KDDIは16日、au発表会において、通信料金の割引プランを発表した。学生およびその家族が対象となる「ともコミ学割」、25歳以下ならスマホのパケット定額が割引になるキャンペーン、固定通信サービスと組み合わせて家族のスマホ利用料金がそれぞれ割引になる「auスマートバリュー」と一挙に3つが発表されている。
auは、1月18日から5月31日のキャンペーン期間中に、25歳以下のユーザーがスマホを新規契約または機種変更する場合に、自動的にパケット定額『ISフラット』の料金を通常月額5,460円のところ、最大2年間4,410円に割引く。
これまで、ソフトバンクモバイルのiPhoneユーザー向けパケット定額、およびドコモのXiスタートキャンペーンにおけるパケット定額の4,410円/月と比較して、auのパケット定額はiPhone4S向けが4,980円、Android、WP向けが5,460円と割高に設定されていたが、今回のキャンペーンで年齢制限はあるものの、競合キャリアと同額の設定とした。
また、学生およびその家族向けに『ともコミ学割』を適用する。1月18日から5月31日のキャンペーン期間中に申し込みを行い、『プランZシンプル』および『誰でも割』か『スマイルハート割引』を利用するユーザーに対し、学生は最大36ヵ月、家族は最大15ヶ月間、『プランZシンプル』の基本料金980円を無料とする。
さらに、KDDIが提携するFTTHおよびCATVなどの固定通信サービスと契約すると、スマートフォンの利用料金を最大2年間1,480円割引き、2年経過後も永年980円割引く『auスマートバリュー』が発表された。『auスマートバリュー』は同居する家族全員が対象となるため、26歳以上のユーザーも『auスマートバリュー』を利用すれば、2年間はスマホのパケット定額料金4,410円となる。
このところauはiPhone4Sでソフトバンクに及ばず、Androidでもドコモに見劣りするなど、やや苦しいところも見えていたが、新割引プランで弱点を解消し、巻き返したい構えだ。