Androidスマホで「テザリング」する方法と料金まとめ

2017-08-31 10:21

Androidスマホでテザリングする方法

手持ちのスマホを親機として、外出先などでパソコン(PC)やゲーム機器などをインターネットへ接続できる「テザリング」機能。本記事では、Androidスマホを介してテザリングする場合の設定方法や注意点を解説します。なお、iPhoneのテザリング方法については、下記の記事を参考にしてください。

iPhoneでテザリングする設定方法と料金、できない時の対処法など

テザリングとは?

テザリングとは、パソコンやゲーム機器、デジカメなどをインターネットへつなぐ時に、自分のスマホをアクセスポイントにして接続できる機能です。

自宅やオフィスでパソコンを使う場合は通常、Wi-Fiや有線LANでつないだルーターをアクセスポイントにしています。カフェや電車の中など通信機器がない場所ではインターネットを利用することはできませんが、テザリング機能を使えばスマホをルーター代わりにできます。

また、外出先でインターネットを利用するのに、モバイルルーターを持ち歩く必要がありません。テザリングならスマホがありさえすればいいので、営業や出張が多いビジネスマンや、外でゲームやカメラを使って遊ぶことが多い人は、積極的に利用したい機能です。

android スマホ テザリング

テザリングの仕組み。Wi-Fi、Bluetooth、USBの3種類がある 出典:NTTドコモ

テザリングを利用する時の注意点

便利なテザリングですが、注意しておきたい点もあります。

パケットの消費に注意

テザリングでインターネット接続をすると、契約しているスマホのパケットを消費します。契約のデータ容量を使い切ってしまうと通信制限がかかり、スマホの通信速度が大幅に低下してしまいます。

テザリングをしている時に不要なファイルをダウンロードしたり、動画を見たりするのはおすすめしません。普通のウェブサイトでも、スマホ向けページよりPC向けのほうがデータ量は大きいため、長時間のネットサーフィンなども控えたいところです。

また、Dropboxなどオンラインストレージの自動同期をオンにしている場合は、通信を始めた瞬間に同期処理がスタートしてパケット消費をする恐れがあるので、テザリングの前に設定をオフにしておきます。さらに、各機器のシステムアップデートも通信量が大きいため、自宅の回線を利用するなどしてテザリングでは避けましょう。

android スマホ テザリング

Dropboxなどオンラインストレージの同期はオフにしておきたい

バッテリーを消費しやすい

テザリング通信を利用すると、スマホのバッテリーを消費しやすくなります。頻繁にテザリングを使いたい人は、モバイルバッテリーを持ち歩いたり、電源のあるカフェを利用したりするのがおすすめです。

テザリングが利用できないスマホもある

スマホの機種によっては、テザリングができないものもあります。自分が持っている端末がテザリングを使えるか、利用する前にチェックしましょう。以下ページで、キャリア別の対応機種がチェックできます。

NTTドコモ
au
ソフトバンク

テザリングオプションの料金と申込

auとソフトバンクでテザリングを利用するには、各キャリアで通信契約とは別にオプション機能として申し込む必要があります(料金等は後述)。スマホを購入して契約をする時にテザリングオプションを付けた人も多いと思いますが、未契約の場合は追加で申し込みましょう。

なおドコモでは、2016年4月以前に発売されたスマホで利用する場合、spモード契約が必要ですが、テザリング機能は無料で提供され、申し込みも不要で利用できるようになっています。月間20GBの「ウルトラデータLパック」以上のいわゆる大容量パックでも、終了期限を定めず無料キャンペーンを延長しています。

ウルトラパックのテザリング無料キャンペーンを延長(NTTドコモ)

auのテザリングオプション料金

「auピタットプラン」「auフラットプラン20/30」および「データ定額20/30」では、2018年3月までテザリングオプションが無料のキャンペーンが実施中です。

データプラン 料金
auピタットプラン 月額500円
auフラットプラン20/30
データ定額1/2/3/5 無料
シニアプラン
ジュニアスマートフォンプラン
データ定額1cp/3cp/5cp
カケホ(ケータイ)
スーパーカケホ(ケータイ)
VKプラン
VKプランS
VKプランM
LTEプランS
データ定額20/30 月額1000円
上記以外の定額サービス 月額500円

テザリングオプション(au)

ソフトバンクのテザリングオプション料金

「データ定額 20GB/30GB」「家族データシェア 50GB/100GB」「法人データシェアギガパック(50)/(100)」において、2018年3月までテザリングオプションが無料のキャンペーンが実施中です。

データプラン 料金
データ定額 20GB/30GB 月額500円
家族データシェア 50GB/100GB
法人データシェアギガパック(50)/(100)
データ定額ミニ 1GB/2GB 無料
データ定額 5GB
データ定額S(4Gケータイ)
上記以外の定額サービス 月額500円

テザリングオプション(ソフトバンク)

格安SIMでテザリングを利用する場合

格安SIMによるテザリングにも注意が必要です。契約している格安SIMとスマホの組み合わせによっては利用できない場合もあるので、これから利用する場合は確認しておきましょう。格安SIMを提供しているMVNOの公式ページなどに記載されている動作確認済み端末の一覧からチェックできます。

