「ポケモンGO」をプレイしていて、「GPSシグナルが検出できません」「GPSの信号をさがしています」「位置情報を取得できません」といったエラーが多発し、何も操作できなくなってしまうことが間々あります。こうした位置情報系エラーについて、iPhone/Android端末ともにその原因や解消法を解説します。
GPSなど位置情報系のエラーが表示される原因
ポケモンGOはGPSなどで端末の現在地情報を取得し、ゲーム上に反映しています。一般的にGPSの精度は、使っている端末とその信号や接続の強度に大きく依存しています。そのため、GPSはオンなのにエラーが表示される場合には、以下に挙げるような点が主な原因と考えられます。
- インターネットに接続されていない(電波が弱い場所など)
- ポケモンGOアプリにGPS(位置情報)の利用を許可していない
- 通信設定で位置情報の精度が低いモードになっている
- 位置情報が取得しにくい場所(屋内や地下など)に居る
上記1や4に関しては、まず居場所を移動したり、機内モードのオン/オフ、SIMカードの抜き差しなどでインターネット接続をリフレッシュしたりして、エラーを改善できる場合が少なくありません。2や3の原因である場合には、端末において位置情報に関する設定を正しくおこなう必要があります。それらの対処について紹介していきます。
対処法1:ポケモンGOに位置情報の利用を許可する
GPS等がオンでも、ポケモンGOアプリに端末の位置情報を利用する許可を与えていないと、当然ながらゲームも機能しません。念のため、位置情報の許可設定について確認します。
iPhoneの場合
iPhoneの「設定」から[プライバシー]→[位置情報サービス]と進みます。
そもそも位置情報サービスがオフになっていないか、確認しましょう。
もしオフになっていたら、[位置情報サービス]をオンにします。
オンになっている状態で、下にスクロールして[Pokemon GO]をタップ。
[このAppの使用中のみ許可]にチェックが入っているかを確認しましょう。
外れている([許可しない]にチェックが入っている)場合は、[このAppの使用中のみ許可]を選択し、Pokemon GOに位置情報の利用を許可する必要があります。
Androidの場合
Android端末でも「設定」から、「ポケモンGO」アプリに位置情報の利用が許可されているか確認します。
[アプリ]→[Pokemon GO]と進みます。
アプリ情報の画面が表示されるので、[許可]をタップ。権限の一覧から[位置情報]をオンにします。
このほか、アプリを安定して動作させるには基本的に[カメラ][ストレージ][連絡先]の権限も許可したほうがよいでしょう。
対処法2:位置情報の測位を高精度に設定する
Androidでは、位置情報の測位モードを変更することが可能です。
端末の「設定」から[位置情報]をタップします。次の画面で、位置情報がオンになっていることを確認した上で[モード]を選択します。
位置情報モードを[高精度]に設定します。
各種モードは、現在地の特定をGPS、Wi-Fi、Bluetooth、モバイルネットワークのどれを利用しておこなうかで種別されており、最も位置情報が正確になのが高精度モードというわけです。
対処法3:Wi-Fiをオンにする
上述のとおりAndroidスマホでは、Wi-Fiの電波も現在地を特定するのに利用されています。これはiPhoneも例外ではありません。
ポケモンGOで「GPSシグナルが検出できません」「位置情報を取得できません」「GPSの信号をさがしています」といったエラーが表示されるのは、いずれにせよ現在地を特定できていない状態を示しており、GPSだけでなくWi-Fiをオンにすることでエラーが解消するケースも多くなっています。個人的には、この方法が最も効果が高い印象があります。
GPSは位置を特定するのに時間がかかったり(特に屋内など)、現在地がずれたり動いたりすることも多いので、ポケモンGOをプレイする際は、基本的にWi-Fiをオンにしておいたほうが位置情報系エラーも生じづらくなるといえます。なお、実際にWi-Fiに接続する必要はなく、手軽に試せる方法です。
対処法4:アプリまたは端末を再起動する
GPSやWi-Fiなど位置情報はオン(高精度)で、ポケモンGOアプリに位置情報の利用も許可しているのにエラーが解消されない場合は、アプリを再起動してみましょう。
左:iPhoneでは、ホームボタンをダブルタップした画面で「ポケモンGO」を上にスワイプして終了。右:Androidでは、画面下部のナビゲーションバー右にある□ボタンをタップして表示されるアプリ切替画面で、「ポケモンGO」を[×]ボタンもしくは横スワイプで終了させる。
エラーが発生した時点の状態を維持したい時には向きませんが、マルチタスクの画面からアプリを終了し、再度アプリを起動してやり直すことが可能です。
このほか、端末自体を再起動してアプリおよび通信状況をリフレッシュすると、エラーが改善されることも少なくありません。
iPhoneの電源の入れ方と切り方、オン/オフで再起動する方法
対処法5:ネットワーク設定のリセット
iPhoneでは、圏外が改善されない、Wi-Fiに接続できない場合などに「ネットワーク設定をリセット」することで改善できる可能性があります。
ただし、リセットした場合には保存済みのWi-Fiパスワードやテザリング(インターネット共有)、VPN、モバイルデータ通信の各種設定が消去され、再設定が必要になる上、端末の再起動も伴うなど手間がかかります。ポケモンGOの位置情報系エラーへの対処法としては、最終的な手段にとどめたほうが賢明かもしれません。
「設定」から[一般]→[リセット]と進みます。
[ネットワーク設定をリセット]を選択すると、パスコードを求められるので入力。
ネットワーク設定が工場出荷時にデフォルト状態に戻る旨の最終確認メッセ―ジが表示されます。
[ネットワーク設定をリセット]をタップすると、自動的に再起動します。