「LINEオーディオ」とは──iPhoneでLINE無料通話や電話アプリ履歴に表示される新仕様を解説、注意点や無効化の方法も

2016-11-14 21:21

「LINEオーディオ」とは──iPhoneでLINE無料通話や電話アプリ履歴に表示される新仕様を解説、注意点と解除方法も

iOS版LINEアプリのアップデートに伴い、LINEの無料通話を着信するとiPhone標準の電話着信時とよく似た画面で「LINEオーディオ」と表示され、電話(通話)アプリの履歴にも同様の表示が残るようになっています。このLINEオーディオとは何なのか、その仕様や注意点、無効化(元に戻す)方法などについてまとめました。

LINEオーディオとは

iOS 10では新機能「CallKit」がデベロッパー向けに開放されたことで、LINEのようなVoIPアプリにおいても、iPhoneが標準で備える電話アプリと同じユーザーインターフェイス(UI)が使えるようになっています。

LINEアプリがこのCallKitへ対応したことにより、LINEの無料通話はiPhoneの標準電話アプリとそっくりなUIで着信するようになりました。そして通常の電話着信との区別をはかるため、着信画面や電話アプリの着信履歴に「LINEオーディオ」と表示されているわけです。

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ちなみに、CallKitに対応済みのVoIPアプリにはFacebookメッセンジャー、Skype、Viberなどがあります。Facebookメッセンジャーで通話を着信すれば、iPhoneの電話着信と同じUIに「Messengerオーディオ」と表示されます。

このような仕様変更を知らないユーザーにとっては、着信時に突然「LINEオーディオ」と表示されて戸惑うのも無理からぬこと。特に無料通話なのか有料通話なのかは気になるところでしょう。結論としては、LINEオーディオと表示されていても、実際はLINEの無料音声通話であるため無料で利用できます。

通常の電話着信画面や以前の無料通話着信画面と違う点

LINEオーディオ(LINE無料通話)の着信画面と、通常の電話の着信画面を比較してみましょう。

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左:LINEの無料音声通話の着信画面右:通常の電話の着信画面

通常の電話着信では連絡先に登録されている相手の写真が表示される一方、LINEオーディオの着信では相手のLINEアイコン画像などは表示されません。

また、通常の電話着信画面にある「後で通知」「メッセージを送信」といった機能はLINEオーディオでは使えません。ちなみに「メッセージを送信」は、すぐには電話に出られない状況でも“後で折り返します”といったメッセージを相手に送れる機能です。

ロック画面での応答は便利に

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以前のLINE無料通話の着信画面ではロック画面に着信画面が表示された際、いったんロック解除してから応答しなければなりませんでした。

しかし、LINEオーディオの着信画面では[スライドで応答]からすぐに応答が可能で、ロック解除のひと手間が不要になり少し便利になっています。

LINEのビデオ通話・グループ通話、LINE Outの着信画面は?

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左:LINEビデオ通話の着信画面右:LINEグループ通話の着信画面

LINEが提供する格安電話サービスLINE OutLINEビデオ通話(無料)を着信した場合も標準の電話アプリと同じUIとなりますが、「LINEオーディオ」の表示はされません(ビデオ通話の着信時は「LINEビデオ」と表示されます)。

またLINEグループ通話は、LINEアプリ内のトーク(リスト)上にグループ通話がおこなわれていることが通知されるだけで、標準の電話着信のような画面や「LINEオーディオ」表示はなされません。

電話アプリや連絡先にも「LINEオーディオ」

LINEアプリのCallKit対応により、電話アプリの履歴表示も変更されました。

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「LINEオーディオ」表示の履歴をタップすると、LINEの無料音声通話で発信される

通常の電話発着信と見分けられるよう、LINEの無料音声通話の発着信には「LINEオーディオ」、LINEの無料ビデオ通話の発着信には「LINEビデオ」と表示されるようになっています(LINE Outの表示は特になし)。

相手の名前に関しては、LINE上で表示されているものが表示され、この履歴をタップすると、それぞれLINEの無料音声通話、LINEのビデオ通話で相手に発信されます。

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LINE通話の不在着信があった際には、電話アプリではなくLINEアプリのほうに赤いバッジが付きます。

当然ですが、LINEアプリから通話を折り返すことも従来どおり可能です。

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また、連絡先アプリの詳細画面では「携帯」や「ビデオ」などの項目内に、LINEによる発信メニューが組み込まれました。

アイコンをタップあるいは長押しすることで、LINEによる音声通話またはビデオ通話を発信することができます。

LINEオーディオにおける注意点

LINE無料通話の着信が仕様変更されたことで、現在大きく二つの問題が生じているようです。一つは、ゲームなどをプレイ中に着信があった場合、全画面表示で覆われて強制的に中断されてしまうという点。もう一つは、通話中にiPhoneをスリープする(電源ボタンを押す)と、通話が終了してしまうという問題です。

全画面着信でゲームの邪魔をされないようにする対処法

これまではゲーム中にLINEの通話着信があっても、画面の上部などに通知が表示されるだけだったので、応答せずプレイを継続したい時には無視すれば事足りましたが、全画面での着信となるとそうはいきません。

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コントロールセンター上で三日月アイコンをタップして「おやすみモード」をオン/オフできる

そんな時に便利なのが「おやすみモード」の活用です。電話の着信やアプリからの通知を一時的にオフにし、画面表示や音、振動などでユーザーに知らせてこなくなります。

詳しい内容や設定方法は下記の記事を参照してください。

iPhoneの電話着信とアプリ通知がゲームや睡眠の邪魔になるなら「おやすみモード」が便利、使い方と設定方法を解説

スリープで通話が切断される問題への対処法

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通話中にスリープすると通話が切れてしまう不具合

現在、LINEによる無料通話でiPhoneの電源ボタンを押してスリープ状態になると、通話が強制的に終了してしまう(バックグラウンドで通話状態を維持できない)不具合が発生しています。

原因はiOSにあるようですが、長時間通話をするユーザーにとってはバッテリー消費の面からも頭の痛い問題です。これを回避するには、従来の無料通話画面に戻すしかないようです(設定変更の方法は後述)。

元のLINE無料通話の画面に戻す方法

上述の問題にあげられるように、LINEオーディオになって困っているという場合には、従来のLINE無料通話の仕様に戻すことも可能です。

LINEオーディオ 解除

LINEアプリの[その他]タブから[設定]→[トーク・通話]と進んで、[スマートフォンの基本通話と統合]を項目をオフにすることで元に戻せます。