上位モデルが超コスパ、日本初上陸「OPPO R11s」レビュー

2018-03-04 10:08
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上位モデルが超コスパ、日本初上陸「OPPO R11s」をレビュー

OPPOのAndroidスマホが日本に初上陸しました。なじみのないブランドですが、「オッポ」と呼ばれる中国市場では著名なメーカーです。今回、国内で初めて投入された「R11s」は、すばらしい性能と外観のSIMロックフリーモデルです。そのうえ価格は5万9800円(税別)と、中堅モデル程度に抑えられています。予算を抑えつつもスペックやデザインに妥協したくない人は必見です。

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薄くて大画面、そして狭額縁

OPPO R11sの本体は見るからに大きめで、ディスプレイは6.01インチとファブレットに近いサイズです。しかし、最近流行りの細長いタイプのディスプレイを採用し、狭額縁でもあるため、サイズの割に本体は小さく収まっています。iPhone 8 Plusと大きさを比較してみましょう。

サイズ ディスプレイ
OPPO R11s 155.1×75.5×7.1ミリ 6.01インチ
iPhone 8 Plus 158.4×78.1×7.5ミリ 5.5インチ

なんとディスプレイが大きいにもかかわらず、iPhone 8 Plusよりもコンパクトで薄いのです。背面の中央部が盛り上がっているデザインなので、手にすると数値以上に薄く感じます。とてもスリムで高級感のあるデザインだと感じるはずです。

もちろん、このサイズになると手の小さな人には持ちづらいかもしれませんが、iPhone 8 Plusを快適に使っていたなら、大きすぎると感じることはないでしょう。

OPPO R11s レビュー

OPPO R11sは狭額縁で完成度の高いモデル。“薄さ感”が素晴らしい

OPPO R11s レビュー

左のiPhone Xと比べると二回りほど大きい

OPPO R11s レビュー

薄さはOPPO R11sのほうが勝っている

仕上げのよいデザインに有機ELを採用

本体は金属製で、裏面の上下には電波を通すために樹脂のスリットが入っています。見た目にはiPhone 8 Plusと近いデザインだと感じるでしょう。今回取り上げているモデルはレッドですが、金属の質感を生かしたメタリックなカラーで、とても派手です。

正面を見ると、iPhone 8 Plusとは違って狭額縁であることがわかります。左右の額縁は極めて細く、上下には少し縁(フチ)があります。若干ながらフチがあることで、カメラは上部に内蔵しています。レッドモデルは、上下のフチの部分に赤いぼかしを入れているのがデザインのアクセントになっています。

OPPO R11s レビュー

ガラス上部の赤いグラデーションがアクセントになっている

OPPO R11s レビュー

背面は金属製で雰囲気のある色合い。もう少し地味なゴールドや黒もラインアップする

ディスプレイのガラスは2.5Dと呼ばれるタイプで、周辺部分が丸みを帯びています。最近流行の細長いタイプを採用しており、サイズの割には持ちやすいのが特徴です。まだ、細長い画面には対応し切れていないアプリも多く、画面に黒帯が出てしまうことが少なくありません。また、主に縦横比が4対3の写真を表示しても画面にムダなエリアが多く出てしまいますが、今後は徐々に対応が進むでしょう。

解像度は2160×1080ドットです。iPhone Xなどと比べると解像度がさほど高いわけではありませんが、十分に緻密です。この価格にして有機EL(AMOLED)を採用しているのが特徴の1つです。発色がよい上に視野角が広く、黒の締まりも文句なしです。非常に鮮やかでウェブページの文字も読みやすく、使っていて嬉しくなります。

ロック解除やログインには、顔認証と指紋センサーを搭載しています。顔認証は0.08秒で認識するのが特徴で、試してみると驚くほど高速です。ただしiPhoneと違って、暗い部屋や色の濃いサングラスをかけていると認識できないことがあります。とはいえ、指紋センサーと顔認証を併用できますから、認証が遅くてイライラすることはまずありません。