たとえば、mineoや楽天モバイルの場合、以下の公式サイトのとおりです。

mineo(マイネオ)
楽天モバイル

android スマホ テザリング

mineoの動作確認済み端末リストの一部。テザリングの項目が「◎」や「○」ならテザリングが利用できるが、「×」や「-」の場合はテザリングが使えない、あるいは端末にテザリング機能がないことを示す

3種類のテザリングとその違い

テザリングをする手段は大きく分けて、「Wi-Fi」「Bluetooth」「USB」の3種類があります。それぞれメリット・デメリットがあるので、状況に応じて使い分けましょう。

Wi-Fiテザリング

Wi-Fiテザリングは最も一般的なテザリング方法です。USB端子やBluetoothを持たないゲーム機器やデジカメなどは、Wi-Fiで利用することになります。Wi-Fiテザリングは、Bluetoothよりも通信速度は速めです。ただし、スマホのバッテリーの消費は大きいので注意しましょう。

なお、Wi-Fiテザリングではパスワードを入力して接続します。パスワードを悪意のある他人に解読されると、不正に利用されてしまう恐れがあるので、必要ない時はテザリングをオフにしておきましょう。

Bluetoothテザリング

Bluetoothテザリングは、Wi-Fiテザリングに比べてバッテリー消費が少ないのが特徴です。スマホのバッテリー残量が気になる時に利用を検討しましょう。なお、Bluetooth通信は接続する機器を認証するペアリングをおこなうので、知らないうちに不正利用される心配はありません。

USBテザリング

パソコンとスマホをケーブルで直接つなぐUSBテザリングは、無線のWi-FiやBluetoothに比べて接続や通信速度が安定しています。また、テザリングと同時にスマホの充電ができるのもメリット。当然パソコンのバッテリーは消費しやすくなるため、パソコンとスマホ、お互いの機器のバッテリー残量をチェックしながら利用しましょう。

USBケーブルには充電専用と充電・通信対応の2種類があります。充電専用のケーブルだとテザリングはできないので、注意してください。

テザリングをする手順

テザリングの種類ごとに実際のやり方を紹介します。

Xperia XZs(Android 7.0)とWindows 10パソコンを利用した手順となります

Wi-Fiテザリング

まずスマホ側の設定をおこないます。

android スマホ テザリング

端末本体の設定を開いて、[テザリング]の項目を選択してください(メニューはデバイスにより異なりますが、[接続]や[無線とネットワーク]などの項目内に含まれることが多いです)。

android スマホ テザリング

テザリングの設定画面には、Wi-Fi、Bluetooth、USBテザリングのオン/オフが表示されています。ここでは[Wi-Fiテザリング]を有効にします。

これでスマホ側の設定は完了です。なお、テザリングにはパスワード(セキュリティキー)の入力が必要です(後述)。

android スマホ テザリング

続いてパソコン側の操作をおこないます。

デスクトップなどから、ネットワークアイコンをクリックして接続先一覧を開いてください。先ほどWi-Fiテザリングをオンにしたスマホの機種名が表示されているので、クリックして[接続]を選択します。

なお、接続先として表示されるまで数分がかかることもあります。少し待っても表示されない時は、スマホ側のテザリング設定画面の[Wi-Fiテザリング]をオフにしてから再度オンにしてみましょう。

android スマホ テザリング

ネットワークセキュリティキーを入力して、[次へ]をクリックしてください。

android スマホ テザリング

セキュリティキーは、スマホの「Wi-Fiテザリング設定」画面から確認することができます。

android スマホ テザリング

接続が完了すると機種名の下に「接続済み」と表示され、インターネットを利用できるようになります。

Bluetoothテザリング

android スマホ テザリング

Bluetoothテザリングをする時は、パソコンとスマホ双方で「ペアリング」という設定をおこないます。

まず最初にスマホ側の本体設定から[テザリング]の項目を選択し(メニューはデバイスにより異なりますが[接続]や[無線とネットワーク]などの項目内に含まれることが多いです)、[Bluetoothテザリング]をオンにしてください。

android スマホ テザリング

その後、パソコン側の設定で機器を検出します。

「設定」画面で[デバイス]と進んで、[Bluetoothとその他のデバイス]のタブで[Bluetooth]をオンにします。その上で[Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する]の[+]ボタンをクリック。

android スマホ テザリング
android スマホ テザリング

「デバイスを追加する」画面の[Bluetooth]をクリックすると、テザリングするスマホを検出してくれます。検出されたスマホの部分をクリックしてください。

android スマホ テザリング

パソコンとスマホの画面に、ペアであることを表すコード番号が表示されます。一致していることを確認して[接続]します。

android スマホ テザリング

スマホ側でもコード番号を確認の上、[ペア設定する]をタップします。

android スマホ テザリング

接続が完了したら、Wi-Fiテザリングと同様にインターネットを利用できるようになります。

USBテザリング

android スマホ テザリング

USBテザリングは最も手軽に接続できます。

スマホの[USBテザリング]設定をオンにした状態でスマホとパソコンをUSBケーブルで接続すると、自動で機器を検出してくれます。

android スマホ テザリング

接続が完了すると「デバイスの準備ができました」と表示され、インターネットに接続できるようになります。Wi-FiやBluetoothのテザリングと比べて、接続が切れてしまう心配もありません。

構成・文:藤原達矢

編集:アプリオ編集部