LINEで絵文字として「デコ文字」を使えるようになりました。ガラケー時代のデコメを彷彿とさせる機能で、色とりどりのかわいい文字スタンプ型絵文字でメッセージやタイムラインを彩ることができます。
本記事では、LINEでデコ文字を送るための3つのテクニックを詳しく解説。絵文字全般の使い方は下記記事で説明しています。
【LINE】絵文字やデコ文字(ひらがな等のスタンプ文字)を送る方法まとめ、出し方や文字化け・表示されない等の注意点も【iPhone/Android】
1. デコ文字を入力する基本テクニック
まず、デコ文字の基本として知っておくべきなのは、送信方法が2つあるということです。
ひとつは、文字を入力しようとする際のサジェスト表示から1文字ずつ入力していく方法。もうひとつは、絵文字入力モードのデコ文字パッケージから入力する方法です。時と場合に応じて使い分けることで、素早く的確にデコ文字を入力できるようになります。
サジェスト表示から1文字ずつ入力する方法
デコ文字のサジェスト機能
サジェスト表示から1文字ずつ入力する方法は簡単。メッセージ入力欄に文字を1文字入力した時点で、デコ文字がサジェストされるので、あとは表示されたデコ文字を選んでタップするだけです。
サジェスト表示から入力する方法の利点は、いつも通りキーボード入力で簡単に文字を入力でき、デコ文字のデザインをその都度変えながら入力していけるところです。また、通常の文字や空白(スペース)などを入力したい場合、絵文字入力モードから入力する方法だとわざわざキーボードを切り替える必要がありますが、サジェスト表示から入力する方法であればキーボードを切り替えずに済んでしまいます。
一方、都度入力を負担に感じる場合や、同じ種類のデコ文字を確実に続けて使いたい場合は、絵文字入力モードから入力した方がよいでしょう。
なお、デコ文字のサジェストが出てこない場合は、サジェスト設定を無効化しているものと思われます。
[…(その他)]タブ→[(設定)]→[トーク・通話](iOS)/[トーク](Android)→[サジェスト表示]→[サジェスト表示]がオフになっているのであれば、タップしてオンにします。
絵文字入力モードで連続して入力する方法
絵文字入力モード
日常的に絵文字を使っているユーザーであれば、絵文字の入力モードに変更する方法も便利です。
まず、LINEスタンプや絵文字を入力するための顔型アイコン[]をタップして、キーボードモードから絵文字入力モードに切り替えます。ここでスタンプ入力モードになった場合は、画面下部メニューの左端の[]をタップして絵文字入力モードに変更してください。
高速入力が可能
あとはデコ文字のパッケージを選んでタップしていくだけです。
絵文字モードから入力する方法のメリットは、同じ種類のデコ文字に揃えつつ、連続して入力していけるところ。デメリットとしては、絵文字モードへの切り替えの面倒さや、入力したいデコ文字の探しづらさを挙げられます。
2. デコ文字のレイアウトを整えて送るテクニック
デコ文字を送るときに気を使いたいのは、メッセージ全体のレイアウトです。
単語の途中でデコ文字が改行されたり、デコ文字だらけで空白がなかったりすると、メッセージを読みにくい
まず、デコ文字を含めたメッセージの文字数がポイントになります。というのも、iOS版LINEではメッセージの吹き出しの横幅が画面一杯に広がらないので、デコ文字の文字数が多すぎるとデコ文字が途中で改行されてしまい、見た目がイマイチになってしまうおそれがあるからです。この点、デコ文字だけでメッセージを作成するのであれば、5〜6字程度で改行してしまえば、Android版LINEでもiOS版LINEでも途中改行を防げることが多いはずです。
iPhone 7では一行あたり6文字までは改行されずにデコ文字を送受信できる(LINEのフォントサイズ設定が大〜特大の場合。普通だと7文字、小だと9文字まで改行されないようだ)
また、デコ文字で使える文字は、ひらがな・カタカナ・アルファベット・特殊記号に限られていて漢字を使えないため、単語や文節ごとに空白を入力すれば文章を読みやすくできます。
ただし、メッセージの具体的な見栄えは、端末やOS、LINEのフォントサイズ設定などの環境に依存する部分が大きくなります。相手がどういった環境でLINEを使っているのかを知らないのであれば、相手側のためにレイアウトを工夫しても骨折り損のくたびれ儲けになるかもしれません。
絵文字をひとつだけ送ると文字スタンプになる
絵文字は1文字だけで送信すれば、通常のLINEスタンプのように文字スタンプとして表示されます。1文字送信を連続しておこなえば、かなりインパクトのある表現が可能となります。ただし、メッセージの送受信回数が増えてしまうことで通知が多数届くとともに、トークルームをスクロールしないと1メッセージを解読できないという状況に陥りかねないので、使いすぎるのは考えものです。
3. デコ文字の見た目を"ひとりグループ"で確認してから転送するテクニック
実際にメッセージの吹き出し内のレイアウトがどうなるのかは、一度送信してみなければ確かめられません。
そこで便利に使えるのが"ひとりグループ"という小ワザ。LINEのグループ機能では、自分ひとりだけのグループを作成して、そのトークルームでメッセージを送信できるので、誰にも見られずにメッセージ送信を事前にテストできるというわけです。
【LINE】知ってる? 自分1人だけのグループトークの使い道と作り方
ひとりグループ内でテスト送信してみて、問題がなければ、そのままメッセージを相手に転送すればOKです。
吹き出しを長押しして[転送]をタップすれば、メッセージを友だちやグループに転送できる
LINEで同じメッセージを複数の個別トークに一斉送信(転送)する方法【あけおめ等】
検証したLINEのバージョン:iOS版7.7.0、Android版7.7.0