iPhoneで写真を一括削除してストレージの空き容量を増やす方法

2017-01-14 9:00

iPhone 写真アプリ

iPhoneでカメラを使おうとしたときに「写真を撮影できません 写真を撮影するのに十分な空き領域がありません。ストレージは"設定"で管理できます」というメッセージが表示され、写真を撮影できなくなった経験はないでしょうか。

特に16GBモデルだと容量が一杯になりがちなのが現状。iPhoneを使いこなす上で、ストレージの空き容量を増やすテクニックを知っているのといないのとでは大きな差が生じてきます。

iPhone:写真を撮影できません

ストレージの空き容量を増やす方法として最初に実行しておきたいのが、写真・動画の削除です。ただ、iPhoneからだと写真・動画を一括削除できなかったり、消したはずなのにストレージ内の「写真とカメラ」項目で使用済み容量が減らなかったりすることがあり、一筋縄ではいかない側面があります。

そこで、この記事では、iPhoneで写真をまとめて削除する方法を解説します。

検証端末:iOS 8.4.1(iPhone 6)、Windows 10、Mac OS X 10.10.4

iPhoneで写真を削除する方法

iPhoneで写真ひとつを削除するのは簡単。標準の写真アプリで写真を選択・拡大表示して、右下のゴミ箱アイコンをタップし、[写真を削除]を選ぶだけです。

ただ、その方法で大量の写真を削除していくのは時間と労力をいたずらに消費するだけ。手軽に空き容量を増やすためには、写真をできるだけまとめて削除する方法を知っておく必要があります。

選択した複数の写真をまとめて削除する

まず、分かりやすくて簡単なのは、複数の消したい写真を自由に選択して、まとめて削除する方法。写真アプリ内の「写真」タブ>「年別」>「コレクション」>「モーメント」や「アルバム」>「カメラロール」などで削除する写真を選び、一括削除することが可能です。ここでは「カメラロール」から選択削除するやり方を説明します。

  1. 「カメラロール」で右上の[選択]をタップ。
    iPhoneで写真を1枚ずつ選択して削除する
  2. 削除したい写真をタップして選択する。選択後、右下のゴミ箱アイコンをタップ。
    iPhoneで写真を1枚ずつ選択して削除する
  3. 確認ダイアログが表示されるので、[○枚の写真を削除]をタップする。これで削除が完了する。
    iPhoneで写真を1枚ずつ選択して削除する

日付ごとにまとめて削除する

写真は日付ごとにまとめて削除することも可能です。写真アプリの「モーメント」モードでおこないます。

  1. 写真アプリを起動すると「モーメント」が表示されるので、右上の[選択]をタップする。
    iPhoneで写真を日付ごとに削除する

    「写真」タブの階層構造は、「年別」>「コレクション」>「モーメント」>各写真となっている。「モーメント」以外の画面から「モーメント」画面に移動するには、「年別」または「コレクション」の画面が開いているなら写真のサムネイルをタップし、各写真が表示されているなら画面左上の[<]ボタンをタップすればよい。

  2. 日付を選択するモードになるので、まとめて削除したい日付のまとまりの右上にある[選択]をタップする。複数の日付を同時に選択可能。
    iPhoneで写真を日付ごとに削除する
  3. 選択した日付の写真が全選択された状態になる。削除したくない写真は、タップして選択を解除可能。削除する写真を決めたら、右下のゴミ箱アイコンをタップする。
    iPhoneで写真を日付ごとに削除する
  4. 確認ダイアログが表示されるので、[○枚の写真を削除]をタップする。これで削除が完了する。
    iPhoneで写真を日付ごとに削除する
年別・コレクション・モーメントとは
写真アプリ内の写真タブにおける分類方法。iOS 7から採用されています。
年別:その名の通り、撮影年で写真を分類
コレクション:撮影場所および撮影月で写真を分類
モーメント:撮影場所および撮影日で写真を分類

パソコンを使って写真を一括削除する

iPhone内の写真データをすべて削除したい場合、上で説明した2つの方法だと非常に手間がかかってしまいます。

そんなとき便利なのが、PC(パソコン)を利用して写真を一括削除する方法です。

Windows PC

iPhoneとWindows PCをUSBケーブル(Lightningケーブル)で接続し、エクスプローラーの「PC」を確認すると、接続したiPhone(例:○○ の iPhone)と表示されているはずです。

WIndows PCにiPhoneを接続

Windows PCでiPhoneが認識されない場合、ケーブルを差し込むUSBポートを変更してみると認識することがあります。それでも認識しないなら、「デバイスマネージャー」で「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」の項目に表示されている「Apple Mobile Device USB Driver」を削除し、「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を右クリックして[ハードウェア変更のスキャン]を選択します。

