2025-26シーズンのNBAが2025年10月に開幕します。昨シーズンは楽天モバイル契約者なら追加料金なしでNBAが見放題となる「NBA Rakuten」などで配信されていましたが、NBA Rakutenは2025年7月にサービス終了となってしまいました。
そのため、新シーズンではどの動画配信サービスでNBAの試合が観られるのか探している人も多いはず。2025-26シーズンのNBAは、Amazonプライム会員特典の「NBA on Prime」、Amazonプライムビデオのサブスクリプション「NBA League Pass」、ドコモが提供する「NBA docomo」で視聴できます。
本記事では、3つのサービスの配信内容や料金を比較し、どのサービスがどんな人に向いているのかを解説します。どの動画配信サービスに加入すべきか迷っているNBAファンは参考にしてください。

NBAの試合をとことん楽しみたい、1つのチームをシーズン通して応援したいコアなファンは、NBA全試合を配信するAmazonプライムビデオのサブスクリプション「NBA League Pass」がおすすめです。
「NBA on Prime」と「NBA docomo」は料金が割安なぶん、配信されるのは一部の試合だけ。NBA League Passなら全試合が見放題となるだけでなく、加入時に選択した1つのチームの試合だけが見放題となる割安なプランも提供されています。
NBA League Passの各プランには15日間の無料期間が設けられているので、気軽に登録して使い勝手を試してみるのもよいでしょう。
楽天の「NBA Rakuten」はサービス終了

2024-25シーズンのNBAは、楽天の「NBA Rakuten」で配信されていました。NBA Rakutenは月額4500円で視聴できる「League Pass」が提供されていたほか、楽天モバイル契約者であれば無料で視聴可能でした。
楽天モバイルは月額1078円から契約できるので、League Passに加入するよりもコストを大幅に抑えられました。そのため、NBAを視聴するために楽天モバイルを契約していた人も多いかもしれません。
しかし、NBA Rakutenは2025年7月にサービスを終了。2025-26シーズンはNBA RakutenでNBAを視聴できないため、別の動画配信サービスに入り直す必要があります。
2025-26シーズンのNBAは3サービスで配信、料金・コンテンツを比較

2025-26シーズンのNBAは主に3つのサービスで視聴できます。料金と配信内容を比較してみます。
料金 | 配信内容 | |
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NBA on Prime | Amazonプライム(月額600円/年額5900円)の会員なら追加料金なし |
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NBA League Pass |
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NBA docomo |
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(※)配信内容は一部未定となっています。詳細は各サービスの公式サイトなどを参照してください。
以下の項目ではそれぞれのサービスの特徴を解説しています。どのサービスに加入するか検討する際の参考にしてみてください。
Amazonプライム特典の「NBA on Prime」

Amazonプライム(月額600円または年額5900円)の会員は、特典としてプライムビデオにてNBAの試合を視聴できる「NBA on Prime」を追加料金なしで利用できます。

ただし、NBA on Primeでは開幕戦(2025年10月22日)は配信されず、初回配信は10月25日に開催されるボストン・セルティックス対ニューヨーク・ニックスとなっています。また、配信されるのは毎週1〜2試合程度のみであり、全試合を視聴できるわけではありません。
そのほかNBA CUPのノックアウトラウンド(2025年12月10日〜17日)、プレーイントーナメント(2026年4月15日〜18日)、プレーオフ(2026年4月19日〜)も配信します。プレーイントーナメントとプレーオフが全試合配信されるかどうかは現時点で不明です。詳細は順次発表されるものとみられます。
なおAmazonプライムでは、全試合を視聴できるサブスクリプションサービス「NBA League Pass」も提供しています(後述)。
Amazonプライムビデオのサブスク「NBA League Pass」

Amazonプライムビデオでは、プライム会員特典である「NBA on Prime」(前述)のほか、全試合を配信するサブスクリプションサービス(旧プライムビデオチャンネル)「NBA League Pass」を提供しています。
NBA League Passのプランには「League Pass」「League Pass Premium」「Team Pass」の3種類があり、いずれかに加入することで全試合のライブ配信および見逃し配信が視聴可能です。なお、NBA League Passはプライム会員でなくても加入できます。いずれのプランも初回登録時に15日間の無料体験期間があります。
League Pass | League Pass Premium | Team Pass | |
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料金 |
月額3190円(初回15日無料期間あり) |
月額4190円(初回15日無料期間あり) | 月額2890円(初回15日無料期間あり) |
配信内容 |
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NBA League Passの料金プラン
Team Passは、特定の1チームのみ全試合視聴できるプラン。加入時に試合を視聴したいチームを選択します。試合を視聴できるチームが限られるため、料金が少し抑えられています。
League Pass PremiumはLeague Passの上位プランで、同時視聴数が3台に増えるほか、試合をダウンロードすることでオフライン再生ができたり、ハーフタイムや試合前後に流れるCMの代わりにアリーナからの映像が配信されたりします。
NBA on Primeは一部の試合しか配信されませんが、NBA League Passならシーズンを通じて応援するチームの試合をすべて視聴できます。
ドコモの「NBA docomo」

