どれがいい? 定額制の動画配信(見放題)サービスの比較と選び方

2017-04-14 10:43

どれがいい? 定額制の動画配信(見放題)サービスの比較と選び方

いよいよ役者が出揃った感のある、定額で映画やテレビドラマ、アニメ等が見放題の動画配信(ストリーミング)サービス。世界最大手「Netflix」が日本に上陸し、非常にリーズナブルな「Amazonプライムビデオ」も提供開始されています。これに対して、国内会員数トップの「dTV」や、海外サービスながら日テレが買収し急速にコンテンツ拡充をはかる「Hulu」、国内老舗で何でも揃う「U-NEXT」らが迎え撃つ構図となっています。

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動画配信サービスの選び方とは

日本では従来、地上波テレビが映像コンテンツの中で絶大な存在感を誇っており、「映像コンテンツ=無料」という認識が色濃くなっています。また、動画配信といえば無料のYouTubeやGYAO!などを思い浮かべる人もいるかもしれません。「見放題といっても有料だし、自分には関係ない」とスルーしてきた人も少なくないでしょう。

しかし、映画やテレビ、ドラマ、アニメが好きな人で、毎月レンタルビデオ店で何本か借りているのであれば(たとえば海外ドラマなら1シーズン3000円くらい掛かったりするわけで)、定額制の動画配信サービスを使わなければ損、とまで言えるようになってきたのが現状です。もちろん、Chromecast(クロームキャスト)やAmazon Fire TVなどを介して大画面のテレビでも楽しめます。

定額制 見放題 動画配信サービス 選び方

では、どうやって最適なサービスを選ぶのがよいでしょうか。結論から言ってしまえば、どのサービスも2週間から1カ月程度の無料お試し期間が設けられているので、トライアル体験で満足できたか否か、自分の視聴スタイルに合っていたかどうかが決め手になります。その際、大事な視点は次の通りです。

コンテンツ

コンテンツ数も指標の一つですが、結局自分が見たいコンテンツが多くあるかどうか。見たい作品に限って、見放題とは別に課金が必要となるPay Per View(ペイパービューまたはレンタル)に設定されていないかどうかも要チェックでしょう。

ちなみに2016年9月、お目当ての作品がどの動画配信サービスで見られるか横断的に検索できる「JustWatch」が国内向けにも登場。Hulu、dTV、Netflix、U-NEXT、Amazonプライムビデオなどが対象で、新作や人気作品を一覧で見たり、公開年やジャンル、画質などの条件で絞り込んで検索できたりする便利なサービスです。

利用料金

月額300円台(実質)のサービスから2000円くらいのものまで、各サービスで料金はまちまち。まず料金自体が自分の予算内に収まっているのか、また試用してみて「料金なりの価値」を感じられたかどうかが大事なポイントになります。

画質や機能

画質は主にSD/HD/4Kがありますが、コンテンツ・利用プラン・デバイスによっては高画質で提供されない点に注意が必要。また、手持ちのデバイスに(複数)対応しているか、ダウンロード機能(オフライン再生)の有無、レコメンド機能の相性なども差が出るところです。

比較表

月額料金(税別) コンテンツ数 画質 無料お試し期間 ダウンロード機能
Hulu 933円 3万以上 HD 14日間 ×
dTV 500円 12万以上 SD/HD/4K 31日間
Netflix 650円/950円/1450円 非公開 SD/HD/4K 1カ月間
Amazonプライムビデオ 実質325円(年会費3900円) 2万5000以上 SD/HD/4K 30日間
U-NEXT 1990円 12万以上 フルHD/4K 31日間

主要な動画配信サービス5つについて、以下に特徴・レビューをまとめてみました。無料トライアル体験と併せて、サービス比較検討の材料にしてみてください。

dTV(ディーティービー)

実は「dTV」の運営は、エイベックス通信放送(ドコモとavexの合弁)がおこなっています。そのサービス名から、ドコモユーザーしか使えないサービスと勘違いされがちですが、2015年4月のキャリアフリー化によって現在は誰でも利用でき、500万を超える会員数は国内最大と謳っています。

dTV(ディーティービー)

月額500円と料金がかなりリーズナブルながら、コンテンツ数は12万以上で国内トップ、というより群を抜いた品揃えです。ジャンル別でみても、映画を筆頭にコンテンツ数で他を圧倒していますが、一部は個別課金が必要な作品(PPV)もあります。

BeeTV開局から7年を経て、膨大な視聴データをもとに日本人の嗜好に合った作品を制作したり(有力な邦画作品と連動したオリジナルのスピンオフドラマなど)、J-POPアーティストのライブ生配信やMVなどの音楽コンテンツ、日本アニメの積極的な配信も魅力となっています。

