iPhoneユーザーなら必ず設定しておくべきなのが、セキュリティの要となる「パスコード」というパスワードです。
おそらく、ほとんどのユーザーがパスコードを設定していると思われますが、パスコードを変更した経験がないというユーザーも少なくないでしょう。パスコードは6桁の数字だけでなく、4桁や8桁に変更したり英数字も混在させたりすることもできます。
本記事では、iPhoneのパスコードを変更する方法について詳しく解説します。
基本:パスコードを変更する方法
まずは、基本となるパスコードの変更方法を解説します。
1「設定」アプリを開く
iPhoneの「設定」アプリを開きます。
2「Face IDとパスコード」をタップ
ホームボタンのあるiPhoneでは[Touch IDとパスコード]となっている
「設定」画面で[Face IDとパスコード]を選択します(iPhone X以降のホームボタンがない機種の場合)。
ホームボタンがあるiPhone(iPhone 8以前およびiPhone SE 第2世代)であれば項目名が[Touch IDとパスコード]となります。
3現在のパスコードを入力
現在使用しているパスコードを入力します。
4「パスコードを変更」をタップ
「Face IDとパスコード」(ホームボタンのない機種であれば「Touch IDとパスコード」)の画面で[パスコードを変更]をタップします。
5現在のパスコードを再度入力する
再度、現在使用しているパスコード(古いパスコード)を入力します。
6新しいパスコードを2回入力する
左:新しいパスコードを入力右:確認のためにもう一度入力
新しく変更するパスコードを入力します(デフォルトでは6桁)。その後、パスコードの打ち間違いがないかを確かめるため、改めて新しいパスコードを入力します。
パスコードを4桁に設定する、カスタムの数字(8桁など)に設定する、英数字コードに設定する場合は、[パスコードオプション]をタップします(詳細は後述)。
新しいパスコードを入力する際、「111111」など他人に簡単に推測できるパスコードに変更しようとすると、「このパスコードは簡単に推測できてしまいます」という警告画面が表示されます。
「111111」など簡単に推測できるパスコードを入力した場合
そのままパスコードに設定する場合は[そのまま使用]を、別のパスコードを入力し直す場合は[パスコードを変更]をタップします。
変更前と同じパスコードを入力した場合
また、変更前と同じパスコードを設定することはできません。変更前と同じパスコードを入力しようとすると、簡単に推測できるパスコードを入力した際と同じ警告画面が表示されますが、そのまま使用することはできないため、新たに別のパスコードを入力し直してください。
7パスコードの変更完了
新パスコードを2回連続で正しく入力すると、パスコード変更が完了します。
応用1:パスコードを4桁にする方法
パスコードに設定できる桁数は、初期状態では6桁となっています。4桁よりもセキュリティが向上するため、原則として6桁を維持したほうがよいでしょう。
それでも4桁に設定したい場合、次のようにして簡単に変更できます。
「パスコード変更」画面で新しいパスコードを入力するところまで進み、[パスコードオプション]をタップ。[4桁の数字コード]を選択します。
左:新しいパスコードを入力右:確認のためにもう一度入力
希望する新しい4桁のパスコードを2回連続で入力すれば、4桁のパスコードへの変更が完了します。
応用2:パスコードをカスタムの数字コード(8桁など)に変更する方法
6桁もしくは4桁の数字で構成されるパスコードだけでなく、カスタムのパスコードを設定できます。この方法を使えば、8桁など任意の桁数のパスコードを設定できます。
新しいパスコードを入力する画面まで進み[パスコードオプション]→[カスタムの数字コード]をタップします。
左:新しいパスコードを入力右:確認のためにもう一度入力
新しいパスコードを入力して画面右上の[次へ]をタップし、新しいパスコードを再度入力すれば変更完了です。
応用3:パスコードをカスタムの英数字コードに変更する方法
一般的にパスコードには数字のみを使用する人が多いですが、英数字を交えたパスコードに設定することでセキュリティはより向上します。
新しいパスコードを入力する画面まで進んだら[パスコードオプション]→[カスタムの英数字コード]をタップします。
左:新しいパスコードを入力右:確認のためにもう一度入力
新しいパスコードを入力して画面右上の[次へ]をタップし、新しいパスコードを再度入力すれば変更完了です。なお、英数字以外にも「- / : ; ( )」などの記号を設定することもできます。
パスコードを忘れたらどうする?
パスコードを変更しようとした際、もしパスコードを忘れてしまったら、iPhoneを初期化するかバックアップから復元するしかありません。
初期化すれば全データが消去され、バックアップから復元すればバックアップ以後のデータが消失してしまいます。いずれにしても何かしらのデータが失われる可能性が高いので注意しましょう。
iPhoneのパスコードを忘れた場合の対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。
検証端末:iPhone XR、iPhone SE 第2世代(いずれもiOS 13.6.1)