次に「○○ の iPhone」>「Internal Storage」>「DCIM」を表示。

WIndows PCでiPhoneの写真を削除

「DCIM」にフォルダがある場合、そのフォルダを削除すれば、写真・動画を一括で削除できます。「DCIM」フォルダ直下に画像ファイルがある場合、全選択(Ctrl+A)して削除すれば一括で消去できます。

WIndows PCでiPhoneの写真を削除

DCIMは、Digital Camera Imagesの略。

Mac

iPhoneとMacをUSBケーブル(Lightningケーブル)で接続し、標準でインストールされているソフトウェア「イメージキャプチャ」を起動します。すると、「デバイス」の項目に「○○ の iPhone」が現れ、写真・動画が一覧表示されます。

Mac イメージキャプチャ 削除ボタン

ここで削除したい画像ファイルを選択し、左下にある削除ボタンをクリックすればファイルを削除できます。全選択(command+A)してから削除ボタンをクリックすれば、一括削除が可能です。

写真が消えない? 使用済み容量が減らないときの対策

iPhoneから写真を削除したと思っていても、まだ端末上にデータが残っていることがあります。

「最近削除した項目」で写真・動画を完全に削除する

たとえば「カメラロール」から写真を削除した場合、iPhoneの中にはまだ写真データが残された状態になっています。これは正常な動作です。

写真アプリ>「アルバム」>「最近削除した項目」には、30日以内に"削除"された写真データが30日という期限付きで一時保管されています。つまり、「カメラロール」からの"削除"は、完全な削除ではなく"30日後の削除"を意味するわけです。したがって、基本的に30日が経過しないと空き容量は増えません。

写真アプリの最近削除した項目

この仕様は、誤って写真を削除してしまったときの救済措置として機能します。実際、筆者も友人から「間違ってiPhoneで写真を消しちゃったけど、どうしたら復元できるの?」と尋ねられたことがあり、この仕様の価値を実感したことがあります。

"削除"した写真は、30日の経過で「最近削除した項目」からも自動的に削除されますが、手動で削除することも可能です。右上の[選択]をタップして、左下の[すべて削除]を選択すれば完全に削除できます。逆に削除を取り消して復元したいなら、右下の[すべて復元]を選択します。

最近削除した項目から手動で削除

使用済み容量が減らないときの原因と対策

「カメラロール」からすべての写真・動画を削除し、「最近削除した項目」からも削除したにもかかわらず、設定アプリ>「一般」>「使用状況」>「ストレージを管理」で確認すると、写真データの使用済み容量があまり減っていないことがあります。原因はいくつか考えられます。

原因1:パソコンから同期コピーした写真

iTunes経由でパソコンからiPhoneに同期コピーした写真は、iPhoneを操作しても消すことができません。iPhoneとパソコンを接続して、iTunesで写真の同期を解除し、同時に「従来 iPhone に同期していた写真を残しますか、それとも削除しますか?」と選択を要求されるので[写真を削除]を選びます。

iTunesとiPhoneの写真同期をオフ

その後、iTunesの右下の[適用]ボタンをクリックすれば、同期していたフォルダがiPhoneから削除されます。

原因2:マイフォトストリームでダウンロードしている写真

マイフォトストリームはアップルのクラウドサービス「iCloud」を利用したデバイス間の写真共有機能です。マイフォトストリーム機能を有効にしている各デバイスに最新1000枚の写真がダウンロードされ、写真アプリ>「アルバム」>「マイフォトストリーム」で閲覧できます。

マイフォトストリームの写真をiPhoneから削除したい場合、設定アプリ>「iCloud」>「写真」>「マイフォトストリーム」をオフにします。

iCloud マイフォトストリームをオフ

原因3:フォトライブラリの使用済み容量が減らない

設定アプリ>「一般」>「使用状況」>「ストレージを管理」>「写真とカメラ」>「フォトライブラリ」の使用済み容量が減らないことがあります。筆者も同様の現象に悩まされた経験がありますが、全削除からある程度の時間が経った時点でフォトライブラリの容量がきちんと減っていました。解決方法は諸説ありますが、ここでは割愛します。

写真の削除前にパソコンやクラウドなどに取り込み&保存

iPhoneの容量を確保するための手段として写真・動画の削除は有効な手段ですが、端末から完全に削除してしまうと復活させられなくなってしまいます。

念のため、定期的に別の場所に写真・動画を取り込み、保存しておくことをおすすめします。主な保存先は以下のとおり。

  • パソコン(Windows PC、Macなど)
  • クラウドストレージ(iCloud、Googleフォト、Dropboxなど)
  • 外付けメモリ

パソコンを持っていないユーザーの場合、iCloudの無料ストレージ(5GB)しか利用していないケースも多々あるようです。無料かつ無制限にそれなりの品質を維持したまま保存できるクラウドストレージ「Googleフォト」も登場しているので、利用を検討してみるとよいでしょう。

iPhoneの写真をバックアップする2つの方法 【PCまたはGoogleフォト】