iPhone「書類とデータ」「システム」の容量を減らし、空きストレージを増やす方法と注意点

Safariやメールなどの余計なデータを削除
2018-11-01 19:08
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iPhone「書類とデータ」「システム」の容量を減らし、空きストレージを増やす方法と注意点

iPhoneのストレージの空き容量が足りなくなってきた時、何をしたらよいでしょうか。不要なアプリを削除する? でも、せっかく作ったデータが全部消えてしまうのは避けたい場合もあります。

iPhoneでは、アプリの本体とユーザーが作ったデータを別々に管理できます。やり方さえ知っていれば、不要なものだけ削除してストレージの空き容量を確保できます。

そこで今回は、iPhoneの容量を圧迫しがちな「書類とデータ」「システム」などにフォーカスし、目的に合った方法でストレージの空き容量を増やす方法や注意点などについて解説します。

iPhoneの容量が不足した時、空きを効果的に増やす方法──容量の確認、「その他」を減らす、写真・アプリ・書類データの節約、外付けストレージなど

1.「書類とデータ」を残したままアプリを取り除く

まとまったサイズのストレージを確保したいなら、使っていないアプリを減らすのに限ります。とはいえ、苦労して作ったゲームデータ等を削除したくないということもあるでしょう。

そこで試したいのが、「Appを取り除く」という操作です。これはアプリの削除とは違います。ユーザーが作成した書類やデータを保持したまま、アプリ本体の容量だけを開放する機能です。

たとえば数GBを超えるゲームなど、本体サイズが大きいアプリで特に有効です。何十時間もかけて進めたセーブデータを削除せずに、アプリだけを端末から取り除くことができます。GameCenterやクラウドにセーブデータを保管できなくても、この方法ならいつでも復帰できます。

「Appを取り除く」は、「設定」アプリの[一般]→[iPhoneストレージ]から利用します。[非使用のAppを取り除く]をタップして全自動でまとめて取り除くか、アプリの一覧から手動で取り除きます。

iPhone 容量 書類とデータ

「設定」アプリの[一般]→[iPhoneストレージ]を開いて、[非使用のAppを取り除く]を利用する

iPhone 容量 書類とデータ

アプリをタップして[Appを取り除く]をタップ。サイズの大きなアプリや前回使用してから時間が経っているアプリを手動で取り除ける

2.「書類とデータ」だけを削除する

アプリによっては、使い続けているうちに、古いデータがどんどん溜まっていくものがあります。たとえばメッセージのチャットや、ブラウザが作成するキャッシュファイルなどです。ストレージをものすごく占有しているわけではありませんが、不要なデータが端末に残っているのは気持ち悪いと感じる人もいるでしょう。

厄介なことに、こうしたデータをまとめて削除する方法はありません。一部は「設定」アプリから[一般]→[iPhoneストレージ]の画面で削除できますが、たいていはアプリ別に対処する必要があります。ここでは、その一部を紹介します。

古いメッセージや添付ファイルを削除する

メッセージアプリで写真などを受け取ることが多いなら、書類とデータにたくさんのファイルが溜まっているかもしれません。

ストレージをどのくらい占有しているか知りたければ、iPhoneストレージの画面から[メッセージ]を開きます。「書類とデータ」のところに、写真やビデオなどが項目別に表示されるので、ここを開いて中身を確認しながら削除することが可能です。

一つひとつ削除するのが面倒な時は、「古いチャットを自動削除」のオプションも検討したいところです。1年を過ぎたメッセージや添付ファイルを自動で削除できます。

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[古いチャットを自動削除]をタップして、1年を過ぎたメッセージと添付ファイルをまとめて削除できる

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[大きい添付ファイルを再検討]を開いたところ。添付ファイルを一つひとつ確認しながら削除していける

ブラウザのキャッシュを削除する

Safariには、オフライン用のWebページ(リーディングリスト)や履歴のほか、キャッシュが保存されています。これらはブラウザを使っているうちに、どんどん溜まっていき、ときには数百MBにも膨らみます。

iPhoneストレージの画面では、ブラウザが使用しているファイルがどれくらいあるか確認できます。サイズが肥大化しているようなら、「設定」アプリで[Safari]を開いて、[履歴とWebサイトデータを消去]を実行します。

なおこの操作を行うと、開いているページがすべて閉じます。Webサイトデータもすべて削除されるため、消去のタイミングは慎重に決定してください。

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「設定」アプリから[一般]→[iPhoneストレージ]→[Safari]を開いて、Safariが使用しているファイルサイズを確認する。画面では200MBを超えているのがわかる

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「設定」アプリで[Safari]を開いて、[履歴とWebサイトデータを消去]をタップする

iPhone 容量 書類とデータ

消去後、書類とデータが軽量化された

不要な音楽データを削除する

聴かなくなった音楽がある時は、iPhoneストレージの画面で整理できます。[ミュージック]を開くと、サイズの大きい順にアーティストの一覧が表示されます。

項目を左にスワイプし[削除]をタップすれば、iTunesを使わなくても楽曲データをiPhoneから削除できます。アーティストごとまとめて削除したり、アーティストをタップしてさらにアルバムや曲単位で削除したりすることが可能です。

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「設定」アプリから[一般]→[iPhoneストレージ]→[ミュージック]で音楽を整理する

3. 「書類とデータ」とアプリを両方削除する

アプリもデータも不要な場合は、アプリを削除(アンインストール)します。アプリとデータが占有していた容量は、完全に開放されます。一見シンプルで、何も付け足す必要がありません。

しかし、iCloudのほうはどうでしょう? 端末からアプリを削除しても、iCloudには書類とデータが残っていることが多いのです。これが盲点です。今後も使わないことが確実なアプリなら、iCloudに書類とデータを残しておく理由はありません。これも削除しておけば、iCloudの空き容量を確保できます。

iPhone 容量 書類とデータ

「設定」の[Apple ID]→[iCloud]→[ストレージを管理]でiCloudストレージに保存されているデータを表示できる

iCloudのストレージは、「設定」アプリの[Apple ID]→[iCloud]→[ストレージを管理]を開きます。過去にインストールしたアプリがずらっと並びます。長い間使っていないアプリが見つかるかもしれません。アプリにはそれぞれサイズが表示されています。結構な容量を占めているものもきっとあるはずです。

不要なアプリを見つけたら、アプリをタップして内訳を表示します。画面の中ほどにある[書類とデータを削除]をタップすれば、データが削除されます。定期的にメンテナンスすれば、iCloudの容量を十分に使うことができるはずです。

iPhone 容量 書類とデータ

iCloudストレージ上でアプリを選択後、[書類とデータを削除]をタップして不要なデータを削除する。データは個別に削除することも可能

4. iPhoneの「システム」の容量を減らすには?

iPhoneストレージ画面の一番下には、「システム」という項目があります。システムには、iOSが利用しているデータが保存されており、ユーザーは自由にアクセスできません。しかし、よく見ると結構なサイズを消費していることがあります。

システムの軽量化はできないのでしょうか。もちろん、試すことはできます。方法は端末を再起動するだけ。今回試したところでは、1GB弱の容量を確保できました。環境によっては、まったく開放されないこともあるようです。お手軽にできるので、ぜひ試してください。

iPhoneのストレージ容量を圧迫する「その他」を削除し、空き容量を大幅に増やす方法

iPhone 容量 書類とデータ

iPhoneストレージ画面の一番下に「システム」がある

iPhone 容量 書類とデータ

端末を再起動するだけで1GB弱サイズが小さくなった

検証端末:iPhone X(iOS 12.0.1)