LINEスタンプを簡単に作成する方法、自作アプリ「LINE Creators Studio」の使い方

2017-12-01 16:42

LINEスタンプを簡単に作成する方法、自作アプリ「LINE Creators Studio」の使い方

Image:LINE

様々なスタンプを送り合ってコミュニケーションを楽しめるLINE。オリジナルスタンプを自作して使えればその楽しさも広がるはずですが、実際にスタンプを作るのは専門的なツールや知識がないと思いの外ハードルが高いものでした。

そんな中、2017年6月にスタンプ作成補助アプリ「LINE Creators Studio(ラインクリエイターズスタジオ)」が登場し、誰でもお気に入りの写真やオリジナルイラストをスマホだけで簡単にLINEスタンプにできるようになっています。

本記事では、LINE Creators Studioで写真をベースにオリジナルスタンプを自作し、審査を経て販売(公開)するまでの具体的な手順を詳しく解説します。

画面はiOS版アプリで解説していますが、Android版も同様の操作です

スタンプ作成アプリ「LINE Creators Studio」とは

LINE Creators Studioは、スマホだけでLINEスタンプ制作から販売までおこなえる公式アプリ(iOS/Android対応)。イラスト作成ソフトやペンタブレットといったツールを使わなくても、写真撮影はもちろんトリミング、イラスト作成、さらには文字入れやフィルターなどの編集が可能です。

これを使えば、友だちとのお気に入り写真やペット、オリジナルキャラクターなど、様々な自分専用スタンプも実現するというわけです。制作したスタンプはアプリから審査を申請でき、クリエイターズマーケット(LINEアプリ内のスタンプショップやLINEストア)で販売できます。なお、販売スタンプを非公開に近い状態できるプライベート設定も用意されています。

LINE自作スタンプ、ストアに出ない非公開スタンプも可能に LINE Creators Studioのプライベート設定で

LINE Creators Studioを使うための事前準備(Creators Marketに登録)

LINEでスタンプを販売するためには、Creators Market(クリエイターズマーケット)への登録が必要です。スタンプを作る前に済ませてしまいましょう。

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アプリを起動したら、まず人型のアイコンをタップしてマイページを開きます。[ログイン]をタップすると自動的に「LINE」アプリが立ち上がり、Creators Marketの認証画面が開きます。

注意事項などを確認後、[同意する]をタップして進んでください。

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次にユーザー情報を入力します。

必要事項を入力して「保存」をタップすると、入力したメールアドレス宛てに認証メールが届きます。

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届いたメール内のURLをクリックして認証が成功すれば、Creators Marketへの登録は完了です。LINEにも登録完了のメッセージが届きます。

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Creators Studioアプリに戻ってマイページを開き、クリエイター名の登録もしておきましょう。クリエイター名はどんなものでも構いませんし、後から変更も可能ですが、英名は必須です。

入力が完了したら[保存]をタップ。これで準備は終わりです。

LINEスタンプを自作する手順

Creators Marketに登録できたら、実際にスタンプをつくってみましょう。

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LINE Creators Studioを起動してホーム画面を開きます。画面上部の[+スタンプを作ろう]をタップします。

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スタンプのパッケージ名を入力します。パッケージとは、自分で作成したスタンプを管理するためのフォルダのようなものです。

名前を入力したら[完了]をタップします。

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画面下部の[+]をタップするとメニューが開くので、用途に応じたものを選択します。上から「イラスト」「端末に保存された画像を使用」「新しく写真を撮影」の操作を意味します。

写真を使ったスタンプの場合

1. 写真を撮影・選択する

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新しく撮影したい場合はカメラアイコンを、端末に保存された写真を使いたい場合はフォトアイコンをタップします。

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カメラアイコンをタップすると、自動で撮影モードに入ります。白いボタンをタップして写真を撮影します。

不具合なのか、シャッター音は鳴っても先に進まないことがまれにあります。一度アプリを再起動することで解決するようです。

2. トリミング(切り抜き)する

続いて、スタンプに使いたい範囲をトリミングしていきます。

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はじめは、ざっくりと範囲を選択します。この時、必ず一定範囲を白い線で囲まなくてはなりません。たとえば、画像の上半分を使いたいという時には、真ん中に線を引くのではなく、上半分を四角く囲むという手順で作業を進めます。

左上の矢印アイコンをタップすると、一つ前の操作に戻れます。範囲選択は一筆描きでなくてもよいので、複雑な形では少しずつ指を離しながらというやり方をすると、一つ戻る操作を有効に活用できるようです。なお、右上の[×]をタップすると、選択がすべて解除されます。

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範囲選択が終わると、細かな調整に移ります。線ではなく緑の点を動かして、範囲を微調整していきます。画像はピンチ操作で拡大・縮小、回転がおこなえます。また、画像を移動させたい時は二本指でスライドします。

