Facebook「知り合いかも」表示の仕組みと“足跡”機能の有無、相手ユーザーを検索したことはバレるのか?

2016-09-29 0:03

Facebook

1人のFacebookユーザーとして「少し怖いな」と感じることがありました。2015年2月上旬ごろ、自分が検索して閲覧したことのある複数のユーザーが、友達候補として「知り合いかも」に表示されるようになっていたのです。少なくとも筆者の環境ではこれまで、検索・閲覧しただけのユーザーが表示されたことはありませんでした。

自分のページ上で「知り合いかも」に表示されることは、それほど問題ありません。気に入らなければ消せばいいだけだからです。しかし、相手側のページ上で自分が「知り合いかも」に表示されているとすると、自分の検索行動が相手にバレてしまうかもしれません。もし、相手にも表示されているとすれば、実質的に"足跡"を残したことになってしまいかねないわけです。

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Facebookを利用するなら、できるだけ気持ちよく使いたいところ。そこで、Facebookの「知り合いかも」の仕組みと足跡機能の有無、「知り合いかも」対策について簡単にまとめてみました。

Facebookの「知り合いかも」の仕組み

Facebook

まず、そもそも「知り合いかも」とは、知り合いの可能性があるFacebookユーザーを表示する機能で、「友達を検索」ページ(ウェブ版)や友達の「リクエスト」ページ(アプリ版)などのほか、ニュースフィードやタイムライン、広告スペースなどで他ユーザーと友達になることを薦めてくるもの。良くも悪くも非常にFacebookらしい機能のひとつです。

その精度の高さに不安を覚えたり、逆に見ず知らずの人が表示されてもその理由が分からないので心配したりするユーザーが多いようです。

何に基いて「知り合いかも」を表示するのか

公式ヘルプページでは、何に基いて他ユーザーを友達だと推測するのかが部分的に明らかにされています。

[知り合いかも]には、あなたの知り合いの可能性があるFacebook利用者が表示されます。共通の友達、職歴・学歴、所属しているネットワーク、インポートした連絡先などの情報に基づいて、人が表示されます。(注:太字は筆者)
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「知り合いかも」表示の根拠となる情報源をリスト化しておきます。

  • 共通の友達
  • 職歴・学歴
  • 所属しているネットワーク
  • インポートした連絡先

このように、友達や職歴、学歴、所属しているネットワークが共通もしくは類似していたり、一方が他方の連絡先を保有していたりすれば、お互いが知り合いである可能性は高いと言えます。「所属しているネットワーク」とは、同じ写真へのタグ付けや同一イベント・グループへの参加など、リアルでの人間関係が存在することが推測できるFacebook上の繋がりを指しているものと思われます。

公式ヘルプページでは、それ以上の仕組みは説明されていません。

ちなみに、英語の公式ヘルプページによれば、これらの根拠の他に"many other factors"(他の多くの要素)に基いて「知り合いかも」を表示しているとの説明がなされています。日本語の公式ヘルプページでは、「など」(上記引用文の太字部分)という表記になっているため、この説明が分かりづらくなっています。

Facebookのアルゴリズムを外部から把握することはできませんし、今後も「知り合いかも」の仕組みについて詳細が明かされることはないでしょう。

検索すると「知り合いかも」に表示される?

では、筆者が経験した「検索した相手が知り合いかもに表示される」という現象は偶然なのでしょうか?気になりますよね。

そこで、新規アカウントを作成して他のユーザーを検索してみるという簡単な実験を試みたところ、次のような現象を確認できました。

  • 検索した相手(自分が訪問した先)は、自分のページで「知り合いかも」に表示された。
  • 検索された相手側のページの「知り合いかも」には、自分は表示されなかった。

この実験で新規に作成したアカウント(Aとする)は、これまでFacebookを使用してこなかった人間が、これまた新たに作成したばかりのメールアドレスで登録したもの。また、登録に使用したiPhoneは、格安SIMカード(SMS機能付きで電話番号あり)で運用しています。もちろん、登録に必須となる氏名や生年月日などの情報以外の"余計な"情報は一切入力していません。

登録後、このFacebookアカウントAで複数のユーザーを検索したところ、その翌日には検索対象としたユーザーが「知り合いかも」に表示される一方で、相手側の「知り合いかも」にはアカウントAは表示されませんでした。したがって、相手を検索・表示しても相手にはバレない可能性は高いと言えそうです。

なお、この実験は情報をFacebook側にできるだけ渡さないように実施しましたが、必ずしも結果が正しいとは言い切れません。相手側のページの「知り合いかも」に表示される可能性はゼロではないということです。よって、実験結果は、あくまでも1つの参考として捉えておいてください。

Facebookに"足跡"機能はあるのか

Faccebook:足跡

「知り合いかも」と密接に関連するものとして、いわゆる"足跡"機能(閲覧履歴を確認する機能)の有無について疑問に感じているユーザーも多いようです。

"足跡"機能とは、いつ誰が自分のページを訪問したかをリアルタイムに把握できる閲覧履歴機能で、mixi(ミクシィ)に実装されています。日本では、初めて利用したSNSがミクシィだという人も多いはず。そのため、Facebookにも"足跡"機能が実質的に存在しているのではないか、と考えてしまうのも無理からぬことなのかもしれません。

