【iPhone】「iCloudバックアップ」が作成できない? 写真・動画の容量が原因なら簡単に解決できる

2017-09-29 7:28

【iPhone】「iCloudバックアップ」が作成できない? 写真・動画の容量が原因なら簡単に解決できる

iPhoneのデータをiCloudバックアップしようとして、「iCloudストレージに十分な空き領域がないため、このiPhoneのバックアップは作成できません」と表示され、バックアップを作成できないことがあります。

おもな原因として考えられるのは、iPhoneに保存されている写真や動画の存在。写真・動画ファイルは容量が大きくなりがちなので、無料で使える5GBのiCloudストレージをすぐに消費し尽くしてしまうからです。

iPhoneストレージ

「写真」で6.87GBを消費している

たしかに、写真・動画を削除してしまえばiCloudバックアップを作成できるようになるかもしれません。しかし、機種変更の度に思い出が詰まった写真・動画を削除するのは嫌だというユーザーが大半でしょう。

そこで本記事では、写真・動画の新しいiPhoneへの引き継ぎとiCloudバックアップ作成を両立させる方法を解説します。

検証端末:iPhone 6s/iPhone 8(iOS 11.0)

写真・動画が多くてもiCloudバックアップを作成できる──2つの解決策

アップルはiPhoneのデータをバックアップする方法として、パソコンが保存先となる「iTunesバックアップ」とiCloudストレージが保存先となる「iCloudバックアップ」という2つの方法をユーザーに提供しています。

新iPhoneへの機種変更時にデータ移行する方法まとめ

この点、パソコンは大容量のストレージを備えていることが多く、iPhoneをバックアップしてもストレージ容量が不足するケースは少ないでしょう。したがって、iTunesバックアップだと写真・動画の容量は大した問題になりません。

他方、iCloudバックアップでは事情が異なります。というのも、無料で使えるiCloudストレージ容量は5GBしかないないため、写真や動画の数がちょっと多いとストレージがいっぱいになってしまい、iCloudバックアップを作成できない事態に陥るからです。そのため、パソコンを所有していないiPhoneユーザーにとっては、iPhoneの機種変更時に写真・動画データのバックアップと復元をいかにして実行するのかが問題となるわけです。

iPhone内の写真・動画が多くてもiCloudバックアップを作成できるようにするには、どうしたらいいのでしょうか。ここでは解決策として次の2つの方法を提示します。

A:iCloudストレージの容量を追加で購入する

家計に余裕があれば、iCloudストレージを購入して増やすのが手っ取り早い解決策です。iPhoneのバックアップ・復元に頭を悩ませずに済みます。

iCloudストレージのアップグレード

iCloudストレージはアップグレードできる

200GB(月額400円)か2TB(月額1300円)にアップグレードしておき、不要な写真・動画を適宜削除すれば、ほとんどのユーザーがiCloudバックアップを作成できるはずです。

アップルとしては、この手法を推奨しているようです。ストレージを増量するだけなので難しいことはありません。機種変更後に新しいiPhoneで写真・動画を復元するのも容易です。本稿ではアップグレードの手順に関する解説を割愛します。

B:フォトライブラリ(写真アプリ)をiCloudバックアップの対象外とする

旧端末に保存してある写真・動画はそのまま旧端末内に保管しておけばよく、新端末にオリジナルのファイルを引き継がなくていいし、iCloudに保存しておく必要もない──。この場合、iCloudバックアップを作成できるようにするのは簡単です。

iCloudバックアップiCloudバックアップ

まず、「設定」アプリを起動し、[(ユーザー名)]→[iCloud]とタップします。

iCloudバックアップiCloudバックアップ

つづけて[ストレージを管理]→[バックアップ]と進みます。

iCloudバックアップiCloudバックアップ

最新のバックアップを選択し、[フォトライブラリ]をオフにします。確認を求められるので[オフにして削除]をタップしてください。

これで写真アプリ(フォトライブラリ)はiCloudバックアップの対象から除外されます。以下のように、次回作成のバックアップサイズが写真アプリの分だけ削減されます。

iCloudバックアップのサイズiCloudバックアップのサイズ

左:フォトライブラリがバックアップ対象の場合右:フォトライブラリがバックアップ対象外の場合

フォトライブラリを除外しても、iCloudバックアップのためのiCloudストレージ容量がまだ不足するようであれば、その他の不要なアプリのデータもバックアップの対象から外しましょう。ちなみに、App Storeからインストールしたアプリ本体やiTunes Storeから購入した音楽・映画・電子書籍などは元からバックアップ対象外であり、新端末で再ダウンロードされることとなります。

もっとも、この手法だと、旧端末から新端末に写真・動画を引き継ぐことができません。そこで便利なのが「Googleフォト」。このGoogleフォトを活用すれば、iCloudを経由しなくても新端末にて写真・動画を無料で復元することができます。

「Googleフォト」にバックアップすれば、機種変更後の新iPhoneで写真・動画をほぼ復元できる

Googleフォト

Googleフォトを使えば、iPhoneで撮影した写真・動画をファイル数無制限でGoogleのクラウドストレージに無料アップロードできます。完全に無料で利用するためには圧縮による多少の品質低下を受け入れる必要がありますが、圧縮前後の違いがほとんど分からないレベルの品質を維持できるので特段問題ありません(画質を最重要視するユーザーであれば、パソコンを所有しているはずなので、本稿の想定するユーザーに含まれません)。

Googleフォト

「Googleフォト」がスマホユーザーにとって最強である4つの理由 ── 写真を容量無制限で保存できる無料クラウドサービス

Googleフォトがさらに便利なのは、バックアップしたiPhone内の写真・動画を一括削除してくれる機能が備わっている点です。iPhoneに保存してある写真・動画のファイル数が多く、かつ、PCを使えない環境であると、写真・動画の大量に削除するのは骨の折れる作業であるところ、Googleフォトを使えばその手間を省けてしまうのです。

Googleフォトに写真・動画をバックアップするのは非常に簡単です。

まず、これまで使っていたiPhoneに「Googleフォト」アプリをインストールします。

Googleフォトにバックアップ

Googleフォトのログイン画面

あとは画面の指示に従って、Googleアカウントにログインします。

Googleアカウント(Gmailアドレス)を持っていないユーザーは、事前に新規取得しておきましょう。取得方法については下記記事を参照してください。

Gmailアカウントの作り方、新規作成・複数管理・削除・復活まで(iPhone/Android)

初期設定ではWi-Fi接続時のみにファイルをアップロードする設定になっているので、iPhoneはWi-Fiに接続しておきましょう。

Googleアカウントにログインすると、写真・動画のバックアップが自動的に開始されます。バックアップに長時間を要するおそれがあるので、新iPhoneを入手する前までにバックアップ作業を済ませておいた方がよいでしょう。バックアップ作業はこれで完了です。

Googleフォトにバックアップ

自動的にバックアップされる

iCloudバックアップから復元した新しいiPhoneには「Googleフォト」アプリが自動でインストールされます。Googleアカウントでログインすれば、旧端末に保存していた写真・動画をGoogleフォトで閲覧できるようになっているはずです。

なお、前述のとおり、完全にオリジナルのファイルを復元できるわけではありません。また、バックアップした写真・動画はGoogleフォトのクラウドストレージに保管されており、iPhoneから閲覧しているのはモバイル向けに縮小されたキャッシュファイルです。Googleフォトに保管されている元ファイルを新しいiPhoneの端末ストレージ内に保存したければ、あらためてダウンロードする必要があります。