iPhoneを初期化して復元する方法、iTunes/iCloudバックアップも解説【パスワード忘れ・LINEなど】

2016-08-19 15:39

iPhoneを初期化して復元する方法、iTunes/iCloudバックアップも解説【パスワード忘れ・LINEなど】

iPhoneには、2種類のバックアップ方法が用意されています。PC(パソコン)を利用した「iTunesバックアップ」と「iCloudバックアップ」です。PCがある時はiTunesが確実ですが、ない時はiCloudを利用します。不調やパスワード忘れなどでiPhoneを初期化した時やiOSアップデート時、また機種変更(下取り含む)する際など、データをバックアップして安全に復元できます。

ここでは、iTunesとiCloudの両方でバックアップし、iPhoneを初期化後にデータを復元するための方法を紹介します。

※iPhone単体によるデータの初期化の手順については、下記の特集を参照してください。

iPhoneを初期化する方法、譲渡や下取り・売るときに知っておきたい手順

iTunesでiPhoneのバックアップをとる(PC利用)

iPhone 初期化 バックアップ 復元

まずは、iTunesにバックアップを作成します。PCにiPhoneを接続し、iTunesを起動しましょう。

デバイスのボタンをクリックしてから[概要]をクリックし、バックアップの画面を表示します。iOSアップデートがある時は、ここで最新のバージョンへと更新しておきます。

iTunesバックアップには、バックアップを暗号化するオプションが用意されています。バックアップ全体をパスコードで保護できるのに加え、メールアカウトやWi-Fiのパスワード、アプリに登録しているユーザーIDやパスワードなども保存されます。

暗号化バックアップは、機種変更でLINEのトーク履歴などを引き継ぐのにも便利です。原則として、利用しておきましょう。

機種変更時にLINEのトーク履歴を引き継ぎ、元通りに復元する方法(iPhone・Android対応)

iPhone 初期化 バックアップ 復元

[このコンピュータ]と[iPhoneのバックアップを暗号化]にチェックを入れると、パスワードが要求されます。入力後[パスワードを設定]をクリックし、[今すぐバックアップ]をクリックすれば、いつでも手動でバックアップをおこなえます。

なお、パスワードを忘れると復元できなくなるので、入力したパスワードはメモを取るなどして、必ず覚えておくようにします。

iPhone 初期化 バックアップ 復元

このような画面が表示された時は、[Appのバックアップを作成]をクリックします。

アプリを復元する時に、アプリのバックアップが必要になります。

iPhone 初期化 バックアップ 復元

バックアップがきちんと完了しているかどうか確認するには、iTunesの「環境設定」を開いて、[デバイス]をクリックします。

バックアップされた端末と日時が表示され、ここで不要なバックアップファイルを削除することも可能です。

iPhoneを初期化してiTunesのバックアップから復元する(PC利用)

iPhone 初期化 バックアップ 復元

最初に「iPhoneを探す」機能を無効にします。「iPhoneを探す」を無効にしないまま復元しようとすると、上のようなダイアログが表示されます。

なくした時に頼れる「iPhoneを探す」の使い方まとめ──アプリ/PCからの操作、紛失モード、オフ設定の場合にできることなど

iPhone 初期化 バックアップ 復元

そのため、iPhoneの[設定]アプリから[iCloud]→[iPhoneを探す]と進み、「iPhoneを探す」を無効にしておきます。

iPhone 初期化 バックアップ 復元

iPhoneを初期化します。iTunesの「概要」にある[iPhoneを復元]をクリックします。

iPhone 初期化 バックアップ 復元

バックアップするか尋ねられるので、[バックアップ]または[バックアップしない]を選びます。

iPhone 初期化 バックアップ 復元

確認のメッセージが表示され、[復元]をクリックするとiPhoneの初期化が開始します。

iPhone 初期化 バックアップ 復元

初期化が完了すると、「新しいiPhoneへようこそ」という画面が表示されます。キャリア設定のアップデートを促す画面が表示された場合は、[アップデート設定]をクリックしましょう。

iPhone 初期化 バックアップ 復元

[このバックアップから復元]を選択し、バックアップを選んで[続ける]をクリックします。

iPhone 初期化 バックアップ 復元

バックアップ時に設定したパスワードを要求されるので、入力して[OK]をクリックすると復元が始まります。復元にかかる時間は容量にもよりますが、およそ10~30分前後と考えておけばよいでしょう。復元が完了すると、iOSの設定アシスタントが表示されるので、iCloudへのサインインやTouch IDの再設定などをおこないます。

