iPhoneやiPadの画面をテレビに映す(出力する)3つの方法

2016-11-30 16:19

iPhoneの画面をテレビに映す(出力する)3つの方法

動画や写真などiPhoneで見ているコンテンツを、自宅にあるテレビに接続して大画面で楽しみたいというシーンは多いはず。iPhoneやiPadの画面をテレビに映すための方法として、(1) HDMIケーブルで接続して出力、(2) Chromecastによるキャスト、(3) Apple TVを利用する方法の3つを紹介します。

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HDMIケーブル経由でテレビ出力する方法

テレビにあるHDMI端子にHDMIケーブルを接続して、iPhoneの画面を出力します(上の画像のイメージ)。必要なものは、HDMI変換アダプタとHDMIケーブルです。HDMIケーブルは新たに購入せずとも、テレビとレコーダー/ゲーム機の間で使っているものなどを流用してもよいでしょう。

HDMI変換アダプタは、iPhoneのLightningコネクタや30ピンDockコネクタに接続できるものが、Appleから販売されています。iPhone 5以降やLightningコネクタを搭載したiPadシリーズを使っているなら「Lightning - Digital AVアダプタ」を、Dockコネクタを搭載したiPhone 4/4S、iPad2、iPad(第3世代)を使っているなら「Apple 30ピンDigital AVアダプタ」をそれぞれ利用します。

iPhone テレビに映す 出力する方法 HDMI

Apple Lightning - Digital AVアダプタ:Ligntningコネクタが用意されており、端末を充電しながら出力することもできる。iPhone 5以降やLightningコネクタを搭載したすべてのiPadシリーズが対応している

変換アダプタの使い方は簡単です。HDMIケーブルをテレビのHDMI端子に接続し、もう一方の端をHDMI変換アダプタに接続します。テレビの電源を入れて、リモコン等からHDMIケーブルを接続したHDMI入力に入力を切り替えれば、iPhoneの画面がそのままテレビに表示されます。あとは、iPhoneを操作して目的のコンテンツを表示します。音声もHDMIケーブルを通してテレビから出力されます。

HDMI出力中は、基本的にiPhoneの画面がそのまま表示されます。しかし、動画を再生すると映像だけがテレビに出力されて、iPhoneの画面には再生コントローラが表示されます。また一部のゲームによっては、プレイ画面をテレビに表示して端末側には操作パネルやほかの情報を表示するものもあります。

iPhone テレビに映す 出力する方法 HDMI

Apple 30ピン Digital AVアダプタ:iPhone 4/4s、iPad 2、iPad(第3世代)に対応している

メリットとデメリット

HDMI出力のメリットは、何といってもその手軽さです。ケーブルを接続するだけでiPhoneの画面を出力できるため、出先でもセットアップが簡単です。しかも、利用するアプリを問いません。映画やドラマを楽しんだり、ゲームをプレイしたりと使い方は自由というわけです。

一方、デメリットは有線でつなぐことが必要な点です。テレビと視聴位置が離れている時は、十分な長さのHDMIケーブルを用意しなくてはなりません。また、iPhoneの画面を回転させると、それに応じてテレビ側の画面も回転してしまいます。映画を観たりゲームをプレイしたりする時は、画面が回転しないように固定しておくのがよいでしょう。

なお、Lightning - Digital AVアダプタについては注意点もあります。仕様上は1080pの出力が可能となっていますが、内部でスケーリング処理をおこなって実現しています。つまり、ソースとなる映像が1080pの場合、いったん1600×900のサイズにダウンスケーリングした後、1080pの映像へとアップコンバート(変換)されます。

そのため、1080pのコンテンツがそのまま表示されるわけではなく、ブロックノイズが発生することがあります。また、ゲームについてもわずかに遅延が生じます。シビアなタイミングが要求されるゲームなどには不向きでしょう。

Chromecastでテレビにキャストする方法

iPhone テレビに映す 出力する方法

Chromecastは、Googleが販売しているHDMIドングルです。テレビのHDMI端子に接続して、Wi-Fi経由でスマホやタブレットからコンテンツを再生(キャスト)できます。

といっても、HDMI出力のように端末のコンテンツをテレビに直接出力するわけではありません。またiOSから利用する場合、ミラーリング表示はできません。Chromecastができるのは、YouTubeなど対応アプリのコンテンツをスマホから操作してテレビに表示するということです。

Chromecast ブラック(楽天)

メリットとデメリット

Chromecastのメリットは低価格で入手できる点です。給電に必要なUSBケーブルや電源アダプタなどがセットになって4980円(税込)で購入できます。必要なのはWi-Fi環境のみ。

またiPhoneやiPadだけでなく、Androidスマートフォン/タブレット、Windows、Macといった幅広い機種で利用可能です。特にAndroid端末ではミラーリング表示も実現しています。PCでもChromeブラウザの画面を出力するGoogle Cast拡張機能が用意されており、iOS以外でも活用できるのはChromecastの大きな魅力です。

Chromecast - HD 動画ストリーミング デバイス - Google ストア

※2016年11月22日、Googleは4KウルトラHDおよびHDRに対応する初めてのChromecastとなる「Chromecast Ultra」を発売しました。

グーグル、「Chromecast Ultra」を9720円で発売 4K・HDRに対応

iPhone テレビに映す 出力する方法

一方でデメリットは、対応アプリでしか利用できないということです。iTunes Storeでレンタル/購入した映画や、Apple Musicのミュージックビデオなど、アップルのコンテンツを楽しみたいならChromecastは不向きです。

とはいえ、映像関連では「YouTube」を筆頭に「Hulu」「Netflix」「dビデオ」「ビデオパス」「U-NEXT」「dTV」といったアプリに対応しています。自分が利用しているサービスが対応していれば、アプリの少なさは気にならないかもしれません。

