【iPhone】iOS 11で登場した「ファイル」アプリとは 使い方をざっくり解説

2018-08-20 16:42
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【iPhone】「ファイル」アプリの意味と使い方

iOS 11では、ファイルを管理するための「ファイル」アプリが追加されています。オンラインにあるiCloud Driveのファイルだけでなく、DropboxやGoogleドライブなどのクラウドストレージに預けているファイルにもアクセスできるアプリです。

PCやクラウドに置いているファイルをiPhoneiPadで使いたいなら、試さない手はありません。そこで今回は「ファイル」アプリの使い方をざっくり紹介します。

「ファイル」アプリとは

「ファイル」アプリ

「ファイル」アプリは、iPhoneやiPadなどに用意されているファイルの管理アプリです。iCloud Driveに保存されているファイルを開いて閲覧したり、編集したりという操作に加え、タグを使った整理や、別のフォルダへの移動(またはコピー)、検索などの操作に対応しています。

「iCloud Drive」アプリが強化

「ファイル」アプリは、iOS 10以前にあった「iCloud Drive」アプリが強化されたものです。

iCloud Drive

デバイス間で書類データを同期できるiCloud Drive

iCloud Driveには、「Numbers」や「Keynote」「Pages」などのアプリで作成したファイルや、PCの「iCloud Drive」フォルダと同期したファイルなどが保存されています。「ファイル」アプリを使うことで、これらのファイルにどの端末からもアクセスできるのが、旧「iCloud Drive」アプリと変わらないメリットとなっています。

「iCloud」の使い方まとめ──バックアップと復元、Drive、写真共有、メール、ミュージックライブラリなど

Dropboxなど各種クラウドサービス上のファイルにアクセス可能

Google Drive/Dropbox/OneDrive

旧「iCloud Drive」アプリ時代と大きく変化したのは、DropboxやOneDrive、Googleドライブ、Adobe Creative Cloudといった他社製クラウドサービスとの関係。複数のクラウドを利用しているとファイルがあちこちに散逸してしまいがちですが、新しい「ファイル」アプリではiCloud Drive以外のクラウドサービスにあるファイルにもアクセスできるようになったのです。

もっとも、他サービスに保存されているファイルの取り扱いは、iCloud Drive内のファイルとは異なります。少なくともiOS 11時点の「ファイル」アプリは、各サービスを一元管理して同じレベルで各種操作ができるわけではなく、あくまでもiCloud Drive以外のサービスのファイルに一元的に"表示できる"レベルに留まっているので、過大な期待はしないほうが失望せずに済みます。

クラウドサービスを追加する方法

iCloud以外のクラウドサービスを利用するには、あらかじめ各公式アプリをインストールし、サインインしておきます。

iPhone:ファイル

「ブラウズ」タブ→[その他の場所]

「ファイル」アプリにクラウドサービスを登録するには、まず「ブラウズ」タブに切り替えて[その他の場所]をタップします。

iPhone:ファイルiPhone:ファイル

OneDriveを追加してみた

利用できるサービスの一覧が表示されるので、追加したいサービスのスイッチをオンにします。[完了]をタップすると「場所」の項目にサービスが追加され、ファイルにアクセスできるようになります。

「ファイル」アプリの便利な使い方

ファイルを開く、編集する

「ファイル」アプリは、PCのファイルをスマートに持ち運ぶことができます。PCの「iCloud Drive」フォルダにファイルを放り込んでおけば、iPhoneですぐに開けるようになりますし、DropboxやOneDriveなどのクラウドストレージを使っている場合も同じです。

iPhone:ファイルiPhone:ファイル

ファイルをタップして内容を閲覧したり編集したりできる

ファイルを開くにはタップします。PDFや画像ならプレビューが表示され、マークアップツールを使って注釈を加えることができます。

対応アプリがインストールされている場合は、アプリを起動して編集できます。たとえばNumbersのファイルなら「Numbers」アプリ、Googleスプレッドシートのファイルなら「Googleスプレッドシート」アプリというように、それぞれの対応アプリが起動します。

iPhone:ファイル

ZIPファイルの内容をプレビュー

Zipファイルの内容(テキストや画像、PDFなど)を閲覧することもできます。ただし圧縮や解凍操作はおこなえません。

ファイルを並べ替える

目的のファイルを効率的に探せるよう、ファイルの並べ替えができます。

iPhone:ファイルiPhone:ファイル

4つの方法でファイルを並べ替える

[日時][名前][サイズ][タグ]の4種類から選び、メニューをタップするごとに昇順、降順が切り替わります。

iPhone:ファイルiPhone:ファイル

タイル表示(左画像)とリスト表示(右画像)が選べる

アイコンの表示方法は、リスト表示とタイル表示を簡単に切り替えられます。切り替えるには、右上にあるリスト表示アイコンをタップするだけです。

タグで整理する

複数のクラウドストレージを利用しているときに便利なのがタグです。「重要」や「ホーム」などのタグをファイルに付けておくことで、同じタグを付けたファイルを1つにまとめることができます。タグを使って整理しておけば、あちこちにあるファイルを、階層をたどらなくてもすばやく取り出せようになります。

