Instagram(インスタグラム)で気に入ったフィード投稿やリールをシェアしたいときに便利なのが「再投稿」機能です。
再投稿機能はこれまでストーリーでしか使えず、フィード投稿やリールを共有するときは外部アプリを使ったり、スクリーンショットで対応したりしなければなりませんでした。しかし、新たに実装されたインスタ公式の再投稿機能を使えば、簡単かつ安全にお気に入りの投稿をフォロワーに共有できます。
本記事では、インスタのフィードとリールにおける再投稿の特徴と使い方を解説。また、再投稿するうえで知っておきたい注意点や、再投稿できないときに考えられる原因についても紹介しています。
インスタの「再投稿」とは?
インスタの「再投稿」とはどんな機能なのでしょうか。まずは再投稿機能の中身を紹介します。
他のアカウントの投稿を自分のフォロワーに共有できる

フィードやリールの下にある再投稿アイコン(矢印)
インスタの「再投稿」とは、他のユーザーが作成した投稿を自分のフォロワーに向けて共有できる機能です。Xアプリの「リポスト(リツイート)」に近い感覚で、情報をフォロワーに拡散したいときに便利です。

たとえば、友達と一緒に出かけたときの写真、応援している推しの投稿、気になったイベントの告知など、自分が「フォロワーや友達にも見てもらいたい」と思ったものを再投稿することで、フォロワー側のタイムラインにも同じ投稿を表示させることができます。
再投稿できるコンテンツは、フィード投稿・リール動画(インスタライブのアーカイブ含む)です。
これまでは他人の投稿をリポストするには、スクリーンショットや外部アプリ等を使う必要がありましたが、2025年8月にインスタの公式機能として「再投稿」が追加されたことにより、インスタアプリ上でリポストがおこなえるようになりました。
再投稿できるのは公開アカウントのコンテンツのみ

公開アカウント:再投稿アイコンがある

非公開アカウント:再投稿アイコンがない
再投稿できるのは公開アカウントのみです。非公開アカウント(鍵アカウント)の投稿は再投稿することができません。
再投稿する際にコメントやメンションをつけられる

再投稿をすると左下に吹き出しのコメント入力欄が表示され、その投稿に対する感想を添えたり、絵文字でリアクションしたりできます。
また、吹き出しにはメンション(「@ユーザー名」で特定のアカウントを指名できる機能)も付けられます。「@◯◯◯◯(ユーザー名) このイベント行こうよ」などといった形で、特定のユーザーに向けて投稿とメッセージを共有することも可能です。

再投稿でメンションされた相手のDM画面
なお、再投稿のコメント欄でメンションされた相手側には、DMでメンションされた旨の通知が届きます。
再投稿後は自分のプロフィール画面に専用タブができる

再投稿したものは、自分のプロフィール画面の「再投稿タブ」に自動的にまとめられます。通常のフィード投稿とは分けて表示されており、自分もフォロワーも「再投稿した投稿」だけを一覧で確認できます。
インスタで再投稿する方法
続いて、実際にインスタで再投稿する方法を紹介します。操作はとても簡単で、数タップで完了します。
ここではiOS版アプリの画面を使って操作方法を説明していますが、Android版アプリでも手順は同じです。
公開アカウントの投稿にある再投稿アイコン(矢印)をタップ


再投稿したいフィードやリールで、矢印マークの再投稿アイコンをタップしましょう。これで再投稿されました。
表示されたバブルにテキストなどを任意で追加する



再投稿後、左下に表示されているバブルをタップすると、任意でコメントやメンションなどを追加できます。
インスタで再投稿するうえで気をつけたい注意点
ここでは、インスタで再投稿する際に気をつけたい注意点について解説します。
再投稿すると投稿主側に通知される

投稿主側に再投稿されたことが通知される
再投稿をおこなうと、基本的には元の投稿を作成したユーザー側に通知が届くようになっています。
ただし、あなたが「非公開アカウント」かつ「投稿主側にフォローされていない」状態であれば、投稿主側にはあなたが再投稿したことを知らせる通知はされません。つまり、上記の条件を満たしている場合に限り、投稿主側にバレずに再投稿することもできるというわけです。
再投稿時に入力したコメントは投稿主側やフォロワー側に表示される

投稿主側から見た画面。再投稿時のコメントが見える
再投稿に添えたコメントは、自分だけでなくフォロワーと投稿主側にも見えるので注意が必要です。内容によっては相手に不快感を与えるケースもあるため、ポジティブなコメントを心がけましょう。
ただし、あなたが「非公開アカウント」かつ「投稿主側にフォローされていない」状態に限り、投稿主にはあなたのコメントが表示されません。この場合は自分とフォロワー側の画面にのみコメントが表示されます。
インスタで再投稿できないときに考えられる原因
「再投稿アイコンが出てこない」「再投稿できない」といった場合は、以下の原因が考えられます。
相手が非公開アカウント(鍵垢)である

インスタの仕様上、非公開アカウント(鍵垢)の投稿には矢印型の再投稿アイコンが表示されず、再投稿できないようになっています。
再投稿できるのは公開アカウントのみです。
Instagramアプリのバージョンが最新版でない
再投稿は2025年8月に追加された機能です。Instagramアプリのバージョンが古いことが原因で、再投稿機能が使えていない可能性があります。
App StoreまたはGoogle Playストアで、アプリが最新版になっているか確認しましょう。

App Storeの画面

Google Play Storeの画面
下記ボタンを押すと、App Store/Google Playのアプリ画面にアクセスできます。必要に応じてアプリを最新版にアップデート(更新)しましょう。
相手が他人からの再投稿を拒否する設定をしている
相手が公開アカウントなのに、フィードやリールに再投稿アイコンが表示されない場合、そのアカウントが「他人からの再投稿を許可しない設定」にしている可能性もあります。その場合は再投稿することを諦めるしかないでしょう。
他人に再投稿されるのが嫌な人は、以下の設定をおこなうことで、投稿画面から再投稿アイコンを非表示にすることができます。この設定により、自分の投稿を他人に拡散されることを防げます。
設定方法は次のとおりです。


自分のプロフィール画面右上にあるメニューボタン
を開きます。画面を下にスクロールし、[共有と再利用]に進みます。

「シェアと再利用」の画面で、「投稿とリール動画の再投稿」の右横にあるスイッチをオフ(グレーの状態)にしてください。これで設定は完了です。自分のすべてのフィードやリールに、再投稿アイコンが表示されなくなります。
デフォルトではこの設定がオンになっているので、他人から再投稿されたくない人は設定をオフに変更しておきましょう。