも申し込む方法
通話かけ放題オプションは、ワイモバイル回線の契約と一緒に申し込めます。
現在ワイモバイルへ乗り換えや新規契約をすると、PayPayポイントがもらえるキャンペーンを実施しています。SIMのみ契約の場合、「SIM契約キャンペーン」でワイモバイルに契約すると、最大1万5000円相当のPayPayポイントがもらえてお得です。

「SIM契約キャンペーン」は、SIMカードまたはeSIMで、ワイモバイルのシンプル2 S/M/Lプランと、「データ増量オプション」に申し込むことで、最大1万5000円相当のPayPayポイントコードが付与されるキャンペーンです。データ増量オプションは月額550円で毎月のデータ通信量を増やせる有料オプションですが、現在は6カ月間無料で使えるキャンペーンも開催しています。
特典内容 |
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キャンペーン終了日 | 未定 |
適用条件 |
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特典の付与方法・時期 | 開通月の翌々月初頃にSMSでPayPayポイントコードを付与 |
※1:2025年8月6日15時までに、ワイモバイルオンラインストア ヤフー店で開催中の「ワイモバイル SIMご契約特典」経由で申し込むと、通常の5000ポイントに加えて「夏の感謝祭 SIMのりかえキャンペーン」の5000ポイントも付与される
※2:ソフトバンク・LINEMO・LINEモバイル(ソフトバンク回線)およびソフトバンク回線MVNOからの乗り換えは対象外
SIM契約キャンペーンを利用してワイモバイルに申し込み、同時に通話かけ放題オプションにも加入する手順は下記の通りです。
- ワイモバイルのSIM契約キャンペーンの申し込みページにアクセスする
- 「SIMカード」もしくは「eSIM」のいずれかを選ぶ
- 申込回線数と契約方法(他社からの乗り換え/新規契約)を選ぶ
- 料金プランを選択して[次へ]をタップ
- オプション選択の画面で、「データ増量オプション」に加入する
- 画面を下にスクロールして、通話オプションを選択する
- 画面の案内に従って、本人確認や支払い方法の設定などをおこなえば、手続き完了
ワイモバイルのSIM契約キャンペーンの申し込みページにアクセスする
「SIMカード」もしくは「eSIM」のいずれかを選ぶ
申込回線数と契約方法(他社からの乗り換え/新規契約)を選ぶ
申込回線数と、契約方法を選びます。
契約方法は「今の電話番号をそのまま使用する」(乗り換え)か「新しい電話番号で契約する」(新規契約)のどちらかを選択できます(今回は新規契約で申し込み)。
料金プランを選択して[次へ]をタップ
料金プランはシンプル2 S/M/Lの3種類のうち、いずれか一つをタップします。家族割引とPayPayカード割の案内が表示されるので、適用したい割引があればチェックを入れましょう。
画面を下にスクロールして[次へ]を押します。
オプション選択の画面で、「データ増量オプション」に加入する
オプションがいくつか表示されます。冒頭に表示される「データ増量オプション」を選択しないと、SIM契約キャンペーンは適用されないので、必ず「加入する」を選択してください。
画面を下にスクロールして、通話オプションを選択する
画面を下にスクロールして、通話かけ放題オプションのうち「スーパーだれとでも定額+」もしくは「だれとでも定額+」のどちらかを選んでください。
その下にある4サービスのオプションも、追加料金なしで申し込めるので「加入する」を選択するのがおすすめです。留守番電話サービスや割込通話などのオプションにまとめて加入できます。
画面の案内に従って、本人確認や支払い方法の設定などをおこなえば、手続き完了
画面を下にスクロールしながら、そのほかのオプションも加入するか否かを選択します。一番下まできたら、[本人確認へ]に進みます。
その後は、画面の案内に従って本人確認書類のアップロードや、支払い方法の設定などをおこなえば、手続きが完了します。
ワイモバイル契約後に通話かけ放題オプションを追加する方法
ワイモバイル契約後、あとから通話かけ放題オプションを追加する場合、ワイモバイル会員専用サイト「My Y!mobile」から手続きします。
- ブラウザで「My Y!mobile」にアクセスしてログインする
- 「契約確認 変更」タブに切り替え、「オプションサービス」の[変更する]をタップ
- 画面を下にスクロールし、[サービス一覧をみる]を選択
- 通話オプションを選ぶ
- 注意事項と申込内容を読んで「同意する」にチェックを入れたら、最後に[申込]ボタンをタップで完了
ブラウザで「My Y!mobile」にアクセスしてログインする
「契約確認 変更」タブに切り替え、「オプションサービス」の[変更する]をタップ
画面上部のタブを「契約確認 変更」に切り替えて、「オプションサービス」の[変更する]をタップします。
画面を下にスクロールし、[サービス一覧をみる]を選択
画面を下にスクロールし、[サービス一覧をみる]を選択します。
通話オプションを選ぶ
サービス一覧から「通話オプション」の右横にある[選択]を押しましょう。
次の画面で、「だれとでも定額+」もしくは「スーパーだれとでも定額+」のいずれかを選び、[次へ]をタップして進みます。
注意事項と申込内容を読んで「同意する」にチェックを入れたら、最後に[申込]ボタンをタップで完了
注意事項と申込内容をよく読み、問題がなければ画面を下にスクロールしたところにある「同意する」にチェックを入れます。
最後に[申込]ボタンをタップしたら手続き完了です。