「Pixel 10」シリーズ正式発表、価格は12万8900円から Tensor G5を搭載

Proシリーズでは最大100倍のズーム撮影が可能に
「Pixel 10」シリーズ正式発表、価格は12万8900円から Tensor G5を搭載

Googleは2025年8月20日(米国時間)、「Pixel 10」「Pixel 10 Pro」「Pixel 10 Pro XL」「Pixel 10 Pro Fold」を発表しました。

予約販売は2025年8月21日から開始されており、Pixel 10とPixel 10 Pro/Pro XLは8月28日、Pixel 10 Pro Foldは10月9日に発売されます。いずれのモデルも発売から7年間のOS・セキュリティアップデートが提供される予定です。

Pixel 10

Pixel 10シリーズには、最新チップ「Google Tensor G5」とオンデバイスAI「Gemini Nano」モデルが搭載されています。最新のGemini Nanoモデルの活用により、生成AIを活用した写真撮影や新機能「マジックサジェスト」といったPixel 10シリーズだけの機能が利用できるようになります。

ディスプレイには、最大3000ニトのピーク輝度に対応するAcutaディスプレイ(OLED)を採用。Pixel 10とPixel 10 Proは6.3インチ、Pro XLは6.8インチのディスプレイサイズとなります。また、Pixel 10 Pro Foldは内部ディスプレイが8インチ、外部ディスプレイが6.4インチで、内部ディスプレイのサイズは折りたたみスマホで最も大きいとのことです。

Pixel 10 Proシリーズは最大100倍ズームも可能

Pixel 10シリーズのカメラはトリプル背面カメラシステムを備えます。Pixel 10には高速オートフォーカス対応の5倍望遠レンズを搭載し、光学10倍相当の画質と最大20倍の超解像ズームによって遠くからの撮影がしやすくなります。Pixel 10 Proシリーズでは、最大100倍のズームが可能になる超解像ズーム Proを利用可能です。超解像ズーム Proで撮影した画像は単にトリミングをしているだけでなく、Tensor G5と生成AI画像モデルを活用し、複雑な細部を復元して高画質化しているといいます。

Pixle 10

AIが写真撮影のアドバイスをしてくれる「カメラコーチ」

カメラアプリでは、より良い構図やフレーミングなどのヒントを提案する「カメラコーチ」機能が利用できます。撮影しながらAIが写真の基礎を教えて、写真を始めたばかりの人のスキル上達を手伝います。

新機能「マジックサジェスト」

さらに、Pixel 10シリーズ向けの新機能「マジックサジェスト」も追加されます。マジックサジェストは、電話やチャットでのコミュニケーション時に、必要な情報をAIが先回りして提示してくれる機能。たとえば、航空会社に電話をする際にメールからフライト情報を探し出して通話画面に表示したり、友人とのチャット中に予約したレストランの住所を教えたりといったことが可能です。

カラーバリエーションは、Pixel 10がObsidian、Frost、Indigo、Lemongrassの4色、Pixel 10 Pro/Pro XLはObsidian、Porcelain、Moonstone、Jadeの4色、Pixel 10 Pro FoldはMoonstoneとJadeの2色となっています。各モデルの販売価格は以下の通り。

Pixel 10シリーズ販売価格(Googleストア)
  モデル 価格
Pixel 10 128GB 12万8900円
256GB 14万3900円
Pixel 10 Pro 256GB 17万4900円
512GB 19万4900円
Pixel 10 Pro XL 256GB 19万2900円
512GB 21万2900円
Pixel 10 Pro Fold 256GB 26万7500円
512GB 28万7500円

なお2025年9月8日までは、対象スマホの下取りと次回以降に使えるGoogleストアクレジットの付与で、Pixel 10とPixel 10 Pro、Pixel 10 Pro XLのいずれかが実質4万9800円から購入できるキャンペーンが実施されています。

EDITED BY
TOKIWA