なくした時に頼れる「iPhoneを探す」の使い方まとめ──アプリ/PCからの操作、紛失モード、オフ設定の場合にできることなど

2016-09-30 12:38

iPhoneを探す

iPhoneには、紛失した端末の追跡や現在地を確認するための「iPhoneを探す」機能が備わっています。iPhoneをどこかに置き忘れた時に音を鳴らして見つけ出したり、盗難されたiPhoneから個人情報が抜き取られるのを防いだり。iPhoneの紛失・盗難は割とよくある話であり、万が一に備えておいて損はありません。

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「iPhoneを探す」とは?

「iPhoneを探す」は、iPhoneに標準で組み込まれているセキュリティ機能の一つです。「iPhoneを探す」機能を有効にしておくことで、「iPhoneを探す(Find iPhone)」アプリやiCloudのウェブサイトを通じて、同じApple IDでサインインしている端末の位置を地図上で確認できます。

iPhoneを探す

紛失/盗難の発生したiPhoneを取り戻し、またデータが漏洩するを防ぐため、「iPhoneを探す」には以下の3つの機能も備わっています。

  • 近くにあるデバイスを音で見つける「サウンドを再生」
  • パスコードでロックをかけてデバイスを追跡する「紛失モード」
  • データを初期化する「iPhoneを消去」

うっかりiPhoneをなくしてしまった時に、頼れる唯一の機能といっても過言ではありません。

「iPhoneを探す」では、ファミリー共有に参加しているメンバーの端末や、OS X Yosemiteを搭載したMacも追跡、操作できます。あらかじめ位置情報を共有するための設定が必要ですが、家族の代わりに紛失したデバイスを探したり、どこかに置き忘れたMacBookをiPhoneから追跡したりといった使い方ができます。

「iPhoneを探す」をオンにする

「iPhoneを探す」をオンにする

「設定」で[iCloud]をタップし、[iPhoneを探す]を選択

「iPhoneを探す」を利用して位置の確認や遠隔操作をおこなうには、設定を有効にしておく必要があります。

iOS端末の「設定」アプリから[iCloud]を開き、[iPhoneを探す]をタップします。

「iPhoneを探す」をオンにする

[iPhoneを探す]をオンにする

[iPhoneを探す]がオフになっていれば、オンにします。ダイアログで位置情報の共有を許可することで、「iPhoneを探す」が有効になります。

iOS 8では、[最後の位置情報を送信]というオプションも用意されています。バッテリー残量が少なくなると、位置情報をAppleに自動で送信する機能です。紛失している間にバッテリーがなくなっても見つかる可能性が高くなるので、こちらも必ずオンにしておきましょう。

「iPhoneを探す」アプリの使い方

「iPhoneを探す」アプリの使い方

「iPhoneを探す」をオンにした端末を、アプリで探してみましょう。まずは、「iPhoneを探す(Find iPhone)」アプリをインストールします。

アプリ「iPhoneを探す」をダウンロード
iPhoneを探す

アプリを起動したら、Apple IDでサインインすると、現在地を確認するための地図が表示されます。

「iPhoneを探す」アプリの使い方

画面はiPad版の「iPhoneを探す」です。地図には端末を示すアイコンが表示されているので、目的の端末をタップします。

「iPhoneを探す」アプリの使い方

端末が複数ある時は、画面左上にある[<]をタップしてデバイスリストを表示できます。

なお地図には、オンラインの端末のみ表示されます。アイコンにグレーのマークが付いている端末は、オフラインのため現在地を確認できません。

「iPhoneを探す」アプリの使い方

地図上のアイコンをタップするたび、画面下のメニューが切り替わります。

離れた場所にある端末を探しに行く時は、自動車のアイコンをタップすると、マップが起動して経路を検索できます。

そのほかの操作(後述する「サウンドを再生」「紛失モード」「iPhoneを消去」)をしたい時は、端末のアイコンをタップするか、[アクション]をタップしてメニューを表示します。

サウンドを再生(通知)

iPhoneを探す サウンドを再生

端末が近くにある時は、[サウンドを再生]をタップします。

「ピピピピーン」というサウンドが鳴ります。サイレントモードにしていてもサウンドが鳴るので、置き場所がわからなくなったiPhoneもすぐに見つかるはず。しかし、音量がかなり大きいため、深夜に鳴らす時は注意が必要です。

iPhoneを探す サウンドを再生

デバイスを見つけたら、ロックを解除してサウンドを停止します。

なお、サウンドを再生するとロック画面に「警告」の通知が表示され、メールも届きます。

紛失モード

iPhoneを探す 紛失モード

「紛失モード」をタップすると、パスコードでiPhoneを遠隔でロックできます。

[紛失モードをオンにする]をタップします。

iPhoneを探す 紛失モード

ロック画面には、自分の電話番号やメッセージを表示して、iPhoneを拾得した相手に連絡をくれるよう促すことができます。

電話番号はオプションなので、入力しなくても構いません。

iPhoneを探す 紛失モード

なお、iPhoneにパスコードをかけていない時は、最初にパスコードを設定できます。

iPhoneを探す 紛失モード

紛失モードにすると、iPhoneがロックされ、他のユーザーが操作できません。

画面には連絡先やメッセージを表示できます。

iPhoneを消去

iPhoneを探す iPhoneを消去

「iPhoneを消去」は最後の手段です。デバイス上の情報をすべて消去します。データを消去したiPhoneには連絡先やメッセージを表示できますが、「iPhoneを消去」すると、端末の追跡ができなくなります。