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Chromecastのセットアップ

iPhone テレビに映す 出力する方法

Chromecastのセットアップは、本体と端末の2カ所でおこないます。まずは本体をテレビのHDMI端子に接続し、また電源用のACアダプを接続します。テレビやBDレコーダーにUSB端子があるなら、アダプタを外してUSB経由で給電することも可能です。

続いて、Chromecastを利用する端末から専用アプリ「Google Home」で設定をおこないます。Chromecastの仕組みやセットアップの詳しい手順については、下記の特集を参照してください。

「Chromecast」最新情報まとめ(設定・基本的な使い方・ミラーリング方法・クーポン情報・価格など)

Google Home(旧Google Cast)アプリの使い方

iPhone テレビに映す 出力する方法 Google CastiPhone テレビに映す 出力する方法 Google CastiPhone テレビに映す 出力する方法 Google Cast

アプリを起動すると、「再生可能なコンテンツ」「端末」「アプリを入手」という3つのタブが表示されます。

「再生可能なコンテンツ」には、端末にインストールされている対応アプリの人気コンテンツが表示されています。「アプリを入手」には、30強のアプリが表示されます。

iPhone テレビに映す 出力する方法 Google Cast

Chromecastからコンテンツをキャストするには、対応アプリ(YouTubeなど)を起動します。

コンテンツの再生を開始すると、画面にキャストアイコンが表示されるので、これをタップして出力をGoogle Castに切り替えます。Chromecastがインターネットからコンテンツを受信して再生を開始します。

スマートフォンの画面には操作パネルが表示されて、再生位置などを操作できます。iOSのAirPlayに似ていますが、Chromecastがインターネットへ接続して自分でコンテンツを取得してくるという点が、HDMI出力やAirPlayを利用する方法との大きな違いです。

対応アプリからキャストする方法

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ここでは例として、「YouTube」アプリを利用して動画を再生しています。

画面上のキャストアイコンをタップして、Google Castに出力を切り替えます。

iPhone テレビに映す 出力する方法 Google Cast

画面が切り替わり、操作パネルが表示されます。

スマホから、テレビに表示される映像を操作することができます。

iPhone テレビに映す 出力する方法 Google Cast

アプリを終了しても、映像は流れ続けます。

再生を終了する時は再びキャストアイコンをタップし、[接続を解除]をタップします。

iPhone内の動画や写真もキャストできる

また「アプリを入手」のタブからは入手できませんが、「AllCast」や「Photo Video Cast for Chromecast」といったアプリを利用すれば、iPhoneに保存されているコンテンツ(写真やビデオ、音楽など)をキャストすることも可能です。

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AllCastでは、iPhoneの写真やビデオ、音楽をキャストしたり、InstagramやDropboxなどからコンテンツを受信したりできます。

Apple TVを利用する方法

Apple TVは、iOSを搭載したセットトップボックスです。テレビのHDMI端子に接続して使い、iTunes Storeで映画をレンタル/購入したり、NetflixやHuluなどの動画配信サービスを利用して動画を楽しんだりできます。

iPhone テレビに映す 出力する方法 Apple TV

第4世代のApple TVでは、リモコンに向かって話しかけるだけでコンテンツの検索や再生を代行してくれる「Siriリモート」を採用。また、32GB/64GBのストレージを搭載し、App Storeからゲームやアプリをインストールできるようになりました。このほかApple Musicにもネイティブで対応しています。iPhoneがなくても、単体で様々なコンテンツを楽しめるのが最大の特徴です。

Apple TVを利用するには、Wi-FiまたはLANケーブルを使ってインターネットへ接続します。セットアップでは、Apple TVとテレビをHDMIケーブル(別売)でつないで、電源ケーブルをコンセントに接続します。テレビの入力をHDMIに切り替えるとセットアップ画面が表示されるので、付属のリモコンで必要な操作をおこないます。

iPhone テレビに映す 出力する方法 Apple TV

iPhoneの画面をテレビに出力するには「AirPlay」を利用します。ミラーリングをオンにすることで、iOSの画面をそのままテレビに出力可能です。あとはアプリを操作して、iPhoneに保存されている音楽や写真、動画をテレビに出力します。

iPhone テレビに映す 出力する方法 Apple TV

コントロールセンターや動画の再生画面などからAirPlayを利用して、出力をApple TVに切り替えます。

iPhone テレビに映す 出力する方法 Apple TV

「ミラーリング」をオンにすると、iPhoneの画面を出力できます。

iPhone テレビに映す 出力する方法 Apple TV

画面を回転させると、動きに応じてテレビ上の画面も回転します。

iPhone テレビに映す 出力する方法 Apple TV

動画を出力すると、操作パネルのみ表示されます。

メリットとデメリット

Apple TVのメリットは、アプリを問わずに使えることです。また、ワイヤレスなのでHDMI出力のようなケーブルも不要です。

iPhone テレビに映す 出力する方法 Apple TV

しかし、ネットワーク環境によっては画質が落ちたり、遅延が発生したりすることがあります。また、iPhoneの画面をテレビに出力したいという用途だけを考えると、完全にオーバースペックと言えるでしょう。

第4世代のApple TVは1万5400円(税別)~と高価で、この価格の高さは大きなデメリットです。そこでAirPlayだけあればいいという人は、継続販売されている先代(第3世代)のApple TVもおすすめです。こちらは価格が7000円(税別)と、第4世代のApple TVの半額以下で入手できます(ただし現在、整備済み製品となり、在庫も途切れがちなようです)。

Apple TV - Apple(日本)