iPhone 8は誰が買い替えるべきなのか、旧モデルとの比較を中心にレビュー

2017-09-26 15:05

iPhone 8は誰が買い替えるべきなのか、旧モデルとの比較を中心にレビュー

1年ぶりに新しいiPhoneが登場しました。iPhone 8とiPhone Xという2つのシリーズがお目見えし、一足先にiPhone 8が発売されています。今回は、iPhone 6sやiPhone 7を使っているユーザーが買い替えるべきかを軸にレビューします。

すでに、「iPhone 7シリーズとあまり変わらない」という声も聞こえてきます。果たして、iPhone 7シリーズからどの程度進化しているのでしょうか。また、どの機種からの買い替えに向くのかズバリ検証します。

iPhoneの使い方 完全活用ガイド

見れば欲しくなるガラス製ボディ

iPhone8 iPhone7 比較 レビュー

iPhone 8は、iPhone 7と基本的なスタイルが同じです。まずは、サイズを比べてみましょう。

高さ 厚さ 重さ
iPhone 8 138.4mm 67.3mm 7.3mm 148g
iPhone 7 138.3mm 67.1mm 7.1mm 138g

両者は、ほぼ同じデザインとサイズに思えますが、実は微妙に異なっているので、フルモデルチェンジしてることがわかります。

注目するべきは、背面のパネルがアルミからガラスに変更されたことです。iPhone 7までは、側面と背面がつながったアルミ製のボディでした。iPhone 8は本体の側面がアルミで背面はガラスになっています。

このガラスの仕上げが非常によく、手にしてみると大いに物欲をそそられます。

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iPhone 8は一見するとiPhone 7と同じように見えます。

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しかし、背面のガラスパネルは吸い込まれるような美しさです。

ガラスの色は裏面から乗っているので透明感のある仕上げとなっており、まるで美術品のようです。パネルはエッジの部分がアールを描いて薄くなる2.5D加工が施されています。手へのなじみが良いうえに、ボディサイドに近づくほどガラスが薄くなって立体的に感じるのです。

また、蛍光灯や窓など周囲の明かりが写り込んだときにも、樹脂では再現できない平滑感があります。「すべてのスマホの中で最も美しいデザインだ」と言っても過言ではないでしょう。気になるとすれば、iPhone 7と近いデザインなので見慣れていることです。

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こちらは、スペースグレイのiPhone 8 Plusです。

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スペースグレイは黒ではなく濃いグレイなので、ジェットブラックとは違う色です。

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樹脂性のバーはフレームのみに入るようになりました。

ワイヤレス充電に対応

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ワイヤレス充電に対応しました。

iPhone 8は新たにワイヤレス充電に対応しています。充電器に本体を置くだけでケーブルをつなぐことなく充電できます。

寝る前に充電器の上に置いておけば、朝には満タンになっているでしょう。いちいちケーブルを差し込まなくて良いのが楽です。純正のカバーを付けてテストしても充電は可能でした。Qiというワイヤレス充電の共通規格に対応しているので、市販の充電器も利用できます。

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純正のケースを付けた状態でも充電が可能です。

ただし、ワイヤレスでは、ケーブルのように充電しながら使うのは無理があります。充電器から持ち上げて使い、再び充電するというスタイルを繰り返していると、バッテリーへの負担が大きくなる可能性もあります。寝る前はワイヤレス充電を利用し、普段はケーブルで充電するなどうまく使い分けると良いでしょう。

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ちなみに、iPhone 7用のケースをiPhone 8に使うことは推奨されませんが、逆は大丈夫なようです。ただしこれは、微妙なサイズの差が影響するためなので、素材によっては問題なく使えるはずです。

ディスプレイは「True Tone」対応

iPhone 8とiPhone 7のディスプレイは、サイズなどの基本的なスペックは変わっていません。iPhone 8 PlusはフルHD。iPhone 8は最新モデルなのに、1334×750ドットと解像度がかなり低いのが残念です。

今回は、「True Tone」に対応したのがポイントです。周囲の光に合わせてホワイトバランスを調整するので、より自然な色合いに見えます。

ただし、iPhone Xのように大きく進化したわけではないので、違いがわかりやすいとは言えません。しかし、レビューのためにiPhone 8とiPhone 7を同時に持って使ってみると、明らかに違います。iPhone 8は、メニューなどの白い部分が真っ白に美しく表示できます。

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左がiPhone 7 Plus、右がiPhone 8 Plusです。どちらも十分に明るく美しいのでさほど差は感じないでしょう。周辺の光に合わせて色合いが変わる「True Tone」が追加されました。

カメラはじわりと進化している

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iPhone 8は1200万画素のカメラを採用します。

iPhoneのカメラが美しく撮れると評価している人は少なくありません。ここ数年、高級なスマートフォンのカメラはどれも大変にクオリティが向上しました。

iPhone 6や6sのユーザーに話を聞いても、カメラの画質に不満を覚えるという声はまずありません。数年前から、スマホのカメラは普通に使うには十分な画質になっているのです。