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画質は多くがHD(一部4Kに対応)。様々なデバイスに対応しますが、ゲーム機には非対応。ただし、dTVターミナルという専用テレビ視聴デバイスも用意されるほか、Apple TVもサポートしています。ダウンロード機能(オフライン再生)が提供されている点も、外出時に視聴する機会が多いユーザーにとって嬉しいところです。

  • 月額料金:500円(税別)
  • 総コンテンツ数:12万以上
  • 画質:SD/HD/4K
  • 個別課金(PPV):あり
  • 無料お試し期間:31日間

詳しくはこちら:dTV(ディーティービー)

U-NEXT(ユーネクスト)

2007年に提供開始した「U-NEXT」は、国内の動画配信サービスでも古参の存在。月額料金は1990円と他サービスに比べて少々高めですが、映像コンテンツ数で12万以上(dTVに匹敵)を取り揃えるほか、料金内で70誌ほどの雑誌が読み放題となっています。

U-NEXT(ユーネクスト)

作品の配信タイミングも早く、更新頻度が高いのも特長。新作を中心に個別課金の必要なPPV作品も少なくありませんが、定額料金内で毎月付与される1000ポイント(1ポイント=1円分)での視聴もできるので、他サービスでは見られないような人気作品も月に2~3本ほど楽しめます。また、サービス内で貯めたポイントが映画館(イオン・松竹・ユナイテッド等)でのチケットとの交換や割引に使えるサービスもユニークです。

映像の画質は基本フルHDで、クリアで見やすい印象。視聴可能デバイスも、ほとんどのものを網羅します。子アカウントを無料で3つまで追加し、最大4ストリームでの視聴がおこなえる「ファミリーアカウント」も便利です。スマホとタブレットに限って、コンテンツをダウンロードしてオフライン再生する機能も用意されます。

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最近ではUIを刷新したほか、4Kコンテンツの配信も開始するなど、老舗サービスながらも日々進化している印象。少々お金を出しても新作やアダルト、雑誌もいろいろ見たい、という旺盛なユーザーにオススメできるサービスです。

  • 月額料金:1990円(税別)
  • 総コンテンツ数:12万以上
  • 画質:フルHD/4K
  • 個別課金(PPV):あり
  • 無料お試し期間:31日間

詳しくはこちら:U-NEXT(ユーネクスト)

Hulu(フールー)

Hulu」は、国内では動画配信サービスの先駆け。米国発のサービスだけに、とりわけ海外ドラマのコンテンツ数は最上位クラスの品揃えとなっています。国内会員数は150万を超えています。

Hulu(フールー)

国内事業が日本テレビに買収されたこともあり、国内のテレビ系コンテンツが充実。日テレだけでなく、TBS・NHK・フジテレビをはじめとした主要キー局の人気番組をカバーし、テレビ放送とほぼ同時の見逃し配信も多くなっています。アニメに関しても比較的豊富なラインナップで、今後のコンテンツ拡充にも期待できそうなサービスといえます。

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追加料金がかかるペイパービュー(PPV)はなく、コンテンツは完全見放題。ほぼ全コンテンツがHD画質で楽しめるなど、このあたりの安定感はさすがです。テレビ機器からスマホ、タブレット、Chromecast、Fire TV、ゲーム機まで多くのデバイスに対応しますが、同一アカウントで同時に複数デバイスによる視聴はできません。ダウンロード機能はなし。無料トライアル期間は他サービスに比べてやや短めに設定(2週間)されています。

2017年5月に大幅リニューアルが実施され、スマホやタブレットのアプリ版/ウェブ版、テレビ向け、ゲーム機向けなどデバイスごとに最適化されたデザインに進化。また、これまでパソコンでしか視聴できなかった音楽ライブやスポーツ、FOXチャンネルなどのリアルタイム配信が、スマホやタブレットからも見られるようになりました。キッズ作品のみ表示のアクセス制限に対応し、ファミリーでも安心して使えます。

  • 月額料金:933円(税別)
  • 総コンテンツ数:4万以上
  • 画質:HD
  • 個別課金(PPV):なし
  • 無料お試し期間:14日間

詳しくはこちら:Hulu(フールー)

Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)

Amazonプライムビデオ」の最大の強みは、Amazonプライム会員(年会費3900円)なら追加料金なしで利用できるという点。つまり、動画見放題サービスだけでなく、音楽聴き放題サービスである「Prime Music」や、Amazonの買い物で当日お急ぎ便やお届け日時指定便などもすべて月325円(年会費を12カ月で割った額)で使える、大変リーズナブルなものとなっているわけです。

Amazonプライムビデオ

Netflix同様、2015年9月に国内サービスを開始し、日本では後発組に含まれますが、国内外の映画やテレビ・ドラマ、オリジナル制作の作品などラインナップ自体は少なくありません(コンテンツ数は2万5000以上)。画質はSD/HD/4Kで、ダウンロード機能も備えます。