線を大きく動かしたい場合は画像を縮小した状態で、細かく動かしたい場合は拡大しておこなうと、比較的スムーズにできます。とはいえ、輪郭線に沿って切り取るといったようにこだわろうとすると、かなり根気のいる作業になります。

また集中していると、右上の[×]を誤タップしてしまうことも多くなります。今まで調整したものがすべて解除されてしまうので、特に注意しましょう。

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トリミングの範囲が決まったら、チェックマークをタップ。すると、スタンププレビューが表示されます。スタンプの傾きや大きさを変更したい場合は、この画面でおこないます。

さらに、テキストやフィルターなどの編集を加えたい場合は[編集]を、このままスタンプにする時は[完了]をタップすればOKです。

3. 編集する(ブラシ・テキスト・フィルターなど)

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編集メニューは「ブラシ」「テキスト」「フィルター」「色調」の4種類です。また、画面右下にある矢印ボタンをタップすると、編集を一つ前の状態に戻したり(左向き)、取り消した編集を復元したり(右向き)できます。

ブラシ
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ブラシは自由に線を描ける機能です。ブラシのレイヤーは1つにまとまるため、ゴミ箱ボタンをタップすると、今まで描いたものがすべて消えてしまいます。消しゴムのような機能はないので、「一つ戻る」「一つ進む」をうまく使いながら編集していきましょう。

また、すべての編集機能に共通するポイントとして、右上のチェックマークがあります。これをタップすると編集が確定されるのですが、タップせずに他の操作に移ろうとすると、編集が反映されずに進んでしまうということになります。何か操作をしたら、逐一タップするのが間違いないでしょう。

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カラーパレットも豊富で、スライドして大まかな色を選べるほか、ダブルタップすれば細かく色の調整ができます。といっても、スマホの小さな画面で細かく色を選ぶのは至難の業になります。

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線の太さや筆圧(ぼかし)などもスライドバーで細かく変えられます。

また[前面に配置]をタップすると、たとえば線がテキストと重なっているような場合に、線をテキストの上に置くことができます。ただし、前述のようにブラシのレイヤーは1つのため、すべての線が前面に出てきてしまう点に注意しましょう。

テキスト
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テキストは文字列を配置できる機能です。編集メニューでテキストを選択すると入力画面が開くので、挿入したい言葉を入力します。

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入力したテキスト(文字列)は、ピンチ操作で拡大・縮小、二本指で回転ができます。文字列の囲みの左右にある少し太い線を左右にスライドさせると、一行に入る文字数を変えられます。

テキストボックスを削除したい場合は[ゴミ箱]ボタンを、新しくテキストを追加したい時には左下の[+]をタップします。

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フォントや文字の色、文字の背景色も変更できます。カラーパレットはブラシと同じく、ダブルタップによって細かな色の選択が可能です。

テキストは、テキストボックスごとにレイヤーが分かれているので、選択中のテキストのみ削除したり、前面に配置したりといった操作が可能です。

また、すでに入力したテキストを編集したいという場合でも、編集メニューから[テキスト]を選択すると、毎回入力画面が開いてしまいます。少し面倒ですが、適当な文字を入力してから削除し、目的のテキストを編集するというのが、今のところ最もスムーズなようです。

フィルター
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写真編集ではおなじみの「フィルター」ですが、LINE Creators Studioには60種類以上ものフィルターが用意されています。さらに、フィルターの効果の強さも1~100で調整できるので、全部でおよそ6000通りもの変化を楽しめることになります。

色調
フィルターより細かく色味の調整ができるのが「色調」です。明るさやコントラストなど、自分好みにカスタマイズしましょう。

4. 保存する

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すべての編集が済んだら、編集メニュー画面右上の[保存]をタップ。スタンププレビューを確認して、さらに編集を加えたい場合は[編集]を、保存したければ[完了]をタップしてください。

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これで、新しくスタンプが追加されました。

注意したいのが、編集の[完了]をタップした瞬間に、編集内容のレイヤーが結合されるという点です。ここまでは、「ブラシのみ削除」「テキストのみ変更」といった編集ができましたが、一度完了してしまうと1枚の画像として保存されるため、一部だけ削除したり変更したりといったことができなくなってしまいます。後から変更したいと思っても、また写真の撮影(選択)からやり直しとなります。

イラストを手描きするスタンプの場合

LINE スタンプ 作成 自作 作り方

イラストを手描きしたい場合は、作成メニューでペンのボタンを選択します。

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イラストの場合、編集メニューは「ブラシ」と「テキスト」のみ。これを使ってオリジナルのイラストスタンプを作っていきます。

ペンの太さは細かく選べますし、ピンチ操作による編集画面の拡大・縮小はできますが、それでもスマホの画面でイラストを描くのはなかなか難しく、複雑なものや凝ったものは作れないと考えたほうがよいでしょう。