なお、バックアップを選ぶ時に[新しいiPhoneとして設定]を選択すると、まっさらなiPhoneとして使うことができます。また、iPadなどの他のデバイスで作成したバックアップデータを選ぶことも可能です。ただしこの場合、カメラロールの写真や互換性のないアプリは復元されません。

iCloudで復元する(iPhone単体で初期化と復元)

PCが(使え)ない時は、初期化と復元をiPhone単体でおこない、復元にはiCloudにバックアップされているデータを利用します。

※以下、iCloudにデータがバックアップされていることが前提の手順です。

iPhone 初期化 バックアップ 復元

iPhoneの初期化は、[設定]→[一般]→[リセット]でおこなえます。

[すべてのコンテンツと設定を消去]をタップし、端末のパスコードを入力したら[iPhoneを消去]を2回タップします。

iPhone 初期化 バックアップ 復元

Apple IDのパスワードを入力して[消去]をタップすると、iPhoneのデータをすべて消去し、工場出荷時の状態に初期化(リセット)できます。

iPhone 初期化 バックアップ 復元

初期化が完了すると、iOS設定アシスタントが表示されるので、手順に従って操作します。

途中、Wi-Fiの設定が表示されたらWi-Fiに接続します。

iPhone 初期化 バックアップ 復元

「iPhoneを設定」の画面では[iCloudバックアップから復元]をタップします。

iCloudにサインインして[次へ]をタップした後、利用規約に同意します。

iPhone 初期化 バックアップ 復元

バックアップを選択します。

iCloudには各デバイスの最新のバックアップが3つまで保存されており、復元するデータを選べます。

iPhone 初期化 バックアップ 復元

バックアップが完了したら、[続ける]をタップ。

Apple IDのパスワードを入力し、Touch IDを再設定します。

iPhone 初期化 バックアップ 復元

また、iCloudキーチェーンは自動で復元されないので、設定する場合はセキュリティコードを入力します。

iPhone 初期化 バックアップ 復元

アプリなどのコンテンツが順次ダウンロードされます。ダウンロードはWi-Fiに接続されている必要があり、ダウンロードが中断されないよう注意が必要です。また、iTunesで同期しているコンテンツ(写真や音楽など)があれば別途同期を実行し、iPhoneに転送します。

以上がiCloudバックアップからの復元方法です。新しい端末に機種変更した時なども手順は同じです。電源を入れるとiOS設定アシスタントが表示されるので、「iPhoneを設定」の画面でiCloudバックアップを選択します。

iCloudバックアップを上手に設定するコツ

iCloudの便利なところは、全自動でバックアップが作成される点です。iTunesを使ったバックアップでは、iPhoneをPCに接続しなければなりませんが、iCloudならワイヤレスで自動的にバックアップされます。

iPhone 初期化 バックアップ 復元

しかし、バックアップに使える無料の容量は5GBと少なく、すべてのデータをバックアップできるわけではありません。容量をオーバーすると、データをバックアップできなくなるため、いざiCloudから復元しようとした時に最新のデータが復元されなかった、ということも起こり得ます。容量は月額100円を払えば20GBに増量できますが、抵抗のある人も多いでしょう。

iCloudの容量が足りなくなる一番の理由は、「フォトライブラリ」です。これをオフにすればiCloudの容量を大きく節約できますが、iPhoneに保存されている写真や動画がバックアップされなくなります。オフにした場合は、Mac OS Xなら「イメージキャプチャ」、Windowsなら標準のインポート機能でパソコンに転送します。iCloudから復元する時は、必ずこれらのデータを転送してから操作するようにしましょう。

iPhone 初期化 バックアップ 復元

iCloudバックアップでバックアップする項目については、iCloudの画面から[容量]→[ストレージを管理]で設定します。

[このiPhone]というメニューをタップすると、iCloudのバックアップリストとバックアップオプションが表示されます。フォトライブラリのほか、不要なアプリをオフにすれば、iCloudの容量を節約できるでしょう。

iPhone 初期化 バックアップ 復元

もしもiCloudのリストが空っぽの場合は、iCloudバックアップが無効になっている可能性があります。[設定]→[iCloud]→[バックアップ]でオンにします。

iCloudバックアップをオンにすると、1日に1回程度の頻度(電源に接続した状態でロックし、Wi-Fiに接続している必要があります)でバックアップが行われます。同じ画面にある[今すぐバックアップを作成]をタップして、手動でバックアップを作成することもできます。