ドコモ、Googleに自動通信機能の頻度抑制を要請へ

ドコモGoogleに対し、Androidに組み込まれている自動通信機能の頻度抑制を要請する動きがあると、日経新聞Web版が報じている。また、世界の通信会社と協調し、アプリ開発者にも通信頻度の抑制を呼びかけていくとのこと。

1月25日に東京14区で発生した通信障害は、制御信号が新型パケット交換機の処理能力を超えたことが原因だった。

ドコモとしては、Android OSが28分に1回発生する「制御信号」の発生頻度をより低くできないか、Googleに対応してほしいのだろう。

また、頻繁に「制御信号」を必要とするアプリに対し、開発者のほうで通信頻度を低くしてほしいという願いもあるようだ。

増え続けるスマホユーザとトラフィックに対し、設備増強等で対応するものの、そのほか有効な手段を考えるなら、今回の動きは選択肢の一つといえるだろう。

ドコモの構想が実現するかは未知数だが、今後の動きに対し、他キャリアやアプリ開発者、そしてユーザなど各方面が注目するのは確実だ。

参考図:制御信号増加の要因