TwitterクライアントのAndroidアプリを幅広くまとめて紹介する(2013年4月5日更新)。
この総まとめでは、以下の条件を満たしているアプリを掲載した。なお、開発の中止・停止は考慮していない。
- Google Playからインストール可能であること。
- 無料アプリの場合、インストール数が500以上であること。
- 総合クライアントアプリであること(つぶやき専用アプリやRSSリーダーなどではないこと)。
おすすめTwitterクライアントアプリ
ここでは簡単な解説と共に8個のアプリを取り上げた。紹介した機能は、そのアプリのみの独自機能とは限らないので注意して欲しい。
まずは「Twitter」

説明不要の公式アプリ「Twitter」。ここ2年間で、写真のフィルター機能や複数アカウント(マルチアカウント)・プッシュ通知等にも対応した。まずは、この公式アプリがTwitterのモバイル体験の入り口として相応しいことに異論は少ないだろう。
もはや定番「twicca」

国産クライアントアプリの雄「twicca」。世界中で支持されており、下記のランキングでも海外製アプリを押しのけて4位にランクイン。プラグインも多数開発されているため、様々な楽しみ方を追求できる。そのデザイン性や使い勝手の良さは、後進クライアントアプリに大きな影響を与えている。
軽快かつ多機能、細部にこだわりを魅せる「tweecha」

これからのアップデートが楽しみになる「tweecha」。アプリの挙動も容量も軽く、その上で機能はしっかり充実している。ユーザーストリームにも対応。デザイン設定も豊富だ。ログイン時のピンコード入力を行いやすくする配慮や、スワイプ操作でカラム切り替えを行う際のカラムの動き方の心地よさ、細かい部分のデザインなどは見所だ。
複数アカウント利用者向け「Janetter for Twitter」

「Janetter for Twitter」は、2ちゃんねる専用ブラウザ「Jane Style」で有名なJaneが開発したPC向けTwitterクライアントのAndroidアプリ版。複数アカウント別のタイムラインをスワイプで簡単に切り替えられる。無料版では上部に広告表示があるが、有料版「Janetter Pro for Twitter」では広告表示無し。
ユーザーストリームに対応「twitcle」

自由度が高い「twitcle」。「twicca」をよく研究して開発されたのであろうことが推測できる。iOSアプリのようにカラムを下に引っ張って更新する操作が心地良い。ユーザーストリームに対応しており、タイムラインを自動更新することができる。
※2013年4月時点で、ユーザ数の上限に達しており、無料版を新たに利用することは難しい。さらに機能が強化された有料版「twitcle plus」があるので、そちらもオススメだ。
アクティビティを取得できる「Twidere for Twitter」

現在、勢いを増しているニューフェイス「Twidere for Twitter」(ツイデレ)。タブをスワイプで切り替えられる。特筆すべきは「みんなの反応(アクティビティ)」を確認できること。フォローされたり、リツイートされたりしたことを、Twitter公式アプリのように確認できる。タブレット向けには2ペイン表示あり。
複数のSNSを管理「Scope」

「Scope」は、Twitterだけでなく、Facebook、Instagram、Tumblr、Foursquareも同時に1つのアプリで利用できるソーシャルメディアダッシュボード。カラフルさと丸いアイコンが印象に残るデザイン。各SNSを1つのストリームでチェックしたり、同時に各SNSに投稿したりできる。英語表示だが、敷居は高くない。
与えられた世界観とアニメーションが印象的な「Carbon for Twitter」

「Carbon for Twitter」は、とにかくデザイン性にこだわったTwitterクライアント。Carbon(炭素)の名前が示す通り黒基調で統一されたデザインは、日本人にとっては水墨画の世界観を思わせる美しさを感じさせる。タイムラインの更新や切り替えの時の3Dアニメーションが、このアプリの異質性を際立たせている。
無料Twitterクライアントアプリ ランキング
Google Play上のインストール数およびレーティングに基いてランキング化した。アプリ名については省略しているものもある。
有料Twitterクライアントアプリ ランキング
Google Play上のインストール数およびレーティングに基いてランキング化した。アプリ名については省略しているものもある。
雑感
2012年は、Twitter社の方針転換により、各クライアントアプリの未来に暗雲が立ち込める1年となった。
ここでは詳細を省くが、APIおよび開発者規約の変更にともなって、クライアントアプリ開発・運用に対する制限が大きくなったためだ。
それに加えて、ここ2年でTwitter公式アプリがTwitterエコシステムを侵食するアップデート(写真フィルター機能の実装や複数アカウントへの対応等)を実施したことも、Twitter関連アプリへ多大な影響を与えており、その影響は今後も増大する一方になる可能性が高い。
しかし、どのアプリを利用してTwitterを楽しむのか判断することは、ユーザ自身に委ねられている。各クライアントアプリがユーザからの支持をどのように得ていくのか、興味深く見守っていきたい。