iPhoneでパスコードを忘れてロック解除できない時の対処法まとめ

2017-01-26 20:01

iPhone パスコード

iPhoneのパスコードを忘れたら、どのように対処すれば良いのでしょうか。

iPhone 5s以降のTouch ID搭載デバイスではロック解除に指紋認証を利用できるため、かえってパスコードを忘れやすくなっているのが現状かもしれません。パスコードを忘れると、デバイスの電源を入れる時や再起動時、ソフトウェアアップデート時などに操作ができなくなってしまいます。特に再起動時にパスコードが分からないとロック画面を解除できなくなり、「Touch IDがあるから大丈夫」というわけにはいかなくなります。

ここでは、もしもの事態に備えて、iPhoneでパスコード入力に失敗してしまう場合に採りうる対策の基本手順(iOS 7以降対応)を簡単にまとめました。紹介している手法は、ソフトバンク・au・ドコモの各キャリアで共通です。

1. パスコードを忘れたら

1-1. パスコード入力に失敗しつづけたら、どうなるか

ロック画面でパスコードの入力を失敗し続けると、6回目の失敗で「iPhoneは使用できません 1分後にやり直してください」というメッセージが表示されます。

iPhone パスコード入力の失敗

失敗を6回続けると出るメッセージ

7回目以降の失敗では、やり直しに要する時間が増えていき、11回目の失敗で同期済みのiTunesに接続しなければならなくなります。接続すれば再び入力可能となりますが、手当たり次第にパスコードを試すのは非常にきつい作業になります。

また、iPhoneには10回目の失敗でデータを消去する設定があり、同設定をオンにしていると、10回目の失敗でiPhone上のデータがすべて消去され工場出荷状態に初期化されます。

1-2. パスコードを忘れた場合の基本的な解決手順

パスコードを忘れて思い出せない場合、iPhoneを初期化することが必須となります。その後、バックアップデータがあれば復元できます。

  1. iPhoneを初期化(パスコード設定を含む全データを消去)
  2. 復元
    1. 初期化後、バックアップから復元する(パスコードを再設定)
    2. バックアップがなければ、初期化された状態のiPhoneを使う(パスコード再設定)

重要なのは、データのバックアップをこまめに実行しておくことです。バックアップを保存しておけば、データ完全消去という最悪の事態を回避できます。

2. iPhoneを初期化

iPhoneを初期化する方法は、iCloudの「iPhoneを探す」機能がオンかオフかによって異なります。

オンの場合はiCloud.com経由での初期化(パターンA)、オフの場合は同期済みのiTunes(パターンB)リカバリモード(パターンC)を利用します。

2-1. 「iPhoneを探す」がオンの場合

「iPhoneを探す」がオンになったままだと、PCのiTunesからiPhoneを初期化できません。

iCloud経由で初期化するか、「iPhoneを探す」をオフにしてPCのiTunesからiPhoneを初期化できるようにする必要があります。

パターンA:iCloud.comで初期化

iPhoneを探す(iCloud.com)

iCloud.comをPCブラウザで見た画面

PCでhttps://icloud.com/#findにアクセスし、初期化する端末を選択します。次に、「iPhoneの消去」をクリックし、指示に従ってデータを消去します。

そのほか、家族や友人のiPhoneからアプリ「iPhoneを探す」を使うことでも、iCloud.comと同様にiPhoneを初期化することが可能です。

なくした時に頼れる「iPhoneを探す」の使い方まとめ──アプリ/PCからの操作、紛失モード、オフ設定の場合にできることなど

アプリ「iPhoneを探す」をダウンロード
iPhoneを探す

「iPhoneを探す」をオフにする

「iPhoneを探す」をオフにして、iTunesを使い初期化することも可能です(パターンB)。オフにするとき、Apple IDとパスワードの入力を求められます。

2-2. 「iPhoneを探す」がオフの場合

「iPhoneを探す」がオフの場合、基本的にiTunesを使って初期化することになります。

iTunesでは、「iPhoneを復元」もしくはリカバリモードが利用できます。通常は前者のiTunesを利用した初期化をおすすめします。リカバリモードは、いつも同期している自分のPC(iTunes)がなく、かつ、「iPhoneを探す」がオフになっている場合に利用すればよいでしょう。

