iPhoneでパスコード要求時間を変更する方法──「即時」以外を選べなくなる理由とは

2017-01-13 19:47

iOS:パスコード

iPhoneのパスコード要求時間を「即時」以外に変更しようとしても選択肢が存在しない、と疑問に感じるユーザーがいるようです。

日常的にiPhoneを使う上で気になるセキュリティ対策。なかでもパスコードはプライバシーを守る基本の防壁となるパスワード機能です。

iPhoneでパスコードを設定する方法

このパスコードには、手間を省くことを目的として、入力したあと一定期間内であればパスコード入力を省略できる機能が用意されています。目的は、パスコードの使用率向上。パスコード入力の手間を惜しんでパスコードを使用しないユーザーが少なくないため、短時間であれば再入力を不要とすることでパスコード導入のハードルを下げ、利便性とセキュリティの両立を図っているわけです。

本記事では、iPhoneiPad、iPod touchでパスコードが要求されるまでの時間を変更する方法と「即時」以外の要求時間を選べなくなる場合の理由について解説します。

検証端末:iPhone 6s(iOS 9.3.2)

iPhoneでパスコード要求時間を変更する方法

iPhoneでパスコード要求時間の変更方法を紹介します。パスコード要求時間をある程度の長さに変えれば、スリープするだけで画面がロックされることを回避できます。

iPhoneで自動ロック(スリープ)までの時間を変更する方法──iPadとの違いと低電力モード時の制限も解説

1「設定」アプリを開く

iPhone:設定アプリ

ホーム画面で「設定」アプリをタップします。

2[Touch IDとパスコード]をタップする

iPhone:設定画面

「設定」画面で[Touch IDとパスコード]をタップします。

3パスコードを入力する

iPhone:パスコードを入力

現在使用しているパスコードを入力します。

4[パスコードを要求]をタップする

iPhone:パスコードを要求

「Touch IDとパスコード」画面に移動するので、[パスコードを要求]をタップします。このメニューからロック解除にパスコードが要求されるまでの時間を変更可能です。

5好きな時間を選択する

iPhone:パスコードを要求

「短いほうがより安全です」と注意される

「パスコードを要求」画面では、6パターンの要求時間から好きな時間を選べます。原則として[即時]が推奨されるところですが、ロック直後のパスコード入力を必須にしたくないなら、それ以外の選択肢(1分後、5分後、15分後、1時間後、4時間あと)のいずれかをタップします。

なお、スリープ(自動ロック)になるまでの時間と、パスコード要求時間は関係ありません。たとえば、画面が消灯してスリープに入っても、パスコード要求時間以内ならばパスコード入力なしでホーム画面を表示できます。

なぜ「即時」以外の要求時間を選べなくなることがあるのか?

iPhoneでは元々、デフォルト設定だと[即時]が選択された状態になっています。ユーザーの意志で要求時間を伸ばしてセキュリティを緩めることを許容する方法は、あくまでも例外的な選択肢として提供されているに過ぎません。

ところが、iPhone 5s以降のデバイスでは、[即時]以外の要求時間を選べなくなっている状況にほとんどのユーザーが遭遇することになります。

iPhone:Touch IDを画面ロック解除に使用するiPhone:パスコードを要求

選べるのは[即時]のみ。

その理由はけっこう単純なもの。iPhone 5s以降のデバイスがTouch IDという指紋認証センサーを搭載しているからです。Appleとしては、ユーザーが自身の指紋で容易に画面ロックを解除できるなら、セキュリティを低下させてまで[即時]以外の選択肢をユーザーに与える必要がないわけです。

そのため、Touch IDを[iPhoneのロックを解除]することに使用しない設定にしているデバイスもしくはTouch ID未搭載のデバイスならば、指紋で画面ロックを解除できないので、[即時]以外の要求時間を選べます。

iPhone:Touch IDを画面ロック解除に使用しないiPhone:パスコードを要求

[iPhoneのロックを解除]をオフにすれば、選択肢が増える