iPhoneで指紋認証「Touch ID」を設定する方法と使い方、できない時の対処法も

2017-04-08 20:24

iPhone 指紋認証 Touch ID

iPhone 5s以降には、指紋認証センサー「Touch ID」が搭載されています。iPhoneのホームボタンに軽くタッチするだけで、Touch IDセンサーが指紋を読み取ってパスコード代わりに認証でき、ロック解除やiTunes StoreやApp Store等における購入時などにセキュアかつ便利です。今回は指紋の設定方法や使い方、うまく登録や認証できない時の対処法などをまとめました。

指紋認証(Touch ID)を設定する方法(指紋登録)

iPhone 指紋認証 Touch ID

Touch IDを利用するには、指紋の登録が必要です。

iPhone購入時にTouch IDの設定をしなかった場合は、「設定」アプリから[Touch IDとパスコード]へ進みます。必要ならパスコードを入力し、設定画面を表示します。

iPhone 指紋認証 Touch ID

[iPhoneのロックを解除]をオンにすると、指紋登録の画面が表示されます。

登録したい指でホームボタンをタッチします。指が湿っているとうまく登録できないことがあるので、しっかりと乾いた状態で触れるようにしてください。

どの指を登録するか迷ったら、いつもiPhoneを持つほうの手の親指、または空いている手の人差し指を登録すればよいでしょう。また、普段ロックを解除する時と同じようにiPhoneを持ちながら登録すると、認識されやすくなります。

iPhone 指紋認証 Touch ID

指で複数回タッチすることで指紋が読み込まれる

ブルッという振動を感じるまで、ホームボタンにタッチします。指を置く時は、ホームボタンは押さずに当たる程度にします。押し込むと「押さないでください」というメッセージが表示されるので、[続ける]をタップしてやり直します。

うまく登録できない時は、Touch IDセンサーが汚れていないか確認してみましょう。皮脂が付着していたら、拭き取って再度試します。指紋が認識されると画面上の赤い部分が増えます。画面に「指を離す」と表示されたら、いったん指先を持ち上げて再度タッチします。この時、触れる位置を少しずらします。

iPhone 指紋認証 Touch ID

タッチして持ち上げるという作業を数回おこなうと、最初のスキャンが終了します。

[続ける]をタップして、今度は指紋の外側部分を登録します。

iPhone 指紋認証 Touch ID

指先や指の側面をホームボタンに当てる

指紋の外側の境界部分でタッチします。振動を感じるか「指を離す」と表示されたら指を離し、またタッチするという操作を数回繰り返します。

iPhone 指紋認証 Touch ID

完了の画面が表示されたら、[続ける]をタップします。

iPhone 指紋認証 Touch ID

iPhoneにパスコードが設定されていない場合は、ここで設定します。

パスコードは4桁の数字で入力します。指紋認証を設定した後でも、再起動後やTouch IDとパスコードの設定を開く時などにパスコードが必要になります。パスコードは絶対に忘れないようにしましょう。

iPhone 指紋認証 Touch ID

以上のような手順で、無事指紋が登録されるはずです。

[iTunes & App Store]でもTouch IDを有効にしたい時の方法は、後述の「Touch IDの使い方」の章で紹します。

指紋認証(Touch ID)でiPhoneのロックを解除する

iPhone 指紋認証 Touch ID

Touch IDを利用して、iPhoneのロックを解除してみましょう。

スリープ状態でホームボタンを押すと、ロック画面が表示されるので、指紋を登録した指でホームボタンを軽くタッチします。

認識に成功すると、ロックが解除されます。

iPhone 指紋認証 Touch ID

ロック画面を右にスライドすると、パスコードの入力画面になります。この画面でホームボタンに触れてもTouch IDを利用できます。

iPhone 指紋認証 Touch ID

指紋の認識に3回失敗すると、パスコードの入力画面になります。再び指紋認識を試すか、パスコードを入力してロックを解除します。

iPhone 指紋認証 Touch ID

認識に5回失敗した場合は、パスコードの入力が必要です。なおパスコードは、iPhoneを再起動した時や、最後にロック解除してから48時間以上が経過した時も必要です。

指紋認証(Touch ID)でiTunes StoreやApp Storeのコンテンツを購入する

iPhone 指紋認証 Touch ID

iTunes Store、App Store、iBooks Storeでは、パスコードの代わりにTouch IDでコンテンツを購入できます。

[設定]→[Touch IDとパスコード]を開いて、[iTunes & App Store]を有効にします。

iPhone 指紋認証 Touch ID

パスワードの入力画面が表示されたら、Apple IDのパスワードを入力して、[OK]をタップします。

iPhone 指紋認証 Touch ID

登録した指でホームボタンにタッチ

iTunes Store、App StoreまたはiBooks Storeを開いて、コンテンツを購入します。Touch IDの画面が表示されるので、登録した指でホームボタンに触れてコンテンツを購入します。

Touch IDでは、購入のたびに指紋をスキャンする必要があります。連続してコンテンツを購入する時は、[パスワードを入力する]をタップしてパスワードを入力したほうがよいでしょう。

なお、指紋の認識に5回失敗すると、Apple ID のパスワード入力画面が表示されます。また、iPhoneを再起動した後、指紋の登録や削除を行った後も Apple IDのパスワード入力が必要です。

