Twitterが「TweetDeck」のAndroid・iOSアプリの開発を終了、ストアから削除へ

Twitterが「TweetDeck」のAndroid・iOSアプリの開発を終了、ストアから削除へ

定番のTwitterクライアント「TweetDeck」のAndroidアプリ・iOSアプリ・AIR版が、Google play・App Storeなどから5月初めに削除される。TweetDeck公式ブログが4日、発表した。

TweetDeckは、いわゆるソーシャルメディア・ダッシュボードと呼ばれるアプリケーションで、AIR版・Web版・iOSアプリ・Androidアプリ・Chromeアプリ・デスクトップ向けアプリケーションなどが開発・公開されてきた。

かつては、対応するソーシャルメディアはTwitterのみならず、FacebookやMyspace、LinkedIn、Foursquareなども統合し、一括して各種情報の発信・受信・検索などを行うことが可能だった。

2011年5月にTwitter社がTweetDeckを買収して以降、対応するソーシャルメディアはTwitterとFacebookのみになっていたが、今後Facebookとの統合も廃止される。

TweetDeck公式ブログ

米時間3月5日午前9時から10時(日本時間3月6日午前2時から3時)、Twitterの旧バージョンAPI1.0が試験的な停止を実施し、その後完全に終了する予定。各非公式Twitterクライアントは、新しいAPI1.1に対応することを求められており、開発終了を宣言するクライアントも続出している。

公式ブログによると、今回のTweetDeckの開発終了も、Twitter社のAPI変更に伴うもの。また、ここ数年の調査の結果、TweetDeckのパワーユーザーがデスクトップではTweetDeckを利用しモバイルでは公式Twitterアプリを利用している傾向があることも、開発終了の理由の1つとして挙げられている。今後は、Web版・Chromeアプリ・MacおよびPC向けアプリケーションの開発に注力するとのこと。

今月は、Twitterの周囲で暗めのニュースが多く発生しそうで気が重いユーザも多いのではないだろうか。