私たちの生活に欠かせないスマートフォン。毎日持ち歩いていると、落としたり濡らしたりして故障してしまうこともあります。そんな時に頼りになるのが、契約しているキャリアの修理サービス。ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルは、それぞれがオンライン・店舗ともに修理・交換の申し込みを受け付けています。
ただ、申し込み方法や料金がどれくらいかかるかといった点がよくわからず、修理サービスをうまく使いこなせていない人も少なくないでしょう。そこで今回はドコモの修理サービスに焦点を絞り、店舗修理とオンライン修理の違いや、料金、実際に修理に出す時の注意点になどについてまとめました。
ドコモの修理サービスとは?
ドコモの提供するスマホ修理サービスの概要について解説します。
店舗修理とオンライン修理に対応
ドコモの修理サービスには、ドコモショップに持ち込んでスタッフに直接相談できる店舗修理と、Webサイトから申し込んでスマホを郵送するオンライン修理の2種類があります。
店舗修理

店舗修理の場合は、スマホの契約や機種変更など修理以外の目的で訪れている人もいて混雑していることもあります。来店予約をしてから行くのがおすすめです。
修理を申し込むとスマホを預けることになるので、代替機を貸し出してもらえます。期間は故障の状態によって変わり、たとえば画面割れでは7~14日ほどとなります。修理の進捗状況は「My docomo」から確認できます。完了したらメールか電話でお知らせが来たら、再び来店して受け取りましょう。
オンライン修理

オンライン修理の場合は、「オンライン修理受付サービス」から申し込みます。ただし、eSIMを使用しているスマホはオンラインでの修理を受け付けてもらえないので、店舗に出向いて申し込むことになります。

白い箱で代替機が届く。宛名部分を外すと故障機の送付先が書かれたラベルが貼り付けてあるので、修理に出したいスマホを入れてポストに投函すればOK。修理が完了したスマホは茶色い箱で届き、同じように代替機を返却する(提供元:NTTドコモ)
1~2日でスマホを郵送するための箱や伝票などの入った「修理機種お預かりセット」と代替機が届いたら、自身でスマホを初期化して発送します。修理にかかる料金や期間は店舗受付の場合と同様です。
完了後も自宅に届けてくれるため、ドコモショップに行く必要はありません。修理済みのスマホを受け取ったら、郵送で代替機を返却します。

オンライン修理では、dポイントを使うことができます。普段からdポイントを貯めている人は、スマホが壊れた時もお得に修理できるというわけです。
修理の対象となる機種は?
修理を申し込む前に、機種ごとの受付状況を確認しましょう。「修理受付対応状況」にて機種名や型番、シリーズ名、メーカー名で検索すると「機種名」「修理受付状況」「受付終了予定年月」が確認できます。

「Xperia」での検索結果
また、オンライン修理の場合はマイページから「オンライン修理受付」を開くと、購入履歴に基づいて現在修理可能な機種を自動的に表示してくれるので便利です。
修理に必要なものは?

店舗で修理を申し込む時は、直したいスマホの他に本人確認書類などを用意します。契約者以外が来店する場合は、契約者本人の署名・捺印のある委任状も必要です。
プランの加入状況などにより料金は異なる
ドコモで修理サービスを利用する場合、契約しているプランによって発生する料金は異なります。
料金は事前にシミュレーションが可能
スマホの修理で気になるのが料金です。契約しているプランや機種によって大きく変わりますが、ドコモのWebページで事前シミュレーションをできます。

シミュレーションは1分もかからない
使用している機種や補償サービスの加入状況、故障状況を選んでいくと、修理にかかる費用・期間などを確認できます。水濡れなど、故障の種類によっては修理ではなく交換を勧められることもあります。

使っている機種を選ぶ

補償サービスに入っているかどうかは料金にかなり影響する
まずは自身の使っている端末の種類を選択します。続いて、「ケータイ補償サービス」または「smartあんしん補償」への加入の有無について回答してください。補償サービスの加入状況は、修理サービスの料金に大きく影響するため、自身の契約状況をしっかり確認しておきましょう。

故障の状態を選ぶ

修理の他にも選択肢を提示してくれる
最後に端末に発生している故障の状態を選択すればシミュレーションは完了です。これまでの回答内容に応じて、修理または交換などにかかる費用や期間の目安を提示してくれます。回答内容によっては、修理ではなく交換や機種変更といった選択肢がおすすめされる場合もあります。
「smartあんしん補償」や「ケータイ補償サービス」に加入している場合

