LINE電話が「LINE Out」にリニューアル、LINE関連の全通話履歴をまとめて管理できる「Call」メニューも登場

LINE 通話 Call

LINEで最新アップデートがおこなわれ(バージョン5.4.0)、格安通話サービス「LINE電話」が「LINE Out」へと名称変更されたほか、LINEにおける様々な通話機能を一元管理できる「Call」メニューが新設されています。Android版先行でしたが、iPhone版にも対応しました。

現在、「Call」の仕様が変更されています。詳細については、下記の特集を参照してください。

今さら聞けない「LINE Out」とは──使い方や料金、音質、着信時の番号通知、無料の機能など

LINE Outに関しては、LINEを使っていない一般の携帯電話ユーザーや固定電話などへもLINEから格安料金で発信できるIP電話機能として、名称変更後も従来のLINE電話と同等の機能が利用できます。ただし、LINEの「その他」からアクセスできたLINE Out(旧LINE電話)単独のセクションはなくなり、今後は後述する「Call」から主に利用する形となります。

よく通話する相手を探すのに便利な「Call」

LINE 通話 Call

今回、LINEの「その他」に新設された[Call]を開くと、無料音声通話からビデオ通話、LINE Outの通話まで、またLINE友だちとの一般電話による通話まで、通話履歴が種類を問わず表示されます。一覧から相手をタップすれば、相手ごとに過去の通話履歴がまとめて確認可能です(Popcorn BuzzによるLINEグループ通話は対象外)。

これまで、LINEで無料音声通話やビデオ通話をするには、友だちリストで通話したい相手を選択してプロフィールから発信したり、トークルームから通話メニューを呼び出して発信する手順がメインでした。また、LINE電話で話したい場合は、LINE電話のメニューから発信しなければなりませんでしたが、LINEの通話履歴がまとめて参照できるCallの登場により、よく通話する相手を簡単に探して発信しやすくなっています。

ちなみにLINEには、よく通話する相手のショートカットを設置できる機能があります。

“誤爆”防止にも効果的、LINEトークの「ショートカット」の作り方

Call内の「連絡先」とは

LINE 通話 Call

Callの画面右上にある電話帳アイコンをタップすると、「連絡先」が表示されます。

初期設定ではLINEの友だちのみが表示されますが、設定で[友だちのLINEプロフィールからLINE Outで発信]をオンにすると、端末に登録されている電話番号がCallの連絡先に同期されます。これにより、Callの連絡先から非LINEユーザーの相手へもLINE Outを通じた発信が可能になります(LINE自体の「友だち自動追加」の設定もオンにする必要があるので注意)。

LINE OutはCallメニューから利用する

LINE Out

また、Callの画面右上にあるダイアル型のアイコンをタップすると、これまでのLINE電話のように直接電話番号を入力してLINE Outで発信したり、LINE Outのクレジット購入などがおこなえます。

ただし、LINE電話の時に存在した「お店」メニューはなくなり、近隣店舗への無料通話がしづらくなりました(10分までの無料通話は引き続き可能)。