LINEの「無料通話」と「LINE Out(Free)」は何が違う?

2018-09-06 17:55
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LINEOUT 通話画面

LINEには、LINEの友だち同士で使える「無料通話」と、格安で固定電話やガラケー宛てにもかけられる「LINE Out(ラインアウト)」という2種類の通話機能が搭載されています。どちらもLINEを使った通話という点は同じですが、使える条件や使い方に大きな違いがあります。

本記事では、「LINE Out」の無料版「LINE Out Free」の概要も含めて、LINEの無料通話とLINE Out(Free)の特徴や違いについて紹介します。

LINEの通話機能それぞれの特徴

LINEで使える通話サービスには、「無料通話」「LINE Out」「LINE Out Free」の3種類があり、それぞれの違いをまとめると以下のようになります。

無料通話とLINE Out・LINE Out Freeの違い
無料通話 LINE Out LINE Out Free
通話できる相手 LINEの友だち 固定電話や携帯電話 固定電話や携帯電話
発着信 両方可能 発信のみ 発信のみ
音質
電話番号 不要(データ通信のみのSIMカードで利用可能) 必要(SMS、もしくは通話ができるSIMカードが必要) 必要(同左)
料金 無料 最大14円/1分※1特定の店舗は無料 広告視聴で無料
利用時間 無制限 クレジットチャージ分※2 1日5回最短1分/1回※3

※1:利用しているプランや、固定電話、携帯電話のどちらにかけるかによって異なります。
※2:30日プランの場合、上限が60分か120分か選択できます。使いきった場合、クレジットをチャージすればその分追加できます。
※3:かける国や、固定電話、携帯電話のどちらにかけるかによって異なります。

一言でいえば、「無料通話」はLINEの友だちと話したい時、「LINE Out」はそれ以外の相手と通話料を心配せずにゆっくり話したい時、そして「LINE Out Free」は短時間の通話がメインで海外等でも利用したい人におすすめです。

LINEの友だち同士で使える「無料通話」

LINE 無料通話画面LINE 無料通話画面

「無料通話」は、LINEの友だち同士で使える通話サービス。インターネット回線経由の音声通話となるため、いわゆる電話の通話料はかかりません。パケット定額サービスに加入していない、あるいは定額分を超過した場合にはその分の通信料がかかりますが、基本的には無料と考えていいでしょう。Wi-Fi接続した端末(LINE)同士での通話ならより安心です。

また、LINEで友だちとしてつながっていれば、電話番号を知らなくても使えるのは大きなメリット。データ通信専用の格安SIMを利用している場合でも、友だちと通話できるから便利でお得です。スマホ間だけではなくPC(パソコン)版LINEでも通話できるほか、ビデオ通話やグループ通話を楽しむこともできます。

LINEでビデオ通話(無料)をする方法──設定からエフェクト、グループビデオ通話、通信量、映らない時の対処法まで
LINEの無料グループ通話のやり方まとめ【iPhone/Android/PC対応】

電話回線を利用した通話と比較すると音質は落ちますが、気になるほどではありません。お互いの通信環境や端末スペックによっては通話しづらくなることもありますが、通常の通信環境であれば音声が途切れたり聴こえなかったりといったことはほぼなく、快適に通話できます。

無料通話の基本的な使い方や便利な機能については、下記の特集を参照してください。

LINE「無料通話」の使い方まとめ─仕組みから通知の見方、録音、着信音変更(着うた)、通話できない時の対処法まで

固定電話や携帯電話にもかけられる有料の「LINE Out」

LINEOut 通話画面LINEOut 通話画面

「LINE Out」は、発信専用の有料通話サービスです。「無料通話」がLINEの友だち限定なのに対して、「LINE Out」は固定電話や携帯電話の番号にもかけられます。対象地域であれば、海外でも利用することができます。

割安な料金プラン

LINE 有料通話料金

料金プランは大きく2種類で、事前に料金をチャージしておく「コールクレジット」と、30日間決められた時間分だけ通話できる「30日プラン」があります。加えて、Androidユーザーであれば「LINEコイン」を使って利用することができます。

コールクレジットで日本国内にかけた場合、固定電話なら3円/1分、携帯電話なら14円/1分。30日プランのうち、固定電話と携帯電話にかけられるプランは、どちらにかけても6円/1分、固定電話のみのプランは2円/1分の料金設定になっています。一般的なスマホの通話料が1分あたり40円前後ですから、かなり割安です。

通話料金一覧 - LINE Out | LINE(ライン)

LINE Outの使い方

「LINE Out」の基本的な使い方を紹介しましょう。より詳しい使い方や便利な機能は下記の特集を参照してください。

「LINE Out」とは──使い方や料金、音質、着信時の番号通知、無料の「LINE Out Free」など

発信する

LINE ウォレット サービス一覧LINE Out Free 選択画面

LINE Outを使って電話をかけるには、まずLINEアプリの[ウォレット]タブから[その他サービス]を選択。一覧で[LINE Out Free]をタップします。

