もしかすると近い将来、AndroidのコードネームにLadoo(Laddu、ラドゥ)が採用されるかもしれない。Ladooは、インドで愛されている大衆的な揚げ菓子で、祝祭の際には神々に供えられる。
Androidのコードネームには従来から菓子の名称が付けられており、次期Android 4.4にはネスレ社のKitKatが採用されたばかり。命名規則上、次のコードネームは「L」から始まる菓子名となる。
インドのショッピング検索エンジン「PRICEBABA」は、Android 4.4にインド菓子のKaju Katliが名付けられるようにキャンペーンを行っていたが、あっけなく敗北に終わった。しかし、彼らは諦めずに、早速次の作戦を開始。特設サイトが開設されており、すでに二千人以上の支持を取り付けている。サイトに掲載されている声明は以下のとおり。
We are Indians. We have a big heart. We understand that there might be commercial pressures to do so. Or may be our voices were just not loud enough to make KajuKatli Android a reality. We still love Android and we are committed to see a version of Android that is dedicated after an Indian sweet. With enough advance notice this time, we request you to name the next version of Android as LADOO.
私たちはインド人です。心が広いです。KitKatを採用したのには商業的な圧力があったのだろうことも理解していますよ。もしくは、KajuKatliにするための声の大きさが十分ではなかったのかもしれません。私たちはいまだにAndroidを愛しているし、インド菓子が名付けられるAndroidバージョンを見ることを諦めていません。今回はさらなる告知とともに、次期AndroidにLADOOと名付けるようお願いいたします。
なお、Android 4.4のコードネームが、噂されていたKey Lime Pieにならなかった理由に関して、Googleは「Key Lime Pieの味を知っている人が少ない」ことを不採用の理由として挙げている。Ladooが世界中で愛されているお菓子かと言えば、疑問符を付けざるをえない。一方で、インドの人口は12億人を超えており、「味を知っている人」はかなり多いはず。今回のLadooキャンペーンは成功するかもしれない。