しかしながら弱点も散見され、個別にレンタル購入が必要なPPV作品が多くを占めており、実際に見放題できるものはある程度限られています。また、ChromecastやApple TVなどが非対応デバイスで、テレビで視聴するにはFire TV(Stick)が必要になる点もマイナス。

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それでも、他のプライム会員特典も料金内で享受できると考えれば目をつむれるとも言え、コストパフォーマンスを重視して手軽に楽しみたい人には、最も魅力的に映るサービスでしょう。

  • 月額料金:実質325円(税別)=Amazonプライム年会費3900円
  • 総コンテンツ数:2万5000以上
  • 画質:SD/HD/4K
  • 個別課金(PPV):あり
  • 無料お試し期間:30日

詳しくはこちら:Amazonプライムビデオ

Netflix(ネットフリックス)

Netflix」は世界で7000万近いユーザー数(国内会員数は非公開)を誇る動画配信サービス。2015年9月に国内でも提供スタートし、海外ドラマの種類や質は充実しています。オリジナル制作のコンテンツも豊富で、人気監督を擁したドラマはエミー賞にノミネートされるほどのクオリティ。国内向けでは、人気小説『火花』などのオリジナル制作・独占配信もおこなっています。ただし、まだ国内系コンテンツの数は他サービスより物足りない印象です。

Netflix(ネットフリックス)

料金プランは月額650円のベーシック(SD・1ストリーミング)、月額950円のスタンダード(HD・2ストリーミング)、月額1450円のプレミアム(4K・4ストリーミング)が用意され、画質と同時視聴可能なデバイス数ごとに区分されています。4K対応は一部コンテンツに限られますが、主要サービスではAmazonプライムビデオとNetflix、U-NEXTが提供しています。追加課金が必要なPPVはなし。2016年11月30日にダウンロード機能が追加され、オフライン再生が可能となりました。

対応デバイスは一通りサポートされるほか、国内テレビメーカー各社からも対応テレビが複数ラインナップされています。国内サービス開始まもない頃、無料お試し期間終了(契約自動更新)前のメール通知が一部届かないトラブルが発生したものの、返金等の対処が迅速・丁寧におこなわれ、しっかりとしたサポート体制が敷かれている印象を受けました(筆者の体験)。

Netflixの使い方、iPhoneとAndroidスマホで登録してログインする方法など

  • 月額料金(税別):650円(SD)/ 950円(HD)/ 1450円(4K)
  • 総コンテンツ数:非公開
  • 画質:SD/HD/4K
  • 個別課金(PPV):なし
  • 無料お試し期間:1カ月

詳しくはこちら:Netflix(ネットフリックス)

その他の注目サービス

上記で紹介したほかにも、様々な動画配信サービスが登場しています。特にキャリアに紐付いたサービスは自社ユーザーへの優遇もあり、お得に利用できる傾向です。

au ビデオパス

auビデオパス

auユーザーなら検討したい動画配信サービスが「au ビデオパス」です。KDDIとJ:COMがグループ会社の関係にあることもあり、国内の映像作品の充実度には定評があります。毎月1本、通常レンタル対象の最新作が追加料金なしで楽しめるほか、スマホやタブレット、PCはもちろん、テレビの大画面(Chromecastなどを経由)でも視聴できます。

見放題プランの月額料金は562円(税別)。ちなみにauビデオパス会員なら、TOHOシネマズやユナイテッドシネマズ/シネプレックスの映画鑑賞料金が割引となる特典も受けられます。初回入会時は30日間無料で利用できるので、まずはお試しするのもアリでしょう。

詳しくはこちら:au ビデオパス

dアニメストア

動画配信サービスを楽しむといっても、もっぱらアニメばかり観るという人には「dアニメストア」が外せないでしょう。月額400円(税別)というレンタルビデオわずか1本分ほどの料金で、約1900もの作品が見放題になる国内最大のアニメ配信サービスです。dTV同様、ドコモユーザー以外も利用できます。

dアニメストア

ChromecastやApple TVにも対応するため、スマホやタブレットだけでなくテレビやPCなど大画面でも視聴できます。画質は4つのモードが用意され、HD画質ではハイクオリティな神作画も楽しめるほか、外出中でも通信量を抑えた画質(きれい)なども選択可能。ダウンロードによるオフライン再生機能も備えています。

そして、何と言っても決め手になるのは、コンテンツの豊富さ。現在テレビ放送中の最新アニメをはじめ、ここ数年のヒット作、あの頃の懐かしい作品、往年の名作まで、圧倒的なラインナップで攻めています。アニソンやミュージッククリップも聴き放題。初回31日間は無料でお試しできるので、実際のコンテンツ充実度をチェックしてみてはいかがでしょうか。

詳しくはこちら:dアニメストア