[通話]タブやショートカットを設定すると、さらに簡単に使えるようになります。詳しい設定方法は、下記の特集を参照してください。

LINEの「ニュース」タブを非表示にする方法、「通話」タブに変更できる

LINE Out 連絡先選択画面LINE Out 連絡先一覧LINE Out 通話開始画面

通話画面が現れます。右上にある人型のアイコンをタップすると、端末に保存されている連絡先からかける相手を選択できます。

連絡先表示の注意点

端末に登録されている連絡先を表示させるには、次の2点を確認しておきます。

  • 端末の[設定]→[LINE]→[連絡先]がオンになっている
  • LINEの[設定]→[LINE Out設定]→[友だちのLINEプロフィールからLINE Outで発信]がオンになっている

LINE Out 選択画面LINE Out ダイヤルパッド

ダイヤルパッドの場合、広告を見て無料通話できる「LINE Out Free」か、広告なしの有料通話「LINE Out」いずれかを選択し、番号を入力してから受話器ボタンをタップすると発信されます。

クレジットを購入する

有料の「LINE Out」を利用するには、先にコールクレジットを購入するか、30日プランに加入する必要があります。ここでは、コールクレジットを購入してみます。

LINE 設定画面LINE 設定画面 LINEOutLINE LINEOut設定 コールクレジット購入

LINEの[友だち]タブから[設定(歯車アイコン)]→[LINE Out]→[コールクレジット購入]の順に進みます。

LINE コールクレジット画面LINE コールクレジット 購入確認画面

[購入する]をタップすると、240円分のクレジットを購入できます。iPhoneの場合、iTunes StoreやLINEストア(LINE STORE)での決済になります。

LINE Out - LINE STORE

LINE コールクレジット 購入確定画面

Android版LINEの場合、Google Playでの決済のほか、LINEコインを使用することもできます。LINEストアでの購入にも対応しています。

相手への通知方法

LINEOut着信画面

着信した側では、発信元のLINEの電話番号や連絡先の氏名が表示されますが、LINEでの電話番号認証が未済の端末やドコモの端末などでは「非通知設定」や「通知不可」になってしまうようです。

通話履歴はiPhoneの場合、「電話」アプリからも確認できます。

「LINEオーディオ」とは──iPhoneでLINE無料通話や電話アプリ履歴に表示される新仕様を解説、注意点や無効化の方法も

LINE Outの注意点

LINEOut 電話番号認証画面

「LINE Out」を使うには、LINEで電話番号認証をする必要があります。格安SIMを利用している場合、通話もしくはSMSが受信可能なプランでなければ利用できません。また上述のとおり、「LINE Out」は発信専用のサービスで着信機能はありません。

さらに、110番や119番などの緊急通報用電話番号のほか、災害用伝言ダイヤル(171)・発信者番号通知拒否(184)などの3桁番号サービス、フリーダイヤル(0120・0800)やナビダイヤル(0570)など、通話できない番号がある点にも注意が必要です。

ヘルプセンター | LINE

気になる音質は無料通話に比べるとクリアで、普通の電話と遜色なく感じられます。電話回線とパケット通信の両方を使っているため、電波状況によっては聴こえづらくなる場合もあります。それでも携帯電話と同様、電波のいいところに移動するだけで音質は向上します。

無料で使える「LINE Out Free」とは

LINE Out Free 広告画面

「LINE Out」は基本的に有料ですが、15秒〜30秒ほどの広告を見ることで少しの時間無料で話せるサービスが「LINE Out Free」です。

発信できるのは1日5回最大で5分までですが、固定電話・携帯電話を問わないだけでなく、なんと国外との通話も無料。1回の通話時間は発信先の国によって異なり、例えば日本の固定電話なら3分、携帯電話なら1分まで。アメリカ合衆国にかけると、どちらも5分までとなっています。

通話頻度が高い人にとっては広告が煩わしいでしょうが、無料のメリットと比較すればそれほど気にならないのではないでしょうか。

LINE Out Freeの使い方

LINE Out Free 通話画面 

まず「LINE Out」と同様の方法で「LINE Out Free」を開きます。この時、画面上部には「LINE Out Free」が利用できる回数が表示されています。

LINE Out Free 選択画面

連絡先から発信相手を選択するか、ダイヤルパッドを開くと、発信画面に切り替わります。

画面上部に「LINE Out」と表示されていたら、タップして「LINE Out Free」に切り替えてください。

LINE Out Free 通話前広告LINE Out Free 発信画面

受話器ボタンをタップすると、少し間をおいて広告が始まります。再生が終了したら、[×]ボタンをタップして広告を閉じると、そのタイミングで相手に発信されます。

無料通話終了の20秒前になると音で知らせてくれます。制限時間がくると自動的に通話が切断されるので注意が必要です。

周辺店舗への無料通話も

LINE Out Free 無料通話対象店舗一覧LINE Out Free 店舗無料通話

「LINE Out」や「LINE Out Free」の便利な機能の一つが周辺店舗への無料通話です。LINE@加盟店など特定の飲食店や娯楽施設に「LINE Out」や「LINE Out Free」を使って無料で問い合わせができます。

友だちリスト上部にある[周辺のお店、友だちやメッセージ]の検索窓をタップし、出てきたカテゴリから「飲食店」などを選択すると、周辺の店舗が表示されます。「無料」と書かれた電話マークをタップすればすぐに通話が可能です。

EDITED BY SORA