なぜiPhoneユーザーの本名がダダ漏れになるのか? iPhoneの名前(デバイス名)を確認・変更する方法を解説

2017-01-30 22:47

iPhone:AirDrop

iPhoneの名前(デバイス名)は周囲に公開されうる情報です。というのも、インターネット共有(テザリング)機能やAirDrop機能を利用する際、デバイス名で相手の端末を特定する必要があるからです。したがって、デバイス名には公開を前提とした名称を付けておくことが重要となります。

しかし、ここで問題となることが2つあります。ひとつは、テザリングやAirDropといった機能に関する知識がユーザー側で不足している現実。もうひとつは、初期デバイス名にApple IDに登録した姓名の「名」が使われる仕様です(iOS 9で確認)。

この記事では、現状の問題点をかんたんに示した上で、iPhoneの名前を確認・変更する方法を解説します。

検証端末:iPhone 6(iOS 9.3.5)

iPhoneユーザーの本名がダダ漏れになる理由

電車の中や街中でiPhoneの共有機能を使ってみると、意外なほど多くの人が本名をデバイス名に設定している現状に気付かされます。他人の「(名前)のiPhone」といった共有先が見つかった経験があるiPhoneユーザーは多いのではないでしょうか。

そのiPhoneの持ち主が自らの意志で名前を公開しているならば、特に問題はありません。ところが、意図せず周囲に公開してしまっているケースが少なくないと思われるのが実情です。「知らなかった」で困るのは、自分自身です。

テザリングやAirDropの使い方次第で、周囲に本名がバレかねない

まず基本中の基本ですが、iPhoneのテザリング機能を有効にしたり、AirDropをオンにするとき[すべての人]が自デバイスを検出可能に設定したりすると、周りのアップル製品ユーザが自分のiPhoneの名前を検出できるようになります。

iPhone:デバイス名が表示される(テザリング機能有効時)iPhone:デバイス名が表示される(AirDrop機能有効時)

左:インターネット共有(テザリング)機能右:AirDrop機能

よって、不用意にテザリング機能やAirDrop機能を有効化することは避けるべきです。

テザリング機能を有効化できる設定画面は階層が深いので、テザリングをうっかりオンにしてしまう危険性は低いでしょう。

注意すべきは、コントロールセンターからオンにできるAirDrop機能です。AirDropは、表示する機会が多いコントロールセンターにボタンが存在するため、「いつオンにしたのか覚えていないけれど、いつの間にか自分のiPhoneを[すべての人]が検出できる設定にしていた」というユーザーがいてもおかしくないからです。

AirDrop

「AirDrop」の使い方──写真・動画などを送受信する方法【iPhone/Mac】

AirDropで[連絡先のみ]が検出できるようにした場合、相互にiCloudに連絡先を登録している人だけが検出されるようになります。また、iCloudに連絡先を登録している人のAirDrop上の表示には、デバイス名ではなく連絡先情報が使用されます。

初期デバイス名にはApple IDに登録した「名」が使われる

筆者の検証によれば、初期デバイス名にはApple IDに登録した姓名(フルネーム)のうち「名」が使われます。

たとえば、初めてiPhoneを購入し、アクティベーションの過程において「山田 太郎」という姓名でApple IDを作成・登録した場合、iPhoneの名前は「太郎 の iPhone」と設定されます。この仕様は、匿名文化が根強いとされる日本だと支持されないかもしれません。

iPhone:Apple IDの作成

John Smithさんなら「John の iPhone」というデバイス名が設定される

そのままのデバイス名にしておくか否かはユーザーの自由です。しかし、そもそも名前がデバイス名に使われるという事実は事前に分かりやすく知らされていません。「知っていさえいれば絶対に実名をデバイス名に使わなかった」というユーザーにとっては不意打ちだと感じられるでしょう。

iPhoneの名前を確認・変更する方法

iPhoneの名前(デバイス名)を確認・変更する方法を解説します。とくに難しいことはありません。

まず「設定」アプリを開き、[一般]→[情報]と移動します。「情報」画面の最上部に表示されているのが、現時点で設定されているデバイス名です。

iPhone:デバイス名

現在のデバイス名を確認できる

[名前]欄をタップすると「名前」画面に移動します。ここでデバイス名を変更することが可能です。

iPhone:デバイス名

デバイス名を入力する

なお、iPhoneをPCに接続できる環境であれば、iTunes上でもデバイス名を変更できます。

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