月額330円~990円の「smartあんしん補償」または「ケータイ補償サービス」に加入していると、修理費用に上限が設けられます。修理費用の上限は、Androidスマホで3300円、iPhoneで8250円です。
また、4400円~1万5400円でリフレッシュ品との交換もできます。リフレッシュ品とは、下取りなどで回収したスマホの外装を交換し、初期化した中古品のこと。完全な新品ではなく、外箱や付属品は付属していません。
ケータイ補償サービスは2022年8月31日以前に発売の機種、smartあんしん補償は2022年9月15日以降に発売の機種が対象となっており、スマホの修理や交換の際に受けられるサービスは同様です。なお、smartあんしん補償とケータイ補償サービスは、端末の購入から14日以内の加入が必要となります。
AppleCare+に加入している場合(iPhone・iPad)

AppleCare+はiPhone購入と同時か、購入から30日以内でないと加入できない
iPhoneやiPadを利用しているユーザーは、Appleの提供する「AppleCare+」に加入できます。
AppleCare+の料金は、iPhone14シリーズで月額1180円~1480円。smartあんしん補償やケータイ補償サービスと比較すると割高ですが、機種を問わず画面・背面の割れは3700円で修理してもらえます。また、損傷がディスプレイ以外にも及んでいる場合の修理や交換でも上限1万2900円で対応してもらえます。ドコモの修理サービスだと機種が新しいほど修理代金が高くなるため、最新のiPhoneを購入するのであればAppleCare+のほうがよいかもしれません。
ただし、AppleCare+はiPhone・iPadの購入と同時か、購入から30日以内でないと加入できないので注意が必要です。
補償サービスに加入していない場合
何の補償サービスにも加入していないと、修理代金は高額になります。
たとえば「Galaxy Note20 Ultra 5G」のディスプレイ修理にかかる費用は4万150円。上限は補償サービスに加入していれば3300円であるのに対し、12万6280円にものぼります。使用期間によっては機種変更を検討したほうがよいかもしれません。ハイエンドのスマホを購入する際は、補償サービスに加入しておくと安心して使えます。
iPhoneのディスプレイ修理の場合にかかる費用は、最新機種で4万2800円~5万6800円。状態によりますが、内部などディスプレイ以外の損傷を直そうとすると10万円近く支払うことになる可能性もあります。
補償サービスに加入しておらず、修理費用が高額になってしまうときは機種変更をすることで、出費を同程度または安い金額に抑えられる場合もあります。機種変更をする際は、ドコモオンラインショップでスマホのラインナップや価格を事前に確認しておくとよいでしょう。
ドコモでのスマホ購入時に補償プランに加入していなかったとしても、dカードまたはdカードGOLDを契約していれば「dカードケータイ補償」が利用できるかもしれません。
dカードケータイ補償は、利用しているスマホが破損や盗難に遭った際、ドコモショップなどで同一機種・同一カラーの端末をdカードで購入すると費用の一部を補償するサービスです。dカードを契約しているユーザーは最大1万円、dカードGOLDを契約しているユーザーは最大10万円が補償されます。補償期間は、dカードユーザーは対象端末の購入から1年、dカードGOLDのユーザーは対象端末の購入から3年となっています。
修理ではなく機種変更をする際は、dカードユーザーであればdカードケータイ補償の対象になるかを確認しておくことをおすすめします。
ドコモの修理サービスを利用する際の注意点
ドコモで修理サービスを利用する際に、注意しておきたい点をまとめました。
修理前に必ずバックアップを取得する

スマホの修理に出す際は、個人情報を守るためなどの理由で初期化が必須となります。そのため、必ずスマホのバックアップを取ってから申し込みましょう。
バックアップはPCやクラウドを用いて自身で取得するほか、ドコモの提供するツールを利用する方法もあります。「ドコモデータコピー」では、SDカードに写真や連絡先などのデータのバックアップを作成できます。また、dアカウントに対応するアプリのバックアップは「ドコモアプリデータバックアップ」で取得可能です。
他にも、Xperiaなら「Xperia Companion」というように、各メーカーが提供しているバックアップサービスを利用してもよいでしょう。
iPhoneを利用しているユーザーは、SDカードを用いたデータバックアップの取得は専用のリーダーを利用しないとできないため、iCloudやPCを利用したバックアップ作成がおすすめです。
ahamoユーザーは代替機が有料
ドコモのプランを契約している人は自身のスマホを預けている期間、無料で代替機を借りることができます。一方で、オンライン専用ブランド「ahamo」の料金プランを契約している人は、代替機の利用に2200円(税込)かかるため注意が必要です。
ahamoは、契約の手続きをオンラインで完結させるなど運営スタッフの負担を減らすことで料金を安くしており、キャリアのサポート受ける際には追加で費用が発生してしまう場合があります。
まとめ
スマホの購入時に補償サービスに入っていれば、故障してしまっても低い上限金額で修理できます。保証サービスに加入していないと修理に数万円はかかってしまいます。すでに数年使用している端末であれば買い替えを検討したほうがお得に済むかもしれません。
人によってベストな選択が変わってくるので、まずはシミュレーションをした上で最善の選択肢を慎重に考えましょう。