Facebookに"足跡"機能は存在しない

結論から言えば、ミクシィと同様の"足跡"機能は、Facebookには実装されていません。メニューのどこを探しても、「足跡」などという項目はないはずです。したがって、いつ誰が自分のページを閲覧したのかという情報を確認することはできません。

公式ヘルプページでは「自分のタイムラインを誰が表示しているか、どのくらいの頻度で表示されているかを知ることはできますか」という問いに対して、次のように回答しています。

Facebookでは、あなたのプロフィールや投稿(写真など)を表示した人を追跡することはできません。外部アプリでも追跡することはできません。
Facebook

また、逆の視点からの「他人のタイムラインを見た場合、その人にそれがわかりますか」という問いに対しても以下のような回答が用意されています。

Facebookでは、プロフィールを見た利用者を追跡できません。外部アプリにもこの機能はありません。
Facebook

このようにFacebookに"足跡"機能は存在しません。プライバシーを重視している現在のFacebookにおいて、今後も"足跡"機能が実装される可能性は低いでしょう。

しかし、ユーザーが利用できる機能として"足跡"がないからと言って、Facebook側がユーザーのアクセス情報をログとして保有していないということにはなりません。むしろ、Facebook側はユーザーの行動履歴を記録し、解析しています。それ自体は、ウェブサービスならば当然のこと。前述の実験結果は、その表れだと見てよいでしょう。

「My Top Fans」で足跡を確認できる?

Faccebook:足跡

追記(2016年12月30日):「My Top Fans」は利用できなくなっている模様。この項目は過去の参考情報として掲載しています。

「My Top Fans」というFacebookアプリが“足跡”に近い機能を提供しているとして、しばしば話題になります。自分のタイムラインを訪問した回数や、いいね!やコメント、シェアなどをおこなった回数などを総合的に判断し、「友達」を交流度合いに応じてランキング表示するものです。

つまり、自分に興味を持ってくれている「友達」は推測できるものの、友達以外のユーザーは対象外でもあり、訪問したユーザーの具体的なアクティビティが残る「足跡」機能を提供しているものではありません。なお、利用したい場合は、アプリやFacebookタイムラインへの投稿の共有範囲を[自分のみ]に設定しておくほうがよいでしょう(使っていることを知られたくなければ)。

Facebookグループでは既読機能あり

"足あと"とは異なりますが、友達の行動を確認できるという意味では共通するのが、Facebookグループ内のメッセージ既読表示です。

グループ内の投稿を確認すると「○人が表示済み」(ウェブ版)もしくは「○人が既読」(アプリ版)というリンクが表示されるようになり、そのリンクから誰が既読状態なのかを確認できます。

LINEの既読と同じく、誰が確認したのかを分かりやすくしてくれる便利な機能であるとともに、返信やいいね!を急かされているような気分になってしまうユーザーも出てくる機能でもあります。

「知り合いかも」の表示対策

Facebookに登録したものの、Facebookアカウントの存在を友人・知人などにできるだけ知られたくなかったり、Facebook上の友達を増やしたくなかったりする場合もあるでしょう。ここでは「知り合いかも」に表示されにくくする方法を紹介します。

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「知り合いかも」に表示させにくくする方法

1. 友達リクエストの制限

「知り合いかも」が表示される場合、「友達になる」リンクが一緒に表示されます。そうだとすれば、こちら側に友達リクエストを送信できないユーザーには、こちら側が「知り合いかも」に表示されなくなると考えられます。「友達になる」リンクが表示されない「知り合いかも」表示は提供されていないためです。

Facebook:プライバシー設定

友達リクエストを送信できるユーザーの制限は、[設定]→[プライバシー]→[私に連絡を取ることができる人]→[私に友達リクエストを送信できる人]から設定できます。この項目を「全員」から「友達の友達」に変更することで、「知り合いかも」に表示されるケースを減らすことができるものと思われます。ただし、この方法では「友達の友達」までの範囲のユーザーが「知り合いかも」に表示されることを防げません。

2. 自分を検索できるユーザーの制限

[設定]→[プライバシー]→[私を検索できる人]→[メールアドレスを使って私を検索できる人/電話番号を使って私を検索できる人]で、メアドと電話番号で検索できるユーザーを「友達」もしくは「友達の友達」に限定できます。

3. Googleなどの外部検索エンジンに表示させない

外部検索エンジンとは、Googleなどの検索エンジンのこと。デフォルトでは、GoogleなどにFacebookタイムラインのページがインデックス(保存)され、検索結果に表示される仕組みになっています。

[設定]→[プライバシー]→[私を検索できる人]→[外部検索エンジンから私のタイムラインへのリンク]で「いいえ」に設定すれば、タイムラインを検索経由で表示できないようにできます。

4. インポートした連絡先の削除

メールアドレスなどの連絡先情報をFacebookにインポートしていると、それらは「知り合いかも」表示に使用される場合があります。

インポートした連絡先をすべて削除できるページはこちら

「知り合いかも」を消す方法

知らないユーザーや友達になりたくないユーザーを「知り合いかも」から削除したい場合、そのユーザーの名前の横に表示される[×]をクリックすれば削除できます。

この機能はウェブ版のみで利用可能。スマホアプリからは利用できません。アプリからでも、相手ユーザーをブロックしてしまえば「知り合いかも」から削除することはできますが、対処方法としては過剰な手段となるので事前によく検討する必要があるでしょう。