OPPOの注目スマホ「R15 Pro」「R15 Neo」をまとめて比較レビュー

2018-09-12 10:05
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OPPOの注目スマホ「R15 Pro」「R15 Neo」をまとめてレビュー

OPPO(オッポ)は耳慣れないメーカーですが、最近ではスマホ世界シェア5位前後の大手企業です。日本では今年の春、初めての製品「R11s」をリリースしました。今回は、手ごろな価格の「R15 Neo」と中・上位機の「R15 Pro」が登場したので、まとめてレビューします。どちらも、最近流行のワイドディスプレイを搭載した狭額縁モデルです。

まずは「R15 Neo」から詳しく見ていきますが、「R15 Pro」も合わせてそれぞれ比べながらレビューしていきますので、ぜひ最後までお読みください。

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【R15 Neo】手ごろな価格の大画面モデル

R15 Neoは、格安モデル(3GBモデルで2万円台後半、4GBモデルで3万円強)としてはちょっと大きめの6.2インチ液晶を採用しています。本体サイズも少し大きめです。ライバルとも言える「HUAWEI P20 lite」と比較してみましょう。

OPPO R15 Neo HUAWEI P20 lite
サイズ 156.2×75.6×8.2ミリ 148.6×71.2×7.4ミリ
ディスプレイ 6.2インチ(1520×720ドット) 5.84インチ(2280×1080ドット)

R15 Neoのほうが一回り大きくなっています。ディスプレイのサイズも違うため当然です。ただし厚みもあるので、手にしてみると「大きいなあ」と思うかもしれません。少しでも大きな画面でブラウザなどを見たい人にはおすすめですが、逆に手の小さな女性にはオーバーサイズに感じる可能性があります。

注目したいのが解像度の低さです。最近ではフルHD+ともいえる解像度の製品が多いため、大きなウィークポイントです。よく見ると文字がざらついていますし、写真の美しさがいま一歩です。

OPPO R15 Neo OPPO R15 Pro レビュー

R15 Neoの付属品は充電器とケーブル、ケース

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ワイドディスプレイの斬新なデザインだが解像度が低い

【R15 Neo】デザインは悪くないが少々チープ

R15 Neoは、価格を考えるとデザインも悪くありません。背面はミラー仕上げで、幾何学的な模様が裏からプリントされており、最近のスマホらしい美しさです。

しかし、蛍光灯などの光を反射させるとゆがみを感じます。価格が安いので当然ですが、5万円を超えるようなモデルに比べるとややチープに感じます。

OPPO R15 Neo OPPO R15 Pro レビュー

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背面に電灯などを反射させるとゆがみを感じる。奥のiPhone Xはくっきりと反射する

最大の特徴が、4230mAhという超大容量バッテリーを搭載していることです。カタログ値で16時間駆動となっています。ゲームも11時間利用できるのは大きな強みです。スマホをヘビーに使う人には魅力的でしょう。

また、2枚のnanoSIMとmicroSDカードを同時に利用できる3スロットを採用し、LTEの2回線同時待ち受け(DSDV)にも対応しています。

対応バンド(2モデル共通)

  • GSM: 850/900/1800/1900 MHz
  • WCDMA: Bands 1/2/4/5/6/8/19
  • FDD-LTE: Bands 1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28
  • TD-LTE: Bands 38/39/40/41

OPPO R15 Neo OPPO R15 Pro レビュー

3スロットでDSDVにも対応

【R15 Neo】性能は程々でデュアルカメラ搭載

性能は3万円程度のモデルとしては程々で、ベンチマークのスコアも一般的です。2年間は、特に問題なく使うことができるはずです。

今回は4GBメモリのモデルをテストしましたが、体感上のレスポンスで特に遅く感じることはありませんでした。それほどこだわりがないなら、安価な3GBモデルでも良いでしょう。ただし、ヘビーなゲームを中心に利用したいなら別の製品をおすすめします。

カメラは1300万+200万のデュアルタイプで、主にポートレートのために利用します。つまり、背景をぼかすための2つ目のカメラというわけです(※画質については後述します)。

少々気になるのが、いまだにmicroUSBポートを採用していることです。そろそろUSB-Cを希望したいところですが、格安スマホではまだ評価が分かれています。今までのケーブルなどを使い回したいなら、microUSBポートでもよいでしょう。

またR15 Neoで最も残念なのが、指紋センサーを搭載しないことです。顔認証は可能ですが、ライバルと比べると見劣りする感は否めません。

OPPO R15 Neo OPPO R15 Pro レビュー

ケーブルの接続はmicroUSBポートを利用する

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デュアルカメラはポートレート用だ

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スペックは3万円程度のモデルとしては一般的

【R15 Pro】有機EL搭載で美しい高級モデル

R15 Proは7万円台の中・高級モデルです。6.28インチのディスプレイには有機EL(AMOLET)を採用しています。とても鮮やかで発色がよいのは、上位モデルらしいところです。

背面はガラス製で、グラデーションが非常に美しく斬新です。今回はパープルのモデルをレビューしていますが、本体下部が紫で上部が黒に近い濃い色となっています。レッドは逆に、本体下部が濃い赤で上部が明るい赤です。

OPPO R15 Neo OPPO R15 Pro レビュー

R15Proは、コスパの高い上位モデル

OPPO R15 Neo OPPO R15 Pro レビュー

R15 Proと同梱物。イヤホンも付属する

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背面はガラスのグラデーションとなっている

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写真が下手で恐縮だがこの角度から見ると、奥が紫色になっていることがわかるだろう