善意の第三者に拾われれば端末が戻ってくる可能性もありますが、そうでない時はデバイスを取り戻すことがほぼ不可能になります。代わりに、保存されている個人情報が漏洩するのを防げます。

iPhoneを探す iPhoneを消去

「iPhoneを消去」をタップしたら、Apple IDのパスワードを入力します。

iPhoneを探す iPhoneを消去

その後は「紛失モード」の時と同様に、連絡先(オプション)やメッセージを設定します。これらは、データを消去した後、ロック画面に表示されます。

なお、データを消去してもアクティベーションロックがかかっているため、消去に使ったApple IDとパスワードを入力しなければアクティベートできません。iPhoneを不正に手に入れた他人に利用される可能性は低いといえるでしょう。

端末がオフラインの時はどうなる?

iPhoneを探す オフライン

端末がオフラインでも、サウンドの再生や紛失モードなどのアクションを実行できます。ただしリアルタイムではなく、端末がオンラインになった時に実行されます。

ちなみに[検知時に通知]というメニューをタップしておけば、端末がオンラインになった時、メールで通知を受け取ることが可能です。

ソフトバンクの紛失ケータイ捜索サービス

ソフトバンクは、同社カスタマーサポート(オペレーター)がユーザーの代わりに、失くしたスマホなどの端末のおよその場所をGPSまたは基地局測位による位置情報を元に調べてくれる「紛失ケータイ捜索サービス」を提供しています。

同サービスでは、電源オフや圏外の場合でも最後に通信した基地局の位置情報から捜索が可能です。紛失ケータイ捜索サービスは、留守番電話など各種オプションサービスがセットになった「基本パック」に加入(月額500円)することで利用できます。

ソフトバンク、電源オフや圏外でも紛失スマホを探せるサービス開始

「iPhoneを探す」のPC(iCloud)からの使い方

「iPhoneを探す」のPC(iCloud)からの使い方

PCブラウザで見た「icloud.com」

iPadやiPod touchなどがない時は、PCから「icloud.com」にApple IDを使ってサインインします。

「iPhoneを探す」のPC(iCloud)からの使い方

「iPhoneを探す」を選択する

続いて、「iPhoneを探す」をクリックします。

「iPhoneを探す」のPC(iCloud)からの使い方

「iPhoneを探す」アプリと同じように、端末の現在地を表示するための地図が表示されます。

「iPhoneを探す」のPC(iCloud)からの使い方

「iPhoneを探す」のPC(iCloud)からの使い方

地図上の緑色の●をクリックして[i]をクリックするか、[すべてのデバイス]をクリックして端末リストから目的の端末を選びます。

「iPhoneを探す」のPC(iCloud)からの使い方

画面右上にリモート操作のためのメニューが表示されるので、必要な操作をおこないます。機能の内容はアプリと同じです。

「iPhoneを探す」を解除(オフ)にする方法

iPhoneを修理に出したり初期化・復元する際には、「iPhoneを探す」機能をオフにする必要があります。また、iOS端末を使わなくなった時や他の人に譲渡する時などは、「iPhoneを探す」機能をオフにした後、「iPhoneを探す」の端末リストから削除できます。

iPhoneを探す 解除(オフ)

「設定」アプリから[iCloud]→[iPhoneを探す]を開きます。[iPhoneを探す]をオフにします。

パスワードが要求されるので、Apple IDのパスワードを入力して、[オフにする]をタップします。

「iPhoneを探す」がオフの場合に紛失時にできること

「iPhoneを探す」をオンにする前に、紛失や盗難が発生した時は、現在地を追跡したり、遠隔からロックしたりできません。この場合、できることは限られています。

まず、Apple IDのパスワードを変更します。Apple IDのパスワードを変更すれば、iCloudのデータにアクセスできなくなります。iTunes StoreやApp Store、iMessageなどのApple IDを利用するサービスも、端末から利用されるのを防ぎます。

iPhoneを探す オフ

パスワードの変更は、「My Apple ID」(appleid.aple.com)でおこないます。[Apple IDを管理]をクリックします。

iPhoneを探す オフ

Apple IDでサインインします。

iPhoneを探す オフ

「パスワードとセキュリティ」をクリックし、本人確認のためのセキュリティ質問に答えます。

iPhoneを探す オフ

複数の質問に答えた後、[パスワードを変更]をクリックすれば、パスワードの変更画面になります。

iPhoneを探す オフ

Apple IDのパスワード変更のほか、利用しているインターネットサービスのパスワードも変更しておきましょう。Gmailなどのメールはもちろん、FacebookやTwitterなどのアカウントのパスワードも変更します。

最後に、警察に届け出ます。その際、端末のシリアル番号の提示を求められることがありますので、用意しておくとよいでしょう。

iPhoneを探す オフ

シリアル番号は製品のパッケージやレシートに記載されているほか、「マイサポートプロファイル」でも確認できます(Apple IDでサインインが必要)。

Apple WatchからiPhoneを探す

Apple Watchを使って、iPhoneを探す方法を説明します。

Apple Watchには、「iPhoneを探す」の簡易機能が標準で組み込まれています。サウンドを再生するだけですが、近くにあるiPhoneをの置き場所がわからなくなった時、探すのに便利です。

iPhoneを探す Apple Watch

「iPhoneを探す」は、グランス画面の一番左端にあります。

文字盤の画面を上にスワイプするとグランスが表示されるので、今度は「設定」グランスが表示されるまで右にスワイプします。

iPhoneを探す Apple Watch

「iPhone呼出」ボタンをタップすると、1回だけ呼び出し音が再生されます。

なお、呼び出せるのはペアリングしているiPhoneに限られます。また、iPhoneがApple Watchの通信圏内(約10m)よりも離れた場所にある時は呼び出せません。