iPhone:ファイルiPhone:ファイル

タグ付け

タグを付けるには、ファイルを長押しすると表示されるメニューから[タグ]を選ぶと簡単です。ファイルを開いている状態であれば、共有ボタン→[+タグ]からタグ付けできます。

「レッド」「オレンジ」「ホーム」「仕事」といったタグがあらかじめ用意されているので、タップして選択すればOKです。1つのファイルに複数のタグを付けることや、新しいタグを自分で追加することが可能です。

iPhone:ファイルiPhone:ファイル

「ブラウズ」タブで「ホーム」タグが付いたファイルを絞り込んで表示してみた

ただし、クラウドストレージによってはタグを付けられないこともあります。OneDriveのファイルにはタグが付きませんし、Dropboxはタグを付けてもすぐには反映されません。

ファイルを移動/コピーする

ファイルが増えてきたら、フォルダに整理するとよいでしょう。ファイルを長押しするとドラッグ&ドロップで移動させられますが、狭い画面内での作業はあまり効率的ではありません。

iPhone:ファイルiPhone:ファイル

ファイル選択→フォルダアイコンをタップ→フォルダ選択→[移動]で、任意のフォルダへ移動またはコピーできる

また[選択]ボタンをタップしてファイルを選択し、[移動]またはフォルダアイコンをタップすると、既存フォルダを指定して移動させられます。複数のファイルをまとめて移動させられるので、ドラッグ&ドロップよりもこちらの方法のほうが便利でしょう。

なお、指定したフォルダによっては移動ではなくコピーになることがあります。たとえば、アプリが作成したフォルダ(「Numbers」や「Keynote」など)やDropboxなど他社製クラウドサービスからのファイルの出し入れは常にコピーになります。ファイルが重複することになるので、整理の観点からは微妙な仕様です。

フォルダを新規作成する

iCloud DriveやDropbox、Googleドライブなどでは、フォルダを新規作成することができます。フォルダを作成しておけば、ファイルをフォルダで整理できます。

iPhone:ファイル

【iCloud Drive】フォルダ作成アイコンをタップすれば新規フォルダを作成できる

「ブラウズ」タブ→[iCloud Drive]で「iCloud Drive」画面を開くと、左上にフォルダ作成アイコンがあるので、これをタップ。新規フォルダの名前を入力して[完了]をタップすれば、新規フォルダを作成できます。フォルダの中にサブフォルダを作成することも可能です。

もっとも、フォルダを新規作成できないサービスもあります。たとえばOneDriveではフォルダ作成アイコンがグレイ表示になり、フォルダを作成できません。

iPhone:ファイル

OneDriveはフォルダを新規作成できない

ファイルやフォルダの名前を変更する

複製したファイルに別の名前を付けたいときや、フォルダを好きな順に並べ替えたいときなどは、ファイル名やフォルダ名を変更します。名前の部分をタップすると、名称をその場で変更できます。

iPhone:ファイル

ファイルやフォルダの名前を変更

ファイルを共有する

「ファイル」アプリでは、ファイルをほかのユーザーと共有できます。どのファイルも、メールなどに添付して送信するというオーソドックスな方法が利用可能です。

iPhone:ファイルiPhone:ファイルiPhone:ファイル

ファイル共有

iCloud Driveなら文書の共同編集者/閲覧者としてユーザーを招待できます(Apple IDのユーザー同士でのみ有効。編集には最新のiOS 11が必要です)。招待するには、ファイルを長押ししして[共有]→[人を追加]をタップ(ファイルを開いた状態であれば、共有ボタン→[人を追加])。参加依頼の送信方法を選択して相手を招待し、相手が参加すれば共有完了です。事前に共有オプションとして対象(参加依頼した人のみ/リンクを知っている人はだれでも)とアクセス権(変更可能/閲覧のみ)を設定できます。

iPhone:ファイル

Dropboxのリンク共有機能

また、Dropboxのファイルを長押しすると、「Copy Link」(共有用のURL)を取得してメールなどで送信することもできます(メニュー名は[Copy Link]または[リンクを])。

アプリ「ファイル」をダウンロード
ファイル

検証端末:iPhone 7(iOS 11.1)