ゲーム感覚でこれなら続く、完全無料の外国語学習アプリ「Duolingo」──大学の講義より効果的との研究も

2013-12-22 20:50

Duolingo

Duolingo」は、米国の名門工科大学の一つであるカーネギーメロン大のLuis von Ahn教授らにより開発された外国語学習のクラウドサービス。ゲーム感覚で進められ、潜在的な学びたい欲求を刺激してくれるアプリだ。

複数端末で同期して学習を進められる

Duolingo

完全無料のアプリではあるが、まずはアカウントを作成する必要がある。

アカウントに紐づいてiOS/Androidアプリ、PCブラウザからDuolingoを利用可能となるので、複数端末で同時並行で学習を進めることができるのは便利だ。

最初にことわっておくと、Duolingoは英語がベースとなっており、日本語から外国語を学ぶというツールではない。英語からフランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語を学べるほか、逆に各言語から英語を学ぶことができる。

ただし基礎的な英語力があれば学習上それほど問題はなく、むしろ英語+その他の外国語を学びたい人にとっては一石二鳥的に利用できるのではないだろうか。

追記(2014/4/25)

iOS版アプリでは、英語学習コースで日本語に対応した。

人気の外国語学習アプリDuolingo、英語コースでいよいよ日本語対応

追記(2014/7/26)

Android版アプリでも、英語学習コースで日本語に対応した。

外国語学習アプリDuolingo、ついにAndroid版でも英語コースを日本語対応

ゲーム的な要素を学習に盛り込む

Duolingo

UIは洗練されており、直感的にどのように進めていくかはすぐ理解できるだろう。ここでは、フランス語の学習を例にDuolingoの仕組みやレッスンの流れをみていく。

Duolingoでは、習熟度に応じてステージが分かれており、下のステージをクリアすると次のステージに進めるようになっている。ただし上級者は、Shortcutテストに合格すると下位レッスンを飛ばすことができる。

ステージ(レッスン)をこなすごとに、Skillポイントやレッスン中に間違えられる数であるハートポイントが貯まっていくなど、ゲーム的な要素が随所に取り入れられている。

出題形式がとても多彩、議論もできる

Duolingo

さてレッスンでは、1問ずつ順番に短いクイズ風の問題が出題される。

いわゆる仏作文や英訳文はもちろん、ビジュアルを使って単語をインプットさせるものから、選択式の文章組み立て、音声を聞いての書き取り、発音練習まで様々な形式で、総合的に学習を進められる構成となっている。

Duolingo

正解した場合は「You are correct」、間違えた場合は正解とともに注意を払うべき点なども示される。

また、その問題について議論する機能も備えており、他の学習者と疑問点について検討したりといったソーシャル的な使い方も行える。

反復的な出題で頭に刷り込まれる

Duolingo

一定数の問題で不正解となると、泣いているフクロウが登場…。ハートポイントがなくなって、レッスンを続けられなくなってしまう。

ただ注意深く進めれば、それほどつまづくことはないだろう。というのも、一つのレッスン内で似た課題に繰り返し取り組むため、最初のほうで学んだ内容を忘れないように努めれば何とかなるからだ。

裏を返せば、形をかえて何度も質問されることで、自然と頭に学習内容が刷り込まれていく感覚といえる。

レッスンをクリアすると、また次のレッスンへ進むことができる。[TEST OUT]からは、自分の習熟度を確認するための問題も受けることが可能だ。

無料なのに大学の講義よりも効果的

Duolingo

このようにDuolingoには、学習レベルを可視化して達成感を喚起し、フィードバックや、より難しい問題への挑戦などの仕組みをゲームに近い形で導入。ユーザーの「もっと知りたい」という潜在的欲求をうまく刺激してくれる。

実際に、Duolingoで(スペイン語を)学習したほうが大学の講義よりも効果的であるという研究結果も報告されており、エビデンスも整ってきている。

今までなかなか外国語の勉強が続かなかったという人も、通勤などの時間にサクッとできるDuolingoを試してみてはいかがだろうか。