編集が終わったら、写真の場合と同様、[保存]→[完了]とタップして保存されます。

スタンプの追加と再編集

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スタンプをさらに追加で作ったり、作成(編集)済みスタンプに追加で編集したい場合、ホーム画面で追加・再編集したいパッケージ(セット)を選びます。

なお、ここで[+スタンプを作ろう]をタップすると、新しいパッケージが作れます。

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パッケージを選ぶと、スタンプ一覧が表示されます。ここにスタンプを追加したい場合は[+]を、再編集したい場合は該当のスタンプをタップします。

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スタンプを選ぶと、プレビューが表示されます。画面下部のメニューは左から「共有」「コピー」「別のパッケージに移動」「削除」です。

再編集したい時は、画面右上の[編集]をタップします。

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再編集の画面が開きますが、先述の通りここでは過去の編集内容を取り消したり、変更したりすることはできません。可能なのは、新たに編集を追加することだけです。

なお、イラストで作成したスタンプであっても、フィルターをかけたり色調を変えたりといったすべての編集がおこなえます。

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スタンプ一覧で、右上の[編集]をタップすると、パッケージ名の編集やパッケージ全体の削除がおこなえます。

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[スタンプを選択]をタップして複数のスタンプを選べば、それらをまとめて「共有」「コピー」「別のパッケージに移動」「削除」することもできます。

自作スタンプの審査申請をする

スタンプが出来上がったら、販売するための審査申請をしましょう。販売できる最小ロットは8なので、最低でも8つのスタンプが必要です。

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ホーム画面から、販売したいスタンプのパッケージを選び、右上の「販売」をタップ。スタンプの数を8~40の中から選びます。

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販売したいスタンプやメイン画像を選択し[次へ]をタップ。

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続いて、スタンプのタイトルや価格、ジャンルといった販売情報を入力していきます。

タイトル スタンプのタイトル。英名必須
説明文 スタンプの説明。英文必須
写真の使用 1点でも使用されていれば「使用されています」を選択
販売価格 最低120円(50コイン)。無料にはできない
プライベート設定 「LINE STORE/ショップ非公開」にすれば、直接シェアした相手しかスタンプを見たり購入したりできなくなる。顔写真などが使われている、仲間内だけで使いたいといった場合は「非公開」推奨
コピーライト Creators Marketに登録したクリエイター名が表示される。変更可能
販売エリア 全範囲か、日本のみか選べる
テイストカテゴリ 「カワイイ・キュート」「シュール」「挨拶」といった中からテイストを選ぶ。スタンプ検索のキーワードになる
キャラクターカテゴリ 「男性」「とり」「食べ物」などから選択。テイストカテゴリと同様、検索のキーワードになる

ポイントは「販売価格」と「プライベート設定」です。友だちや自分の子どもの写真をスタンプにする場合、無料でシェアしたいところですが、現状では無料の設定はできません。

また、プライベート設定で「公開」を選んでしまうと、不特定多数の人が閲覧・購入可能になります。特定の人の間だけで使いたい時には必ず「非公開」にしましょう。

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販売情報の入力が終わったら、プレビューを確認します。

一番目立つ位置にあるのが「メイン画像」です。その下のスタンプの並びは、スタンプを選んだ順番どおりになります。

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肖像権、プライバシー権、パブリシティ権などについての注意事項が表示されます。よく読んで問題がなければ[上記の内容に同意します]をチェック。

続けて[リクエスト]をタップしてポップアップの注意書きを確認したら、[OK]を押します。

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リクエストが承認されると「リクエスト完了」の表示とともに、LINE Creators MarketからLINEにメッセージが届きます。

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審査の状況はマイページから確認できます。はじめは「審査待ち」ですが、2~3日で「審査中」に変わり、通常そこからおよそ1週間で結果が出ます。

審査結果はLINEに届くので、アプリで何度も確認しなくても大丈夫です。

自作スタンプを販売(リリース)する

無事に審査に通ったら、スタンプをリリースしましょう。

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まず、「承認」となっているスタンプをタップします。

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次に[リリース]を押して注意事項を確認後、[OK]をタップ。反映には少し時間がかかる場合がありますが、これで、販売手続きが完了しました。

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「販売中」のスタンプをタップすれば、スタンプをシェアできます。「非公開」のスタンプはショップでは検索できないので、ここから友だちに知らせましょう。

友だちが入手しようとしても無料ではないため、プレゼントするというもアリでしょう。

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また[STORE]をタップすると、スタンプの購入画面が開けます。

自分で作ったスタンプも購入しなければ使えないので、オリジナルスタンプを使いたい場合はここから購入することになります。

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まとめ

専用ソフトなどを使わずにオリジナルスタンプを作れるCreators Studioですが、実際に使ってみると、細かな編集は思いのほか難しく、それほど凝った物は作れないという印象でした。それでも友だちと思い出や可愛いペットなど、お気に入りの写真をスタンプという形にしてシェアできるのは楽しく、日常のトークに彩りを添えてくれるはずです。

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