アプリ起動時のロックを指紋認証(Touch ID)で解除する

「LINE」や「1Password」「Dropbox」など、Touch IDが利用できるアプリも増えてきました。パスコードを入力するよりも、アプリのロック解除がすばやくおこなえて便利です。ここでは、それらの設定方法を紹介します。

「LINE」での設定

iPhone 指紋認証 Touch ID

LINEでTouch IDを利用するには、LINEの「その他」から[設定]→[プライバシー管理]と進み、[Touch ID使用]をオンにします。

パスコードを設定していない時は、[パスコードロック]をオンにしてパスコードを設定してから、[Touch ID使用]のオプションをオンにします。

iPhone 指紋認証 Touch ID

これで、LINEの起動時にTouch IDの入力画面が表示されます。指紋で認証せず、[キャンセル]をタップしてパスコードを入力することも可能です。

iPhone版LINE、指紋認証(Touch ID)で起動時のロック解除が可能に──設定方法を紹介

「1Password」での設定

iPhone 指紋認証 Touch ID

1Passwordでは、アプリの[設定]→[セキュリティ]を開いて、[Touch ID]をオンにします。

iPhone 指紋認証 Touch ID

これで、1Passwordの起動時にTouch IDの入力オプションが表示されます。

Safariの拡張機能を利用して、1Password経由でウェブサイトのログイン情報などを入力する時も、同じようにTouch IDが利用できます。

「Dropbox」での設定

iPhone 指紋認証 Touch ID

Dropboxでは、アプリの[設定]から[パスコードロック]と進みます。

[パスコードをオンにする]をタップ後、パスコードを設定(または入力)した後、[指紋認証]をオンにすればOKです。ただし、iOS 8のみに対応しています。

Dropbox、指紋認証(Touch ID)でのロック解除に対応

登録や認証できない時に「精度」を高めるコツ

ホームボタンに指を乗せたものの、指紋がきちんと読み取れず認証がうまくいかない時があります。その原因や、指紋の登録を工夫することで認識精度を高めるコツなどについて紹介します。

指が濡れていないか

iPhone 指紋認証 Touch ID

指が濡れていると、指紋を読み取るのが難しくなります。手を洗った後や風呂上がりなどは、しっかり拭いたつもりでも指紋が認識されないことが多いようです。水滴の付いたグラスに触れただけでも、認識されない原因になります。

この場合は、画面をスライドしてパスコードの入力オプションを表示して、パスコードを入力したほうがよいでしょう。運動した後に汗で湿っていたり、ハンドクリームなどの油分がついている場合も同様です。

センサーが汚れていないか

iPhone 指紋認証 Touch ID

Touch IDセンサーが汚れていると、指紋を読み取りにくくなります。ホームボタンの埃や汚れは必要に応じて、拭き取っておきましょう。また、使っているうちに皮脂が付着してきますので、これも拭き取ります。

拭き取りには、糸くずの出ない柔らかい布(たとえば、メガネやレンズを拭くためのマイクロファイバークロスなど)を使うとよいでしょう。

よく使う指を複数登録する、登録し直す

Touch IDには、指紋は全部で5つまで登録できます。左右の親指と人差し指など、よく使う指を全部登録してもいいですし、よく使う指を2回登録してもかまいません。

乾燥の激しい冬季とそれ以外の季節では、指紋の形状が微妙に変化して、同じ指紋として認識されないことがあります。季節の変わり目などで指紋が認識されにくくなったら、同じ指を再登録しましょう(削除して登録し直してもOK)。同じ指を登録することで、指紋認識の精度が高まります。

iPhone 指紋認証 Touch ID

指紋を追加するには、iPhoneの[設定]から[Touch IDとパスコード]を開いて、[指紋を追加]をタップします。指紋の登録画面が表示されます。

iPhone 指紋認証 Touch ID

指紋の登録数が上限に達している時は、登録済みの指紋を削除します。項目を左にスワイプすると[削除]ボタンが表示され、削除できます。

iPhone 指紋認証 Touch ID

または項目をタップすると、指紋の詳細が表示されます。[指紋を削除]をタップし、指紋を削除できます。

複数の指を登録しているなら、どの指紋かわかるように、ここで名前を変更しておくと便利です。

5本を超えて指紋を登録する裏ワザ

Touch IDには最大5本までの指しか指紋登録ができないようになっています。しかし、以下に紹介する工夫をすることで、両手すべての指で認証をおこなえる登録が可能です。

iPhone 指紋認証 Touch ID

まずは通常どおり、「設定」アプリから[Touch IDとパスコード]→[指紋を追加]と進んで、指紋登録(指でタッチ)の画面へ移ります。

iPhone 指紋認証 Touch ID

指を1本登録しはじめましょう。

普通はその指を何度も繰り返しタッチして登録を続けますが、途中でもう1本別の指もタッチして交互に登録していきます。

iPhone 指紋認証 Touch ID

後半は指の周縁部をタッチしていきますが、これも2本の指で交互にタッチして登録を完了します。

iPhone 指紋認証 Touch ID

Touch IDの登録は、指紋を何度も読み取って特徴的な部分を抽出し、その有無で認証をおこなっているとみられていますが、同時に2本の指で登録した場合、その特徴的部分が1本の指に存在すると認識してしまうようです。

デメリットとして、精度(指紋を認識してくれる割合)が下がる点が挙げられますが、筆者が複数回試したところでは認識できないということはありませんでした。また、どの2本の指を登録したか忘れないように、左右で同じ指を登録しておくのがよさそうです。