パターンB:iPhoneと同期しているiTunesを使った初期化(iPhoneを復元)

まず、同期機能をよく理解できていないユーザーは、iTunesの自動同期設定をオフにしておくことを推奨します。iTunes・iPhone間の意図しない同期を防ぐためです。

次に、いつもiPhoneを同期しているPCとiPhoneをケーブルで接続し、iTunesを起動します。

自動同期がオンになっている場合、自動的にバックアップが作成されます。自動的に同期しないように設定しているなら、手動でバックアップを作成します。この時点でバックアップを作成することで、初期化後に最新のデータを保持したiPhoneに復元できます。

iTunes iPhoneを復元

iPhone接続時のiTunes画面

バックアップ作成後、「iPhoneを復元」ボタンをクリックし、iPhoneを初期化します。少し表現が分かりづらいかもしれませんが、この「iPhoneを復元」とはiPhoneを初期化することを意味しています。

パターンC:リカバリモードを使った初期化

iPhone リカバリモード

「iCloud.comでの初期化」(「iPhoneを探す」がオンの場合)および「iPhoneと同期しているiTunesを使った初期化」(「iPhoneを探す」がオフの場合)のいずれも利用できない場合、リカバリモードによる初期化の手段が残されています。

リカバリモードの使い方は以下のとおり。

  1. iTunesがインストールされているPCを用意し、PCにケーブルを挿しておく。
  2. iPhoneからケーブルを取り外し、端末の電源をオフ(スリープ/スリープ解除ボタンの長押し後、スライドで電源オフ)にする。
  3. iPhoneのホームボタンを長押しする。
  4. ホームボタンを長押ししたまま、ケーブルでPCと接続する。
  5. Appleロゴが表示された後にiTunesに接続する画面が表示されたら、ホームボタンを離す。
    iPhone リカバリモード
  6. PCでiTunesが自動的に起動し、警告メッセージが表示される(警告メッセージの内容は環境によって異なる可能性あり)。
  7. iPhone リカバリモード

  8. 「復元」ボタンをクリックし、指示に従ってiPhoneを初期化する。

(非推奨)他人のiTunesを使った初期化

セキュリティの観点からおすすめしませんが、他人のPCのiTunes(iPhoneと同期していないiTunes)でiPhoneを初期化することも一応は可能です。

他人のPCを使った場合でも、自分のPCとほぼ同様の手順で初期化できます。初期化できたらケーブルを外します。

PCがないと初期化できない可能性

「iPhoneを探す」がオフだと、iCloud.com経由の初期化ができず、PCを使って初期化するしかありません。このときPCを用意できなければ初期化ができず、パスコードの再設定も不可能となります。

PCを使用できない状況ならば、あらかじめ「iPhoneを探す」をオンにしておくか、パスコード連続失敗時のデータ消去設定をオンにしておきましょう。

3. iPhoneをバックアップから復元

きちんとバックアップを保存していれば、最新の状態にiPhoneを復元できます。

3-1. バックアップがある場合

初期化したら、バックアップからデータを復元します。

「iPhoneを設定」画面で「iTunesバックアップから復元」もしくは「iCloudバックアップから復元」を選択すれば、復元できます。

3-2. バックアップがない場合

バックアップから復元できないため、初期状態のiPhoneを使うしかありません。

4. iPhoneの初期化と復元の方法

本記事では、リカバリモード以外の初期化やバックアップからの復元に関する説明は簡潔なものに留めています。さらに詳細な解説が必要な場合は、下記記事を参照してください。

iPhoneを初期化して復元する方法、iTunes/iCloudバックアップも解説【パスワード忘れ・LINEなど】