限られた移動回数のなかでキャンディを動かし、同じ色のキャンディを3つ以上並べて消滅させ、各ステージのノルマをクリアしていくパズルゲーム「キャンディークラッシュ」は、世界中で親しまれている。
ポップなデザインとサウンドでつくられた世界はキャンディのように甘く、華やかだ。ステージ数は400以上と豊富で、ステージを進めるにつれて難易度は高まり、長く楽しめる本格派。世界66カ国のストアで「無料総合ランク1位」を獲得しており、ゲームに夢中になるプレイヤーが続出している。
限られた手数で高得点を目指す
キャンディークラッシュでは、キャンディーをフリックして消していく。連鎖が発生したときに聴くことができる男性の低音ボイスは微妙にやみつきになる(デリシャス♪、スウィート♪といったボイスが耳に残って仕方がない)。
連鎖の爽快感は「キャンディークラッシュ」の魅力の一つだろう。連鎖を起こして多くのキャンディーを消せば、得点もアップする。
とは言うものの、狙って連鎖を発生させるのは至難の業。そこで、一度にたくさんのキャンディーを消すことができる「スペシャルキャンディー」をゲットできるように沈思黙考することが大切になってくる。
スペシャルキャンディは3種類。4個のキャンディーを並べて消すと入手できる「ストライプのスペシャルキャンディー」、T字型またはL字型に並べてキャンディー消すともらえるラッピングされた「四角いスペシャルキャンディー」、5個並べてつくる「カラフルなスペシャルキャンディ」だ。これらを、いかに効率よく出現させるのかがゲーム攻略のポイントとなる。
さらに、「スペシャルキャンディー」を2つ混ぜて発生する「ジャイアントキャンディー」効果は積極的に発生させていくべき。基本的に時間制限はないので、じっくり考えてキャンディーの大量消去が可能なジャイアントキャンディー効果を狙っていこう。
パズル能力と運のバランスが絶妙
ただ、どうしても運に左右されてしまう側面があるのが、このキャンディークラッシュ。なかなか思い通りにはいかないだろう。
それでも、パズル能力を鍛えていきスペシャルキャンディーを上手に生み出していくことは可能だ。
ステージが進んでいくに連れて、ステージ構成が複雑化していき、邪魔なクリーム型ブロックやチョコレート型ブロック、時間内に消さないとゲームオーバーになる爆弾なども出現する。100面を超えてくると、「こんなの無理だろ!」と独り言をつぶやいてしまうような高難易度ステージが待ち受けている。
難易度が高くとも、パズル能力と運の絶妙なバランスの上に成り立っているからこそ、中毒性が高く世界で人気を博しているのだろう。筆者も、昨年来、気が付くと電車の中などで遊び続けてしまっている自分を発見する。ゲーム中、場面ごとに同じBGMが延々と流れるが不思議と飽きが来ず、前述の男性ボイスとの相乗効果のせいか、イライラしてしまいそうな場面でも心穏やかに遊ぶことができるはず。
各ステージで移動回数や時間等の制限があるなかで課題をクリアしてハイスコアを目指すキャンディークラッシュ。どこまでも無料でプレイが可能だが、おたすけアイテムやライフの追加など、ゲーム内アイテムは有料で購入することもできる。毎日の空いた時間にゲームをしたい人には、特にオススメだ。