「NBA docomo」はその名の通り、NBAの試合を視聴できるドコモの動画配信サービス。提供開始日は2025年10月20日で、2025-26シーズンからコンテンツの配信を開始します。
基本料金は月額2728円で、「ドコモ MAX」「ドコモ ポイ活MAX」契約者は追加料金なし、「ahamo」契約者は月額1078円で視聴できます。


ドコモMAX・ドコモ ポイ活MAX契約者は追加料金なし、ahamo契約者は月額1078円、それ以外は月額2728円
- 「ドコモ MAX」「ドコモ ポイ活MAX」契約者:追加料金なし
- 「ahamo」契約者:月額1078円
- そのほかの料金プランおよびドコモ回線を持っていないユーザー:月額2728円
ドコモ以外の回線を契約している人でも、月額2728円でNBA docomoに加入できます。ahamoはデータ通信量30GBで月額2970円なので、プラン料金と合計すると月額5698円となります。
NBA docomoの配信内容は下記の通りです。
- レギュラーシーズン:以下のチームを中心に毎週10試合〜15試合を配信
- ロサンゼルス・レイカーズ
- シカゴ・ブルズ
- オクラホマシティ・サンダー
- ゴールデンステイト・ウォリアーズ
- 「チームNBA docomo ウェルカムキャンペーン」投票結果
- プレーオフ
- カンファレンスファイナル
- NBAファイナル
- NBA 2Kサマーリーグ
- NBAオールスター
- ドコモオリジナル番組、ハイライト番組など
レギュラーシーズンでは、八村塁が所属するロサンゼルス・レイカーズを含む4チームに、「チームNBA docomo ウェルカムキャンペーン」の投票結果でポイントの高かったチームを加えた5チームを配信。12月以降はファン投票で選ばれたチーム、日本人選手所属チーム、プレーオフ進出の人気チームを中心に配信される予定です。
プレーオフ、カンファレンスファイナル、NBA 2Kサマーリーグ、NBAオールスターは、全試合が配信されるかどうかは現時点で定かではありません。
なお、NBA docomoで配信されるコンテンツは、NBA docomoの公式サイトまたは専用アプリ、Leminoアプリで視聴できます。
まとめ:どのサービスがどんな人に向いている?

NBAの試合を観たい場合、3つのサービスのうちどれに加入すべきか迷う人もいるかもしれません。迷ってしまったら、以下を基準に加入するサービスを選ぶといいでしょう。
- たまに試合を視聴できればよいので、とにかくコストを抑えたい人:NBA on Prime
- 日本人選手の出場試合や注目試合だけ視聴し、できるだけコストを抑えたい人:NBA docomo
- 応援するチームをシーズン通して応援したい人、とにかくたくさんの試合を観たい人:NBA League Pass
「NBA on Prime」は、Amazonプライム(月額600円/年額5900円)の会員であれば追加料金なしで利用できるので、3つのサービスの中では最もコストを抑えられる反面、視聴できるのは毎週1〜2試合ほどです。自分が応援するチームや注目度の高い試合が配信対象となるとは限りません。
日本人選手の出場試合や注目試合だけ視聴したいドコモ回線契約者(ドコモMAX・ドコモ ポイ活MAX・ahamo)は、「NBA docomo」が向いています。ドコモMAXおよびドコモ ポイ活MAX契約者は追加料金なし、ahamo契約者は月額1078円という低コストで視聴できます。
ただ両サービスとも、全試合が配信されるわけではないためライト層向けのサービスという位置付けです。コアファンには物足りないかもしれません。
応援するチームをシーズン通して応援したい人、たくさんの試合を観たい人は、Amazonプライムビデオのサブスクサービスである「NBA League Pass」が適しています。提供プランのうち「League Pass」は月額3190円、「League Pass
Premium」は月額4190円で全試合を視聴できます。目当ての1チームの試合だけを視聴するなら、月額2890円の「Team Pass」という選択肢もあります。
NBA League Passには各プランに15日間の無料体験期間があるので、試しに登録して使い勝手を確かめられます。