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iPhone 8 Plusは1200万画素のデュアルカメラを採用しています。

iPhone 8とiPhone 7の比較

iPhone 8のカメラはセンサーやカラーフィルタを刷新。画素数こそ1200万と同様なのですが、より性能が向上しています。ただし、普通に撮影した写真で違いを見極めるのは難しいでしょう。

すでに、iPhone 7のカメラでも完成の域に達しているので、大きく進化するという期待はしないほうが無難。どちらも大満足な美しさです。

例えば、暗い場面の撮影では、iPhone 8のほうが自然な色合いに感じます。

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普通に撮影した写真はどちらもほとんど変わらず、満足できるでしょう(左:iPhone 8、右:iPhone 7)。

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歩くのも大変なくらい暗い部屋で撮影しました。iPhone 8のほうが自然な色合いで写っています(左:iPhone 8、右:iPhone 7)。

ポートレートモード

最も違いを感じるのがポートレートモードです。iPhone 8 Plusや7 Plusのデュアルカメラで実現する背景をぼかす機能が進化しています。

これまではベータ版でしたが、いよいよ標準機能として搭載されるようになりました。

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背景をぼかせるポートレートモードは、iPhone 8 Plusで利用できます。

照明エフェクト

iPhone 8 Plusではさらに照明エフェクトが搭載されています(照明エフェクトはベータ版)。

「ステージ照明」では、背景を真っ暗にして、センターの被写体だけをドラマチックにライティングしてくれます。普通の部屋で撮った写真が、スタジオで撮影したように記録できます。

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照明エフェクトでは、ドラマチックな写真を撮れます。

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性能も順当にアップ

iPhone 8のCPUはA11に切り替わっています。iPhone 7が搭載してたA10に比べて、最大70%高速になっているとされています。

ベンチマークを計測してみると、シングルコアでは25%程度、マルチコアでは7割程度高速化されていることが実感できます。体感での速度差はほとんどわかりませんが、2〜3年使い続けると違いが出るはずです。

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左:iPhone 8、右:iPhone 7

iPhone 7ではやや重いゲームやアプリが、iPhone 8では快適に使える可能性があります。性能がアップされているにもかかわらずバッテリー駆動時間は従来と同様です。

コネクターは従来通りのLightningで、イヤホンジャックはありません。

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iPhone 8もライトニング端子を採用しています。

オススメの買い替えは?

iPhone 6や6s、5s、SEを利用している人はそろそろ買い替えを考えるタイミングでしょう。iPhone 8への買い替えと、安くなったiPhone 7への買い替えで悩むところでしょう。iPhone 7からは、おサイフケータイへの対応や防水機能を搭載しているのでおすすめです。では、どちらを選ぶべきでしょうか。

iPhone 7は32GBモデルで6万1800円、128GBモデルで7万2800円となっています。iPhone 8は64GBモデルで7万8800円、256GBモデルでは9万5800円です。

必要な容量から考える

まず、32GBモデルは容量が少なすぎるのでオススメしません。64GBで足りると思う人は、iPhone 8の64GBモデルを選ぶのが正解です。逆に、128GBモデルが欲しい人は、iPhone 7しか選択肢がありません。

末永く使いたいと思う人には、256GBのiPhone 8をおすすめします。かなり高いのですが、大容量で高性能なモデルを長く使えば元は取れます。iPhone 7を3年使うなら、iPhone 8を4年使えるはず。下取りの際にも新しいモデルのほうが高く売れるのでおすすめです。

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利用中の機種から考える

iPhone 7を使っているユーザーは、あえて買い替える必要はないでしょう。買い替えるなら、さまざまな点が大きく変わったiPhone Xを検討するべきです。

iPhone 6s以前のモデルを利用している人も、予算が許すならiPhone Xへの買い替えも検討したいところでしょう。とはいえ、iPhone Xの256GBモデルは12万9800円とかなり高価です。iPhone 8に比べると、3万4000円も高いのです。その価値があると感じる人は、かなりIT製品が好きな人でしょう。iPhone 8と比べてできることはさほど変わらず、iPhone Xにしかない機能は顔認証などに限られますが、デザインは斬新でディスプレイも明らかに画質が違います。少しでも気になる人は、iPhone Xの発売を待ってから決めても遅くはないのです。

「iPhone X(テン)」の4大刷新ポイント

iPhone 8とiPhone 8 Plusのどちらにするかを悩んでいる場合は、迷わずiPhone 8 Plusをおすすめします。iPhone 8 Plusには、画面が見やすくデュアルカメラという付加機能があります。なによりも、解像度の低いiPhone 8の液晶をこれから数年使い続けるのはおすすめできません。

性能は間違いなく向上していますが、体感できるほどの差は今のところありません。数年後に差が出てくるでしょう。

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構成・文:戸田覚

編集:アプリオ編集部