本体の質感は非常によく、デザインも物欲をそそります。少々気になったのが、iPhone Xなどの高級モデルに比べると、液晶とボディの間に太めの樹脂のパーツが組み込まれていることです。

そのため液晶の縁(フチ)を見ると、段差が大きく感じます。iPhone Xではほとんど樹脂の存在が感じられないほどの細さなので、画面からボディまでのつながりがシームレスなのです。

OPPO R15 Neo OPPO R15 Pro レビュー

奥のR15Proは、ディスプレイとボディの間の段差が目立つ

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左からR15 Pro、R15 Neo、iPhone X。今回取り上げた2モデルは大画面であることがわかる。また、同じ明るさだとiPhone Xは白飛びするほど輝度が高い

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斜めから見ると、真ん中のR15 Neoが悲しいほど暗い。これは液晶だから仕方のないことだ

【R15 Pro】性能は上々だがバッテリーは普通

R15Proは、6GBのRAMに128GBのストレージと文句のない構成です。CPUはSnapdragon 660で、ベンチマークの結果も上位モデルらしい値となっています。

ただし、R15 Neoで魅力的だったポイントがそのまま同じわけではないのがとても残念です。SIMは2枚のセットなのでnanoSIMを2つ利用できますが、その際にはmicroSDカードが使えません。また、バッテリーも3430mAhとなっています。十分な容量ではあるのですが、R15 Neoを見てしまうと物足りなく感じます。

OPPO R15 Neo OPPO R15 Pro レビュー

スロットは2枚挿しで、1枚はmicroSDカードと排他利用になる

がっかりしたのが、microUSBポートを採用していることです。上位モデルはほぼすべてがUSB-Cに切り替わっているので、なぜいまだにmicroUSBを採用するのか疑問を感じます。

急速充電には独自規格で対応しており、付属の充電器やケーブルはコネクターの内部が緑色になっています。これは嬉しいのですが、市販の充電器やバッテリーで急速充電ができないのはウィークポイントです。

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コネクターはmicroUSBだ

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付属の充電器とケーブルで急速充電に対応する

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性能は上位モデルらしく十分だ

【R15 Pro】嬉しいおサイフケータイ対応

R15 Proの最大の特徴は、おサイフケータイ(FeliCa)に対応していることでしょう。SIMフリーのスマートフォンでは、対応モデルが多くありません。この点だけでも、キャリアのスマホからの乗り換えの候補になります。今後は他のモデルもおサイフケータイに対応してくれることを望みます。

カメラはデュアルレンズで、1600万画素+2000万画素とリッチな性能になっています。

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おサイフケータイに対応するのは大きな強みだ

【カメラ】R15 Neo、R15 Pro、iPhone Xで写りを比較

今回は、2モデルをiPhone Xのカメラと比較してみました。写りに関しては、R15 Proがおすすめです。そもそも価格帯もカメラの性能もケタ違いなので、致し方のないところです。

とはいえ、R15 Neoも3万円程度のモデルとしては十分な写りです。スナップ写真を気軽に撮影したいなら、満足できるはずです。逆に、ディスプレイの解像度が低いために、スマホ上で見た時の美しさがいま一歩なのがいただけません。

写真のメニューがiPhoneそっくりなのですが、これはさすがにやりすぎだと思いました。メーカー各社が独自に使いやすいメニューに力を注いでほしいところです。

OPPO R15 Neo OPPO R15 Pro レビューOPPO R15 Neo OPPO R15 Pro レビュー

左:iPhoneのカメラのメニュー、右:R15 Proのメニュー。そっくりなのがいただけない。R15 Neoもほぼ同様だ

一般的な撮影

OPPO R15 Neo OPPO R15 Pro レビュー

R15 Neoで撮影

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R15 Proで撮影

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iPhone Xで撮影

iPhone XとR15 Proは引き分け。R15 Neoは空が白飛びするなどいま一歩ですが、さほどこだわらなければ十分でしょう。

やや暗い所での撮影

OPPO R15 Neo OPPO R15 Pro レビュー

R15 Neoで撮影

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R15 Proで撮影

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iPhone Xで撮影

やや暗い部屋でランプにピントと明るさを合わせて撮影しました。R15 Proが一番美しく撮れており、R15 Neoは少し暗すぎる印象です。

ポートレイト機能

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R15 Neoで撮影

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R15 Proで撮影

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iPhone Xで撮影

ポートレイト機能で背景をぼかしてみました。どれも文句なしによく撮れています。

まとめ

R15 Proはおサイフケータイに対応し、有機ELを搭載して7万円台と非常に魅力的なモデルです。10万円クラスの高級機に比べると性能は劣りますが、ベテランユーザーがSIMフリースマホを選ぶ際の本命候補になるでしょう。

残念なのは、microUSB端子を採用することくらいです。カメラも十分な画質で、最有力の1台になること間違いなしです。個人的には、どうしてもmicroUSB端子が嫌なので購入しませんでした。他の製品とも使い回し、モバイルバッテリーからの急速充電がしづらいのは残念です。次世代のモデルが、USB-Cポートを搭載したらぜひ購入したいと思います。

R15 Neoはちょっと微妙な製品です。同価格帯のライバルモデルのHUAWEI P20 liteと比べると、液晶の解像度が低いという大きな欠点があります。さらに指紋センサーがないのもいただけません。こちらは、バッテリーの容量に魅力を感じるユーザー向けのモデルと言えるでしょう。

どちらの製品も現時点では初心者にはおすすめしません。わかりやすい取扱説明書や日本語のFAQが提供されていないのも大変残念です。

構成・文:戸田覚

編集:アプリオ編集部