人気RSSリーダー「Feedly」はPCブラウザの拡張機能やWeb版だけでなく、iOS・Androidアプリでも利用することができる。
Feedlyアプリは、スマホ・タブレット向けに操作性が最適化されており、ユーザの使い方に応じて多様な詳細設定項目が用意されている。
2013年6月現在、日本語版が提供されておらず、今後の見通しも不明であるため、日本語で詳細設定を解説しておきたい。
アプリのAdvanced Settings:詳細設定
iOSアプリとAndroidアプリとで、設定項目の名称や順序、設定可能な項目が異なる場合がある。
もっとも、ほとんど重複する内容であるため、合わせて解説することにした。特に混乱することなくチェックできると思う。
本解説がベースにしているアプリのバージョンは、iOSがVersion 16.0.1、AndroidがVersion 16.0.5だ。今後のアップデートにより設定項目が変更される可能性があるので注意してほしい。
Reading/Browsing(閲覧設定)
Start Page
アプリを起動したときに最初に表示されるページを選択できる。必ず確認したいRSSフィードがある場合は、Must Readsに設定しておくと良いだろう。Must Readsのグループに入れるRSSフィードは、各フィードごとにメニューから設定できる。
- Today
- Must Reads
- All
Auto Mark as Read
記事一覧ページをスワイプしていくことで既読にできる。個別に記事を開く必要がないので、記事タイトルのみで読むべき記事を判断しているユーザにとって便利な機能。
ちなみに、この機能が無効でも、各ページごとにページ遷移とは90度ずれた方向にスワイプすることで既読・未読を切り替えることが可能だ。具体的には、「Transition」でページ遷移方法を縦方向のStackかScrollにしている場合は横方向、横方向のSwipeにしている場合は縦方向にスワイプする。
Favorite Saving Tool
個別記事のヘッダー(上部)に表示される「あとで読む」サービスを1つ設定できる。ここで選択しなかった残り2つのサービスは、右上のメニューから利用可能。
- Feedly
- Feedly内の「Saved For Later」に保存される。
- Instapaper
Favorite Sharing Tool
個別記事のヘッダー(上部)に表示される共有サービスなどを1つ設定できる。ここで選択しなかった残りのサービスは、右上のメニューから利用可能。
また、Androidの場合は、ここに表示されていない共有サービスでもインテント機能により右上のメニューから利用することができる。
- Google+
- Buffer(iOSのみ)
- Browser
Favorite Browser(iOSのみ)
元サイト記事を閲覧するブラウザを選択できる。また、ここで選択したブラウザは、「Favorite Sharing Tool」の項目のBrowserに設定される。
- Safari
- Chrome
Volume Up/Down Navigation(Androidのみ)
端末のボリュームキーによるページ遷移機能を設定できる。
Look and Feel(操作感設定)
Transition
ページ遷移の方法を選択できる。StackとScrollは縦方向に、Swipeは横方向に切り替えていく。
- Stack
- 縦方向に切り替えていく。紙を一枚ずつ送り出す感覚。
- Swipe
- 横方向に切り替えていく。ブラウザのスクロールに近い感覚。
- Scroll
- 縦方向に切り替えていく。Swipe同様にブラウザのスクロールに近い感覚。
Theme
テーマを変更できる。現在、アプリのテーマは2種類のみ。2種類であるため、この「Advanced Settings」からではなく、Settings内の「Switch Theme」で切り替えれば事足りる。
- Day
- 白ベースのテーマ
- Night
- 黒ベースのテーマ
Font
フォントを変更できる。日本語フォントだとあまり恩恵を受けられない設定項目。日本語フォントとよく馴染むのはHelveticaかSans Serifだろうか。
- Helvetica
- Soho
- Sol
- Roboto
- Sans Serif
Article Font Size
記事本文のフォントサイズを変更できる。端末の画面サイズによって見やすいサイズに変更すれば良いだろう。筆者の場合、iPhone5ではSmallが読みやすく感じる。
- Small
- Medium
- Large
- Extara Large
Default View
記事一覧ページのデフォルト表示方法を選択できる。個別に表示方法を選択していないフィードは、このデフォルト表示が適用される。また、「Today」と「Saved For Later」の表示方法にも適用される。
- Detect
- 検出(自動最適化)/おそらく最も頻繁に利用する表示方法がデフォルトになると思われる(未確認)。
- Title Only
- List
- Magazine
- Cards
Gestures/In article gestures(ジェスチャー設定)
Pull To Close
個別記事で最下部までスクロールした時に、さらに上方向にスワイプすると記事を閉じて記事一覧ページに戻ることができるように設定できる。
Long Press to Save
記事一覧ページで各記事を長押しすることで「あとで読む」サービスに保存できる。利用する「あとで読む」サービスは、「Favorite Saving Tool」の項目で設定できる。
Double Tap To Close
個別記事を閲覧中にダブルタップで記事一覧ページに戻ることができる。左上の矢印をタップする必要がないので便利。
Article Swipe(Article to Article swipe)
個別記事を閲覧中に横方向にスワイプすることで次の記事に遷移する機能を設定できる。
- Yes(Browser No)/Yes,except in browser
- 有効にする。ただし、アプリ内ブラウザで元サイトを閲覧中は無効。
- Yes
- 有効にする。
- No
- 無効にする。
Sharing(共有設定)
Tag Line
共有テンプレートに付け加えるテキスト(quip:気の利いた言葉)を入力する。
Twitter(iOSのみ)
iOSに設定済みのTwitterアカウントを利用するか、Feedlyに認証させたTwitterアカウントを利用するか選択できる。
- iOS
- Feedly
- Detect
Template
ツイートする場合のテンプレートを設定できる。
- "<title>"<url><quip>
- <title><url><quip>
- <quip>:"<title>"<url>
例えば、1の場合、Tag Lineに「good read」を設定していれば「"記事タイトル" good read http://feedly.com/*/*******」とツイートされる。
Pocket(Androidのみ)
この項目はAndroidのみに存在するが、iOSでもPocketを利用することは可能。
Instapaper
Instapaperのアカウントを設定する。
Bit.ly
Bit.lyのアカウントを設定する。
Eメールを送信する際の、デフォルトのCCおよびBCCを設定できる。