OPPO R11s レビュー

指紋センサーと顔認証を併用できる

急速充電に対応するが規格は独自

バッテリーは3205mAhと、このクラスの製品としては一般的な容量です。ディスプレイの省電力性も高いので、普通に使っていれば十分な駆動時間です。

「VOOCフラッシュチャージ技術」と呼ばれる独自の急速充電に対応しており、5分の充電で2時間の通話が可能とされています。実際に充電してみても体感で早く感じられます。とはいえ、付属の専用ACアダプターとケーブルを使うために、QuickChargeなどの汎用的な規格に比べると使い勝手はやや劣ります。

また高性能モデルながら、コネクターがmicroUSBなのもちょっと残念なポイントです。これから末永く使うことを考えると、USB-Cを採用してほしいところです。性能は十分で、ヘビーなゲームも快適にプレイできるはずです。SIMは、ナノSIMで1枚はmicroSDカードと排他仕様になり、DSDS(デュアルスタンバイ)にも対応します。また、対応バンドも幅広く文句なしです(下記参照)。

OPPO R11sの対応バンド

  • GSM: 850/900/1800/1900MHz
  • WCDMA: Bands 1/2/4/5/6/8/19
  • FDD-LTE: Bands 1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28
  • TD-LTE: Bands 38/39/40/41

 
OPPO R11s レビュー

充電のコネクターはmicroUSBなのが残念

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付属のACアダプターとケーブルで急速充電が可能だ

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急速充電中はステータスバーの充電マークがオレンジ色になる(上掲画像ではわかりやすいように強調加工しています)

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ナノSIMを2枚セットできる

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AnTuTuベンチマークのスコアも立派

カメラは暗いシーンの撮影にも強い

上位モデルらしく、2000万画素と1600万画素のデュアルカメラを搭載します。昼間など普通の撮影では1600万画素のカメラを利用。暗いシーンでは、2000万画素のカメラがセンサーの受光面積を4倍に拡大します。さらにレンズも明るいので、暗くてもノイズが少なく美しい写真が撮れるのです。

今回は、iPhone Xとの比較をメインに撮影してみましたが、甲乙付けがたいという印象です。背景をぼかしたポートレートモードでの撮影でも美しく撮れています。

また、インカメラも2000万画素(f/2.0)と上位モデルらしいスペックです。写真が美しく撮れるだけでなく、有機ELの鮮やかなディスプレイで表示すると数割増してきれいに表示できます。今まで3万円以下の格安スマホを使っていた人は、驚くほどの違いを感じるはずです。

OPPO R11s レビューOPPO R11s レビュー

左:Oppo R11sで撮影、右:iPhone Xで撮影。どちらも非常に美しく撮れている。iPhone Xのほうがやや色が鮮やかだ

OPPO R11s レビューOPPO R11s レビュー

左:Oppo R11sで撮影、右:iPhone Xで撮影。花を撮影しても傾向は同じで、iPhone Xの色合いが濃く感じられる

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左:Oppo R11sで撮影、右:iPhone Xで撮影。やや暗い部屋で撮影すると、OPPO R11sのほうが窓の白飛びが抑えられている

OPPO R11s レビューOPPO R11s レビュー

左:Oppo R11sで撮影、右:iPhone Xで撮影。ポートレートモードでの撮影も優劣は付けがたい

OPPO R11s レビュー

Oppo R11sで撮影。暗い屋外でもノイズが少なくきれいに撮れる

すばらしいコスパだが、iPhoneを意識しすぎている面も?

狭額縁に有機ELディスプレイを搭載し、高性能でカメラも文句なしと、上位機としても納得のモデルです。それでいて価格が5万円台なのですから、コスパの高さでも抜きん出ています。2〜3万円のエントリークラスのSIMロックフリースマホとの差は大きく、満足度もケタ違いです。

内蔵ストレージやRAMの容量こそやや劣りますが、実売で8万円近いHUAWEI Mate 10に匹敵するモデルだと考えれば非常に割安です。2〜3年は満足して使えるSIMロックフリースマホを探しているなら、筆頭候補に上がるはずです。

ただし、日本ではメーカーの知名度がまだ低いために、エントリーユーザーは手を出しづらいかもしれません。また、イヤホンのデザインまでiPhoneにそっくりなのが、少々気になる人もいるでしょう。

OPPO R11s レビュー

イヤホンのデザインもiPhoneそっくりだ

構成・文:戸田覚

編集:アプリオ編集部